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秘書じゃないと味わえない喜びを知った日

韓国大手企業の日本支社で、50代役員の秘書を担当していた私。

それまで秘書をやったことはなく、ザ・右も左も分からない状態。

韓国語の翻訳や通訳も任され、特に通訳なんて、初めて聞く専門用語が飛び交ったりするもんだから、通訳として参加しているのに、会議中に一言も発言できなかったことも何度もあった。

とにかく慣れるまで、毎日手探りでてんやわんや。

なんだかんだで、8ヶ月くらいたった頃だったかな。

なんと、担当役員が昇進したのです!!!!!

理事から常務へのご昇進。

すごい・・・のかしら?と最初は思ってたんだけど、

韓国本社からでっかいお花が届いたり、お祝いのメッセージが多方面から届いて、どれくらいすごいのかというのは、実感として伝わってきました。

自分が一生懸命サポートしてきた人が、昇進された!!!

私のサポートがどれだけ役に立ったのかは分からないけど、

なんかめちゃくちゃ嬉しいじゃないか!!!!!!!!!

これかな、これなのかな、秘書のやりがいとか魅力って?って思うくらい。

自分の担当役員が周囲に認められて、出世されて、それを周囲が讃えているこの感じ。

ここから私の秘書モチベーションがグングン上がったのは言うまでもありません。

このタイミングでもう1つ学んだ事があります。

社内外の様々な方々から「おめでとうございます!」と声をかけられている姿を目にした私としても、改めて担当役員に「ご昇進おめでとうございます!すごいですね・・・」とお伝えしたところ、なんて返事が返ってきたと思いますか?

「いやー全然、大した事ないんだよ。皆様のお陰です。」

という返答でした。

なんとも謙虚!!!!!!!

しかも、言い方が、本当に本当に大した事ないんだと、皆様のお陰なんだと、それ以上でもそれ以下でもないという言い方、雰囲気で、

「あー、本当にこの人は心からそう思ってるんだな」と伝わってきたのです。

もう、脱帽です。

一人の人間として素敵な方のサポートができて、本当に有難いなーと思った出来事でした。

私はこの出来事があるまで、仕事にあまり「喜び」というものを感じたことはありませんでした。

皆さんはご自身のお仕事で喜びを感じることはありますか?

それはどんな時ですか?


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