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夢と薬と海王星の話
Twitter(自称X)過去ログから、夢の話。
【2021年10月27日】
夢の中で漫画原作らしいテレビドラマを観ていた。途中から始まり、途中で中断して外出しなくてはならなかったので後で検索して配信を探そうと思ったところで目が覚めた。夢か。あのドラマも原作の漫画もないのか。残念。
夢がみんな脳の情報整理中に起こる再構成ガラガラポンなのだったとしたら、あんな再構成ができる脳すげえなーと思ってしまう。夢を記録して再生できる装置がほしい。
でも目が覚めてから再生してみたら「なんだこれ、実際に夢の中にいたときと違って何の面白さも怖さもない」とかになるのかもしれない。夢は面白かったり怖かったりリアルに思えたりするんだけど、それを「面白い・怖い・リアルだ」と感じるのは「夢を見ているときの感受性が覚醒時とは違うから」かも。
いや実際にどうなのかはわからないけれど。たとえば「あんな夢を記憶の再構成から作れる脳すごい」ではなくて「実は夢がすごいのではなく、夢を見ているときの自分の脳が感度3000倍で、シラフだと断片的でしょぼいものがすげえスペクタクルに見えている」だったりはしないのだろうか。
「レム睡眠が始まったなあというときに寝ている人の手に水滴を垂らすと溺れている夢を見ておねしょをする」って言う話があるじゃない。現実としては「手のひらに水滴が落とされた」というしょぼい感覚なんだけど、レム睡眠中の脳味噌はそれを針小棒大感度3000倍に受けとめてしまうのだとしたら?
だとしたら、夢を記録しておいて後から醒めた目で再生してみても、同じ感動は味わえないのかもしれない。それだったら、夢を記録しておいて後から再生するよりも「夢を見ているときの感度3000倍状態の脳味噌」を再現して、それでしょぼい現実を見たほうがすごいものが見られるのではないかと。
あ、そうか。「目が醒めているけれど感度3000倍でしょぼい現実をキラキラスペクタクルに感じとれるような状態」を求めてヒトはアルコールとかあやしいキノコとかあやしいクサとかを摂取するのか(当番ステイ、ステイ)。
感度3000倍なんて缶チューハイ2本で言ってしまっていいの
当番は下戸なので本当に缶チューハイ2本で感度3000倍になったり嫁さんになれよだなんて電柱に話しかけたりしてしまいかねない。
ここまでツイートしてみて「あ、これひょっとしなくてもひらばさん案件(※後述)に片足つっこむ話だったな」と思った。そして通知欄を見たらひらばさんがハート押してったことが確認できてデスヨネーと思った。
西洋占星術的には、当番朝からずっと海王星(夢と酩酊状態)の話をしている。
他に形容がないしめんどくさいから「当番は下戸である」と称しているが。実のところ「飲酒欲がない」に近く、まったく飲めないわけではない。あと、飲んで酩酊してもひたすら眠たくなるだけで、陽気になっちゃったことは覚えている限りではいちどしかない(そのときは数学の問題を解いた)。
お酒を飲んで「今なら何でもできるような気がする」みたいな状態になったのは後にも先にもいちどきりで、そのときは今なら数学の問題が解けそうな気分になったので解いたら解けた。あのとき確かに当番は普通の状態ではなかったと思う。シラフなら当番はまず数学の問題を解こうとはしない。
飲みすぎて吐いたことがないし(吐く酒量に達する前に寝落ちしてしまう)、翌朝の二日酔いも経験がない(二日酔いする酒量に達する前に寝落ちしてしまう)。付き合いで2杯くらいまでは飲めるけれど、積極的にお代わりがほしいと思ったことはない(飲むものはほしい)。ヤケ〇〇するならお菓子がいい。
ヤケ酒よりはヤケチョコレート、甘党当番です。
当番があやしいお薬に手を出さないのは
「注射こわい」
「錠剤をのみこむのが下手で今でも失敗しがち」
「鼻から吸い込む?鼻うがいさえ上手にできない不器用さなのに??」
「耳鼻咽喉科の吸入器でウエップとなるレベルで何かを吸い込むのが苦手」
という不器用なカラダのせいです。
「手のひらいっぱいの錠剤を酒で流し込む」みたいなことが物理的に困難である当番がお薬の濫用に走るには大量の「おくすりのめたね」が必要である。
これがチョコレートみたいな甘いものにヤバいお薬が練り込んであり、薬自体も甘く、のみ込まずに口の中で溶かせばいいだけだったりしたら多分危なかった。
【2025年1月22日追記】
文中に登場するひらばさんというのはTwitter(自称X)で当番と相互フォロー関係の方です。人間に様々な作用をもたらす植物及び菌糸類にとても詳しい人。
なお「チョコレートみたいな甘いものにヤバいお薬が練り込んであったら多分危なかった」と書いたところ、上記のフォロワーさんとはまた別の相互フォロワーさんから「マリー・アントワネットのピストル」をご紹介いただきました。薬が苦くてのめないとこぼすマリー・アントワネットのために、宮廷薬剤師が薬をチョコレートでコーティングすることを考案したという。フランス王妃の「おくすりのめたね」はチョコレート味。
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