水瓶座26度「計器チェック」
2019年2月14日午前9時12分、トランジット太陽が水瓶座数え26度へ入りました。水瓶座数え26度のサビアンシンボルをぎゅぎゅっと五文字くらいに圧縮すると「計器チェック」
「♒26計器チェック」の原文チェック。黒字が1925年ジョーンズ版「(ある)液体比重計」。青字が1975年ルディア版「ある自動車整備士が自動車のバッテリーを液体比重計で調べている」。hydrometer は液体の比重を測って成分を知るための計器です。「水圧計」ではありません。
「♒26計器チェック」の番地チェック。水瓶座後半(復路)の、5度ずつに分けた第3グループ(おわり)の、第1度数。どの5度組でも第1度数はグループのテーマをバンと打ちだす。磯野家で言えば第1度数は波平。
ドデカテモリーで見る「♒26計器チェック」番地チェック。♒1で新月(太陽と月の合)が起きたとする。25日間で太陽は25度進み26日目には太陽♒26。同じ日数で月は325度進み26日目には月♐26で太陽とセクスタイル。ドデカテモリーで言えば♒26は「水瓶座の中のちいさな射手座」
サビアンシンボルどこかで見たシリーズ「計測器」。「♒13近未来予測」が気圧計(a barometer)。気圧を計測して天候の変化を推し量る道具。「♒26計器チェック」は液体比重計(a hydrometer)。液体の成分や濃度を比重によって推し量る道具。たとえば自動車のバッテリー液を。
♒13の barometer が気圧計なものだから、それに引っ張られて♒26の hydrometer を「水圧計」と訳している書籍や記事が散見されますが、水圧計ではありません。バッテリーを調べるとき見るのは水圧ではない、バッテリー液(希硫酸)の比重です。適正な濃さかな?ってことです。
hydrometer または液体比重計で商品検索すると、熱帯魚屋さんがよくヒットします。熱帯魚に適した水に調整するための必需品。以前、当番が液体比重計についてツイートしたときは医療関係者のフォロイーさんから「尿の成分チェックにも比重計を使います」とご教示戴きました。
希硫酸のバッテリー液、熱帯魚の入った水槽の水、患者さんの尿。濃さを知りたいからってちょいと指を突っ込んで舐めてみるわけにもいかない液体を調べる計器がハイドロメーター。文明の利器だね!五感では直接確かめることが困難なものを、科学的知識と技術で分析する。
どのサインでも、数え21度から数え25度(後半第2グループ)でそのサインらしさが最高潮に達する。水瓶座なら「♒25強みに特化」で水瓶座ポイントカードが満杯になる。数え26度から始まる最終5度は貯めたポイントを使いきっていく段階。貯めた水瓶座ポイント、何と交換しよう?
第1度数「♒26計器チェック」ではこう考える。貯まった水瓶座ポイントを分析に使おう。体の感覚を使ってじかに確かめられないものを、計測器で調べよう。見えないものを数値化して、計ったり比べたりできるように工夫しよう。
ひとつ前、山羊座の数え26度と比べてみよう。山羊座は地の活動サイン、初冬の地。その数え26度は「♑26滝と虹と妖精」、テーマを打ちだす。滝はその周囲に霧を作る。霧は虹を作る。その虹の中に水の妖精が出没する。本体である滝から離れるほどその存在は希薄に、霊的になる。
水瓶座は風の固定サイン、真冬の風。その数え26度は「♒26計器チェック」、♑26を裏打ちする。♑26では滝から離れるほど捉えどころがなくなる。♒26は希硫酸であるバッテリー液が危険すぎて直接触れることができない。比重計を用いてやっと間接的に中の様子を確認できる。
「♒26計器チェック」の対向シンボルを見てみよう。「♌26約束と祝福」は虹。虹は長い試練の終わりに現れる祝福。ノアの洪水のあと、神が置いた約束のしるし。神のいる天と人間のいる地の仲立ち。人間は天へ直接アクセスできない。神が空へ虹を置くことで天と地が繋がる。
