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我ちくわぶを愛す

色んな年のおでん話とちくわぶ話のツイートまとめ。当番はちくわぶをこよなく愛す。

【2020年10月17日】
4室射手座14度太陽「こんな冷たい雨が降る日には何ひとつ考えずにボーッと作れる名のある料理がいいねー!」

1室乙女座2度月「イェェェイ!」

太陽「あったかくて汁気があって煮るだけでいいやつがいいねー!」

月「イェェェイ!!」

太陽「おでんだよ!」

月「おでんだー!」

というわけで大根を下煮しています。

これから卵も茹でます。

沸騰してから冷たい卵を入れて8分茹でのゆでたまごをひとつ剥いてあったかいうちに食べる。今日のおやつ。

おでん鍋保温中(超原始的)。この後毛布もかけた。夕食までこのまま放置。

※原始的保温調理についてはこちら

はっっっ!ちくわぶ!!ない!!!

ちくわぶ買いに行く……ちくわぶのないおでんだなんて……

スーパーでちくわぶが最後の1本。なあにみんな今夜はおでんなの?

ちくわぶを追加して包みなおした鍋。ネコがいるわけではない。

【2020年11月14日】

今夜の夕食、これ作りました。おいしかった!明日の朝は鶏肉ときのこの出汁が出たおでん出汁でおでんうどんにします。ちくわぶも入れました。鶏ときのこと白だしのエキスを吸ったちくわぶおいしかったです。

ちくわぶ。ちくわでもなければ麸(小麦のグルテンだけを取り出したもの)でもないのにその名もちくわぶ。おでんだね界のトルコキキョウ(トルコ原産ではなく中南米原産、キキョウ科ではなくリンドウ科)的な存在。しかし当番はおでんのちくわぶをこよなく愛する。おでんのちくわぶばかり食べたい。

当番さんちのおでん、元々はちくわぶが入ってなかったんだ。おでん調理権が当番へ移ってから当番の判断で入れるようになった。ちくわぶの存在を知ったのは村上朝日堂か何かで読んだからだったと思う。

おでん、こどもの頃は嫌いだったな。苦くてからくて変な匂いがするおかずだと思っていた。自分で煮るようになってから好きになった。今思えば「苦くてからい」は大根を下茹でしなかったせい、「変な匂い」は練り物と昆布の煮すぎが原因だった。そこを対策したら、おでんを食べられるようになった。

大抵のものを上手に調理する当番母、おでんだけはなぜか下手だったのよね……「だって茨城に来るまでおでんなんかうちで煮たことなかったんだもの(熊本でも東京でもおでんは買うものだったらしい)」とは当番母の言である。

【2020年11月23日】
今夜の予定はちくわぶ入り豚の生姜焼き、付け合せは繊切りキャベツ、なめこと絹豆腐のお味噌汁、きのうの豆サラダ。

ちくわぶ入り豚生姜焼きとは、薄めの切り落とし肉(しゃぶしゃぶ用でも構わない)でタレ多めの豚生姜焼きを作り、最後に小口切りのちくわぶ(下茹でしておく。下茹でが面倒ならば600Wの電子レンジで2分ほどチンしておく)を投下して生姜焼きのタレを全部ちくわぶに染み込ませた危険なおかずである。

「ちくわ」ではなく「ちくわぶ」である。いやちくわ入れた豚生姜焼きもおいしいけど。東京近辺のおでんによく入っている、ちくわでも麩でもないのにちくわぶと呼ばれる例のあの小麦粉の塊である。

下茹でちくわーぶ!輪切りにしたのを浮いてくるまで下茹ですると、ちくわぶに渦巻き状の層があるのがよく見える。小麦粉と塩と水を練った後、薄く延ばして棒にぐるぐる巻いて、いちばん外側に型で縦筋をつけて蒸すのだよ。下茹ですることでこの層の間に隙間ができて、味が沁みやすくなるのだ。

「ちくわぶ」を九州方面の方に馴染みある表現で説明すると「ちくわみたいな形にしてある『だご』」です。「だご」だから薄切りにして具沢山味噌汁の中に入れて煮てもおいしいよ。

照りよく仕上がったね。

下茹でしただけのもひと切れ食べたし、炒めながらまたひと切れ食べたし、食卓に出すとちくわぶから売れていくし(生姜焼きのタレとお肉の脂を吸ったちくわぶおいしいよ)。

【ちくわぶ入り豚の生姜焼き】
好きな部位の薄切り豚肉を使う。小間切れ・切り落とし・しゃぶしゃぶ用も可

豚肉に生姜焼きのタレと片栗粉を揉み込んでおく。生姜焼きのタレは各自お好みの甘さ辛さ生姜の分量があるだろうからここでは書かない

ちくわぶは1cm厚の輪切りにする

ちくわぶを沸騰したお湯に入れ、浮いてくるまで茹でてザルに取る

フライパンに油を熱し、肉を炒め、肉に焼き色がついたらちくわぶと炒め合わせる

ちくわぶがタレと脂を吸い込んで照りがでてきたら好みでゴマを振る


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