とにかく、モノも仕事も捨てるのが苦手なあなたへ
モノを捨てるのが苦手なのは、私の母です。
ほんとーーーーに何も捨てないのー!!!どーゆーこと!?
お菓子の箱とか、箱とか、箱とかー!!!ハンガーとか、紙袋とか、布団とかー!!!いくつ出てくんねんってくらい溜め込んでいるのですよ!もーどうにかしてw 愚痴です。。。
おばあちゃんが20年前くらいに亡くなって、
おじいちゃんが3年前くらいに亡くなって、
両親は同じ空間に30年以上住んでいて、、、
とにかく、半世紀くらいにわたって蓄積されたモノ、モノ、モノー!!!!!!
実家がモノで溢れているー!!!!!!足の踏み場もない!スーツケースも広げられないのー!!!もー。困ります。。。
業者さんに依頼したら、祖父母の遺品整理だけで30万円近い費用がかかることが判明しました。。。ただ1つ救いだったのが、長らく手付かずになっていたピアノが15万円で買い取ってもらえることになりまして。
ゴミを捨てるのに30万円!!!!!!??????
と思ってたので、祖父がかつて娘(私から見ると叔母)のために買って眠っていたピアノが、良き仕事をしてくれて、ありがとう、おじいちゃん。
ピアノも廃棄するのではなくて、海外のご家庭で中古ピアノとして活躍してくれるそうです。よかった〜。
クレーンでピアノが空を飛んだ時は、「これまでありがとー!いってらっしゃい!次の家庭で愛されて弾いてもらってね〜!」という気持ちでいっぱいでした。
正直、見送る時はとても、とても切なかったです。
私も小学生から中学生くらいまで弾いていたピアノ。それからずっと触ってなかったピアノ。
ピアノって、楽器って、パワーというか、魂が宿っているものなんですね。
そして先程、祖父母の遺品整理が完了しました。良い業者さんと巡り会えて、とても綺麗に、迅速に、心温まる対応をしていただきました。
素晴らしいプロの仕事でした。
思い入れのあるものばかりに囲まれていた、母も、私も、片付けきれないというのが本音。何もかも綺麗に片付けていただいて本当に有り難かったです。
残された人たちには「これだけあればいいんだ」というものだけが残りました。とてもシンプルです。生きるために必要なモノはそんなにたくさん無いのです。
私は2017年の8月から4ヶ月間、世界一周旅行に行ったことがあります。
その時に学びました。
生きていく上で、必要なものって多くないんだなって。
一人の人にLサイズのスーツケース1つくらいです。
祖父母が住んでいた空間を、これからは両親が住みやすい空間になるように、リフォームを進めていく予定です。
遺品整理のプロが入ってくださったからこそ、これから10年、20年のための住環境を考える機会をいただきました。ありがとうございました!
そして、
仕事を捨てるのが苦手なのは、私なのです。
特にWebデザインの仕事を手放すのはとてもとても苦しいです。
60万円以上をかけて身につけたWebデザインのスキル。
ライバル達は素晴らしいデザインをどんどん展開していきます。
有難いことに今、様々な仕事を、一人では抱えきれないくらいご依頼いただいています。
どれもとても大切で、どれも私だからクライアントさんが出してくれている仕事です。
でも、どう考えても、もう一人では首が回らないのです。
どれも心を込めて取り掛かりたいのです。
そんな気持ちの裏腹で、時間は有限。どうしても全てを完璧に、全力投球できない自分がそこにいるのでした。
私は決めました。仕事を手放すことを。
もちろん、クライアントさんは私だから仕事を振っていただいていることは自覚しています。
だからこそ、ディレクションに全力投球すると決めました。
そうだ、私じゃないとできない仕事をしよう。
今は、ご依頼いただいた仕事を、チームで取り掛かっています。
チームメンバーはとても優秀です。
時々感動するくらい、補い合える関係が築けていること、感謝を通り越えて、感動しています。
あなたはモノを捨てることが得意ですか?苦手ですか?
あなたは仕事を手放すことが得意ですか?苦手ですか?
もしあなたがコツコツお仕事を積み上げていったら、いつか仕事を手放さないといけないタイミングが訪れます。覚悟しておいてください。
あなたがコツコツ誠実にお仕事をするからこそ、そのタイミングが訪れるのです。
そのタイミングが訪れたら、ぜひ自分を認めてあげてください。
ここまで来たんだな、って。頑張ったなって。
手放しましょう。きっと、たくさんのことを手放せるはずです。
私は自分に言い聞かせています。手放すことの大切さを。
モノを手放すことも、仕事を手放すことも大事です。
何かを手放さないと何かを手にすることはできないのです。
最近それをヒシヒシと感じています。
あなたは、何を手放しますか?