♌26の虹は、人間が直接アクセスできない天と人間のいる地を繋げる。その虹を置くのは神様だ。♒26の液体比重計は、人間が直接アクセスできないバッテリー液(くどいようだが中身は薄めた硫酸、危険物である)と人間の間を安全に繋ぐ。その比重計を置くのは人間だ。
「♒26計器チェック」とスクエアになるのは「♉26熱唱伊達男」と「♏26原住民の野営」。♉26と♏26はオポジション(180度)であり、♌26と♒26がつくるオポジションと直角に交わる。固定サイン数え26度の火地風水が揃いホロスコープを四等分するグランドクロス。
「♉26熱唱伊達男」は愛しい女性へセレナーデを捧げるスペインの伊達男。彼女とひとつになりたい気持ちを恋歌を贈るという文化でラッピングする。「♏26原住民の野営」はキャンプを設営するアメリカ先住民。どこへ引っ越そうとも淡々とその場の環境に合わせて暮らしを営む。
下心いや恋心を歌という文化に包んで飛ばす♉26。腰を低くして新しい環境へ入っていき、そこにあるもので生活の基盤をつくる♏26。虹の架け橋が天地をつなぐ♌26。計器を使って危険なものを間接的にチェックする♒26。固定サイン数え26度は下手(したて)に出て繋がりをつくる。
「♒26計器チェック」とトラインになるのは「♊26風雪に耐える」と「♎26白黒反転」。登場順は最後だが水瓶座は風の固定サイン、まんなかの風。風の活動サイン、天秤座を水瓶座が裏打ちし、風の柔軟サイン、双子座が天秤座と水瓶座のいいとこ取りをする。
天秤座は風の活動サイン、はじめの風。その数え26度は「♎26白黒反転」、テーマを打ちだす。武力の象徴と平和の象徴が互いに入れ替わる。水瓶座は風の固定サイン、まんなかの風。その数え26度は「♒26計器チェック」、♎26を裏打ちする。直接確認できないものを計器で測定する。
双子座は風の柔軟サイン、おわりの風。その数え26度は「♊26風雪に耐える」、♎26と♒26をいいとこ取りする。♎26は見た目が入れ替わり、中身と一致しない。♒26は中身を直接確かめられない。♊26は霜をまとった冬の森で、外側は凍っているが外からは見えない内部は生きている。
「♒26計器チェック」は水瓶座後半(復路)第3グループ(おわり)第1度数(波平)。同じ水瓶座後半の第1グループ(はじめ)、第2グループ(まんなか)の波平ズと比べてみよう。1がテーマを打ちだし2が1を裏打ちし、3が1と2をいいとこ取りする関係はグループ間でも成り立つ。
水瓶座後半第1グループの波平は「♒16働く実業家」、テーマを打ちだす。あらゆる大志や理想の裏にビジネスあり。誰かが実務を担う必要がある。水瓶座後半第2グループの波平は「♒21失望した女」期待は裏切られ幻想は消え去る。パンドラの箱の底には「現実の人生」が残る。
水瓶座後半第3グループの波平は「♒26計器チェック」、♒16と♒21をいいとこ取りする。誰かがその仕事をする必要がある(♒16)、期待や幻想ではなく現実を見る必要がある(♒21)。しかし直接バッテリー液には触れられないので計器を用いてモニタリングする(♒26)
水瓶座後半(復路)第3グループ(おわり)第1度数(波平)の「♒26計器チェック」と水瓶座前半(往路)で対になるのは同じ第3グループ第1度数の「♒11霊感との直面」。♒11は霊的領域から降りてくる霊感と直に向き合う。♒26は計器を差し込んでバッテリーの様子を間接的に知る。
うまれたときのホロスコープで「♒26計器チェック」はどのハウスにある? 2019年2月14日の太陽はそこを照らした。穴埋め #アストロ短歌 で確認しよう
「○○○○で(五音・ハウス) 理路整然を(水瓶座) 意識する(太陽) 乗車の前に計器チェックを(♒26)」
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