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【No.8】コロナが悪い!
退屈、と言うのは止めた。心をすっかり入れ替た(ホンマかい!)脱走計画も白紙に戻し、治療に専念しようと思う。
2月10日夜から急遽入院して、早くも10日が経とうとしている……。
今回、なぜこんな入院騒ぎにまで発展したかというと、おそらく私の不摂生に加えて、コロナが一番大きく関係していると思う。ちょっと長くなりますが、時系列で入院までの経緯を記したいと思う。
2月6日
食欲がなくなって熱が上がってきたけれど、まだ長男と一緒におにぎりを食べたし、アイスクリームを食べていた。
2月7日
翌日起きると、38.5℃の熱になっていて、病院に行こうと思ったけれど、「発熱外来」に行かなくてはいけないという。日曜日だったので、月曜日朝に予約を取って、病院に車を横づけして検査を受けることにする。
2月8日
月曜日には、40℃の熱はあったけれど、まだ運転は辛うじてできていて、PCR検査を受診。翌日の検査結果を待ってくださいと言われる。辛いけれど、寝ているしか仕方ない。吐き下しがこの時に始まっていて、ひたすら横になっているしか仕方がない(それ以外に何か方法があったのだろうか?)。
2月9日
火曜日に陰性の連絡があって、とりあえずコロナでないことが分かる。でも、近所の病院に電話をかけても断られるし、病院探しすら辛くて面倒なので寝ておくことにする。
2月10日
水曜日に実母が乗り込んでくる。聞けば現役時代のコネを使い、近所の診療所で見てもらえるようにゴリ押しをしたらしい。「そこまでしなくても」と言ったものの、もはや歩けない。グラグラする体をなんとか支えながら診療所まで送ってもらい、点滴を受け、血液検査を受ける。
血液検査の結果が「ものすごくひどい」というので、何度か医師から電話をもらったけれど、電話に出る元気すらなくて放置。そのうちに母が来て「入院するよ!」とかなり怖い顔で布団の横で仁王立ちになっていた。
全身が痛くて横になっているのも辛い。仕方がないなぁと言いつつ、入院したというのが事の顛末だ。
今まで早く退院したいと思いつつも、あまり振り返らなかった出来事だけど、考えてみるととても、ひどい。基礎疾患など何もないし、母がなんとか入院までの道筋をつけてくれたから、私はもう元気になっている。だけど、同じように苦しみつつも治療を受けられない人がどこかにいるのかもしれない。
コロナ、もちろんコロナが悪いに違いない。この緊急事態宣言下で誰のせいと言えるはずはない。でも、なんだかこう、煮え切らない気持ちを抱えたのだった。