![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/125037869/rectangle_large_type_2_2993ac385f5a3c8d682735f8d1196f4d.png?width=1200)
天秤座14度「回復タイム」
2018年10月6日16時36分、トランジット太陽が天秤座数え14度へ入りました。天秤座数え14度のサビアンシンボルをぎゅぎゅっと五文字くらいに圧縮すると「回復タイム」
![](https://assets.st-note.com/img/1691359336085-8SiY4uZ0bH.jpg?width=1200)
「♎14回復タイム」の原文チェック。黒字が1925年ジョーンズ版「A noon Siesta (ある)真昼のシエスタ」。青字が1975年ルディア版「In the heat of the noon hour a man takes a siesta. 真昼の暑さの中ある男がシエスタを行う」
![](https://assets.st-note.com/img/1691359397109-jyvYhj16Xo.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1691359397312-vdo5UU237d.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1691359397438-Ax3LOarvWk.jpg?width=1200)
「♎14回復タイム」の番地チェック。天秤座前半(往路)の、5度ずつに区切った第3グループ(おわり)の、第4度数。どの5度組でも第4度数は第3度数を裏打ちする。第3度数は第1度数と第2度数のこども。磯野家で言えば第4度数はマスオ。
「♎11教授は老眼」が波平。目を傷めてまで文献を読み、研究を進める。「♎12資源の採掘」がフネ。肺を傷めてまで山を掘り進み、石炭を持ち帰る。「♎13夢みる力」がサザエ。しゃぼん玉遊びに何の犠牲も必要ない。割れても次々と虹色の球を空へ飛ばし続ける。
「♎14回復タイム」はマスオ。前度数「♎13夢みる力」を裏打ちする。♎13は儚く消えるしゃぼん玉を吹いて遊び続けるこどもたち。♎14は暑さを避けてシエスタをとるおとなの男。天秤座前半第3グループの子世代(第3度数と第4度数)は「がんばらない」コンビ。
シエスタ(siesta)はラテン語の hora sexta(第六時)に由来するそうだ。日の出から約6時間後、「お昼どき」だね。第6時間に昼休憩をとるので、時間の名前がそのままその時間にする行動の名前になった。このあたり日本の「おやつ(八つ時、つまり午後2時~3時に何か食べて休憩する)」に似ている。
シエスタはスペインの風習。1日のうちでいちばん重い食事をお昼にとり、その後消化を助けるために休憩をとる。必ずしも昼寝(仮眠)をするわけではないが、満腹すると眠気をもよおすので眠る人も多い。また、夏場は最も暑くなる時間帯に活動を避けるという目的もある。
♎13のこどもたちはしゃぼん玉遊びをしている。♎14の男はシエスタをとる。彼らはあくせく働くということをせず、遊んだりダラダラしたりしている。大切なのは、♎13も♎14も、そうやって遊んだりダラダラしたりすることを「認められている」というところ。
人生の中のひとつの期間として、こども時代は「遊ぶこと」や「夢をみること」が認められている。スペインでは1日の中のひとつの習慣として「昼食後に2時間ほど休憩すること」が認められている。遊びや休憩が「必要なもの・当然のこと」と認められているということはとても大事。
身体に負担のかかる活動をした後は、体力が回復するまで休憩が必要だ。それが労働であっても、食事であっても同じこと。あまりに暑いときに活動するのも身体に毒だ。身体をいたわる、休みをとる。それをする時間を定期的に設け、習慣にするというのが♎14のシンボル。
「♎14回復タイム」の対向シンボルを見てみよう。「♈14蛇の誘い」は男と女の間でとぐろを巻く蛇。禁断の果実を食べておとなになるか、それとも神様のいい子のままでいるか? 人間たちは果実を食べて自分たちのあるがままの姿を知ったが、それを恥じて無花果の葉で股間を隠した。
♈14のアダムとエヴァは裸の自分に初めて気付いたが、それを恥じて隠した。それで楽園を追放された。♎14のシエスタマンは裸の自分を隠さない。働いたら疲れる。腹が一杯になったら眠くなる。休めば体力が回復する。横になって昼寝をすることで人はひととき楽園へ里帰りする。
「♎14回復タイム」とトラインになるのは「♊14以心伝心」。双子座は風の柔軟サイン、おわりの風。その数え14度はテレパシーの会話。互いに離れた(tele)心(pathos)と心が直接繋がるのが telepathy 。ことばの壁、物理的な距離、すべての制約から自由な交流。
天秤座は風の活動サイン、はじめの風。その数え14度は真昼のシエスタ。♊14のテレパスたちは物理的・言語的な制約を飛び越えて心と心で直接接触する。♎14のシエスタマンは労働や義務という制約を脱ぎ捨てて素の自分に戻る。人間だって生き物だ。食休みくらいとるのが健全だ。
「♎14回復タイム」とスクエアになるのは「♋14闇を見る修行」。蟹座は水の活動サイン、初夏の水。その数え14度は北東の広大な暗闇を見つめるとても老いた男。大アルカナの「隠者」のように老人は真理を求めて暗闇を見つめる。
天秤座は風の活動サイン、初夏の風。その数え14度は真昼のシエスタ。♋14で老人が見つめる「北東」は太陽が最も低く沈む方角。そこを太陽が運行する時間帯は日本で言うところの丑三つ時だ。これはシエスタの時間帯の真反対にあたる。♋14は夜中に起きている。♎14は真昼に眠る。
「♎14回復タイム」は天秤座前半(往路)第3グループ(おわり)第4度数(マスオ)。同じ天秤座前半の第1(はじめ)、第2(まんなか)グループのマスオズと比べてみよう。1がテーマを打ちだし2が1の裏打ちをし、3が1と2のいいとこ取りをする関係はグループ間でも成り立つ。
天秤座前半第1グループのマスオは「♎4皆で火を囲む」、同じ焚火から放たれる温もりを皆で分け合う。第2グループのマスオは「♎9先人の遺産」、たとえ巨匠は世を去ろうとも、人は「私淑する」という方法で作品を通じ学んでいける。♎4と♎9をいいとこ取りして♎14がうまれる。
天秤座前半第3グループのマスオは「♎14回復タイム」。シエスタはスペインの人々に共有されている(♎4)習慣だ。現代の人々だけでなく先人も(♎9)、スペインではシエスタをとってきた。シエスタを描いた名画も遺されている。先人の知恵を見習うことはいつだって可能だ。
うまれたときのホロスコープで「♎14回復タイム」はどのハウスにある? 2018年10月6日の太陽はそこを照らした。穴埋め #アストロ短歌 で確認しよう
「○○○○で(五音・ハウス) バランスとって(天秤座) 生きていく(太陽) お昼食べたら回復タイム(♎14)」
【♎14回復タイム をより深く理解するための比較対象シンボルリスト】
♏14電話開通(となりのサイン)
♐14金字塔(60度)
♑14歴史は繰返す(90度)
♒14ショートカット(120度)
♈14蛇の誘い(180度)
♊14以心伝心(120度)
♋14闇を見る修行(90度)
♌14俺の歌を聴け(60度)
いいなと思ったら応援しよう!
![星見当番](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45510619/profile_83121aeecfd074be742b50e4318c6623.jpg?width=600&crop=1:1,smart)