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Zufelt の The Zodiac and You

2023年7月10日のツイートまとめ。

懐かしい本を取り寄せた。 #アストロお嬢様部 の7月定例会スペースでも紹介した、1996年の講談社英語文庫 The Zodiac and You

これもう流石に絶版なのよねー。古本でもあまり見かけない。高校生が副教材として辞書を引きながらひとりで読めるレベルの易しい英語で太陽サイン占いを解説している本。

構成は12サインの解説(神話と性格)、惑星、二極三区分四元素、恋人専科と称して簡単なサインアスペクトによる相性。占星術の本としては本当に初歩の初歩、英語学習中の日本人なら高校生レベル、英語話者なら小学生レベルだけど「まず12サインを満遍なく把握したいアストロいちねんせい」にもいい本。

本文78ページ、巻末の詳細な語註まで入れても100ページに満たない薄い本だけど(英語に興味のある中学高校生がひとりで読めるように作ってある本なんだ講談社英語文庫は)、少ないページ数と平易な語彙で基本をしっかり押さえてあって「(最初は)こういうのでいいんだよ、こういうので」っていう内容。

語註はね、当番が担当させてもらえるなら占星術用語をちょっと差し替えさせていただいても?と思う感じ。でも「火、地、気、水」とか「基本相、不易相、変易相」(語註を作った先生がそう訳している)も西洋占星術界の和訳として一般的ではないというだけであって、これはこれでわかりやすいと思う。

そして当番がこの Zodiac and You(Zufelt)でいちばん好きなのはこれですね。「〇〇座はナントカだけど(〇〇座の長所)あまりカントカ(〇〇座の次に来るサインの長所)ではない」で12サインを一周するやつ。12サインの長所を形容詞ひとつに凝縮して同じ構文を連ねていて、シンプルでとてもいい。

牡羊座は活発だがあまり忍耐強くはない
牡牛座は忍耐強いがあまり融通はきかない
双子座は融通がきくがあまり愛情深くはない
蟹座は愛情深いがあまり人を信用しない
獅子座は人を信用するがあまり慎ましくはない
乙女座は慎ましいがあまり情け深くはない
天秤座は情け深いがあまり自立心はない
蠍座は自立心があるがあまりおおらかではない
射手座はおおらかだがあまり責任感はない
山羊座は責任感があるがあまり社交的ではない
水瓶座は社交的だがあまり繊細ではない
魚座は繊細だがあまり活発ではない

そして

牡羊座は活発だが……に戻る。

射手座の open but not very responsible が当番の個人的な笑いどころ。ちょっと驚くのが蠍座の independent と水瓶座の sociable だけど、この辺りは Zufelt先生と当番の感覚の違いかも。ともかく、この12サイン一周リレー構文はとてもいい。サインの性質を踏まえた形容詞12個用意したら無限に作れる。

こども向けと言えばこども向けなんだけど、英語教材としても占星術本としてもなかなかいい入門編なんですよこの本。復刊しないかなあ。挿絵もカラーですごくいいんですよ。もう27年も前の本なんだけど。

当番がこういう易しい語彙でアストロいちねんせいお助けツールを作っていることの源流のひとつは、間違いなく Zufelt の Zodiac and You なんですよ。いつだってアストロいちねんせいの人数がいちばん多いのだから、Zodiac and You くらいの易しい語彙で説明すればより多くの人に届くと思ってるんです。

当番の四歳児対応語彙シリーズ。四歳児にわかりやすい語彙は四歳児以上のみんなにもわかりやすい。

「今はもう新品では手に入らないけど、これいい本だったんだよ皆にもパラ見してほしいなー!」って本を持ち寄っておすすめポイントを語ったり実物を自由に見てもらったりするブックトーク会やりたいなー

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