年筮に初挑戦
ソロ活占い師の仕事術サポートフォーラム＆研究所（メンバーシップ掲示板）に「冬至の年筮」へのお誘いが公開されていました。冬至の日に易を立てて、その卦でこの先1年がどんな年になるかを占うわけですね。
準備するモノ。
八面ダイス×２と、六面ダイス×１ ←これがいちばんスタンダードですが、八面ダイスをお持ちの方はそんなに多くないですよね。
八面ダイスをお持ちのそんなに多くない人間のひとりがこの当番でございます。なんなら数字の八面ダイスではなく、易のためのダイスを持ってる、ほらこれ。
八卦が漢字表記してある八面ダイスふたつと、漢字表記の易仕様六面ダイス。六面ダイスは一般的なものとどこが違うかというと「1」の目は「初」、6の目は「上」表記になっているところ。
Q 当番さん西洋占星術アカウントなのになんで易ダイス持ってるの
A 当番さんアストロダイスを集めてたらいつの間にかこれも買ってたの
他にもあるのよアストロダイスじゃない占術ダイスコレクション。
あるのよ……翡翠照子先生＆ウラナイ8易の会の『基礎からわかる易の完全独習』だって持っているのよ……
持っているだけで使わなかったら意味ないじゃない、ねえ。去年手に入れて1年2ヶ月寝かせてしまったけれど、いい機会だから年筮に初挑戦してみたらどうかしら当番。noteへ残しておけば1年後にどんな年だったか振り返れるし。今日公開予定だった記事も進捗まだ脳内です状態だし。今朝noteを開いて『易ワールドへのお誘い』公開通知が来ていたのも天の采配的な何かではなくって？
よし、やりましょう。ちょっと手を洗ってきます。
（戻ってきました）
はい、振ったよ！ ピンクが下卦で「震（しん）」、黒が上卦で「艮（ごん）」、二爻。なるほどわからん。わからんので本を見ながらひとつひとつ書いていきます。
まず「震」「艮」の漢字から八卦のかたちがパッと出てこないような体たらくなので、そこから書く。こうか、こうだな？ 「震」は下から陽・陰・陰。「艮」は下から陰・陰・陽。八面ダイス、漢字だけではなくて八卦の記号も彫ってあるタイプを買えばよかったなあなどと思いながら、まあこうして書けば覚えるだろうとも思う当番。
まだ卦の名前も調べていない状態で当番が受けた第一印象。上下が塞がっていて中が空洞。蓋付きの容器みたいだな。
『基礎からわかる易の完全独習』には79ページに六十四卦早見表があって、図形から名前と番号が引けるので助かる。この組み合わせは27番「山雷頤（さんらいい）」、158ページ。
『基礎からわかる易の完全独習』には卦の英語名も併記してある。The Corners of the Mouth 「口の両端」、なるほど上下が閉じていて中が空洞のもの、言われてみれば「口」だわね。……歯や胃腸のトラブルがあるときにもよく出る？ 身に覚えがありまくるわね？？ 歯はずっと大工事中だし、今の薬を使っている限り胃のトラブルとはオトモダチ。ああ、あと発言……言うべきでないことを言ったり、言うべきことを黙っているなどお口のトラブルにも注意、ですか。気をつけよう。
上は山（艮）で動かない、下は雷（震）でよく動く。上顎は動かないけれど下顎は動く。「山雷頤」の「頤」って何だ？ と検索したら、「下顎」のことでした。音読みは「い」、訓読みは「おとがい」。本当だ「おとがい」で「頤」に一発で変換できる。
……そのまんまだ、そのまんまだな「山雷頤」？ 「上が山で、下が雷で、おとがいだよ」って意味だったのか。
その辺にあったメモ用紙（A6サイズ）にチョコチョコ書いていく。これに日付を入れて158ページ「山雷頤」に挟んでおくのさ。
英語の卦名に添えられたProviding Nourishment（滋養を与える）。これには馴染みがある。当番のN土星が♋18我が子のために地を掘り餌を探す母鶏のシンボル持ちだからな。生きるためにまず身を養う必要があり、そのためには額に汗して糧を得る必要がある。刻苦勉励。
「山雷頤」の二爻なので之卦は「山沢損（さんたくそん）」。歳下・目下に養ってもらおうとしてはいけません、はい。楽してもうけようとしてはいけません、はい。41番「山沢損」は200ページ。損して得取れ。人のために自ら差し出しましょう、はい。あと、未来のために痩せましょう当番、はい。
「やることはわかっているはずですよね。そうしろって主治医に指導されていますよね。この先もそれを忠実にやるんですよ、わかっていますね」的な卦が出ました。適量を食べて貪らず、言うべきことは言って無駄口を叩かず、お口の健全な運営を。歯を磨き言葉を磨き、清く地道に生きましょう、はい。SNSに荒っぽい言葉を書かないように、はい。
……はい。
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