ここにあったか全身鏡
2024年7月19日、朝。体内年齢が73歳まで下がったぜ! イェー! どうもおはようございます、体内年齢が高くて意識が低いダイエッター(投薬・食餌・運動の三つ巴で加療中)、星見当番です。
2024年5月19日にチョコザップ通いを始めてから、丸々2ヶ月が経ちました。5月19日から6月18日までで31日間、6月19日から7月18日までで30日間、合わせて61日間。チョコザップで運動をした日数はそのうち31日間。平均して2日にいっぺん、週に3回ちょっとは筋トレと有酸素運動に励んでいる計算になります。偉いな当番! 1回の運動は無酸素運動(筋トレ4種目)20分と有酸素運動(エアロバイク)20分の合わせて40分という短さではあるけれど、ちゃんと運動続いてるな!
休日は運動着のままチョコザップまでテクテク歩いていって、平日は仕事着のままチョコザップへ立ち寄って運動しています。外出予定のある休日はお出かけ着を着つつ運動着(半袖Tシャツとジャージのパンツ)をバッグに突っ込んでいって、用を済ませてからチョコザップの更衣室で着替えています。平日の、猛暑日や大雨の予報が出ているような日も仕事着にプラスして運動着を持っていき、更衣室で着替えます。乾いた仕事着で筋トレするのには耐えられても、濡れた仕事着で筋トレするのは耐えがたいので。
今日はその、チョコザップの更衣室の話。チョコザップには一般的なスポーツジムにあるような「男女別に分かれていて鍵のかかるロッカーが置かれた共同更衣室」はありません。あるのは鍵のかからないオープンな「荷物置き棚」と、可動式の板壁で四方を囲んであって内側から施錠できる「おひとり様使用が前提の個室型更衣室」だけです。どこのチョコザップでも同じ規格なのかはわかりませんが、当番が利用している店舗では「扉はスライド式・錠はトイレの個室鍵に似た簡単なロック・カーペット敷で靴を脱いで入室・奥の壁は全面鏡」という仕様です。面積は「ちょっと広めの試着室」くらいあります。身長170cmの当番が更衣室の真ん中に立って、両腕を肩の位置で水平にのばしてひと回りしてもどこにもぶつからないくらい。そうですね、畳2枚並べた正方形くらい、つまりはひと坪ってところでしょうかねえ。
この前、ちょっとした用事でおしゃれワンピースを着て外出したあと、地元まで帰りチョコザップの更衣室で運動着に着替えているときにふと思ったのですよ。「この更衣室、ちょっと広めの試着室くらいあるじゃん? 明るくて壁一面ぜんぶ鏡で、全身が映るし鍵もかかるじゃん?」って。そして思ったんです。「当番は、運動着で来て運動着で帰るのではなく、毎回この更衣室で着替えをしたほうがいいのではないか」って。
どういうことかと言うとですね。当番、お洋服屋さんの試着室が苦手なんです。体が大きくて当番サイズの服は店頭に置いてないことが多いので、着るものはだいたい通信販売で取り寄せて自宅で試着、合わなければ返送です。下着、具体的に言えばブラだけはプロにフィッティングしてもらう必要があるので専門店へ出向いて試着しながら買うのですが、それも年にいっぺん行ければいい方。つまりは得手不得手以前に「試着室で全身鏡の前に立ち、自分の体がいまどう見えているか、服や下着は本当に自分の体に沿っているかを直視する機会」が本当に本当に、少ないんです。
機会が少ないから、ますます試着室が苦手になる。ちゃんと服を着込んだ状態で映るお手洗いの全身鏡や、試着室の外に置いてある姿見、街のショーウィンドウに自分を映してみるのならまだ耐えられます。半裸でひとり試着室の全身鏡を見つめるのが苦手です。ちょっとサイズがきつくて赤い痕が残っている肌だとか、試着のために着ている服を脱いだらボサボサになってしまった髪だとか、緊張で汗ばみ、お化粧が崩れた顔だとかを直視するのがつらい。あるいは、体の線が出ないユルユルの服で甘やかされたダルダルのお腹を直視するのがつらい。外からは「いかがですかお客様ー?」と明るく声をかけられる。焦りと羞恥心で冷や汗が噴き出る。
自宅でなら落ち着いて試着ができます。でも当番の自宅には全身が映る大きな姿見はないのです。前は持っていたけれど、割ってしまって以来新しい全身鏡を買えていません。お風呂の脱衣場の鏡はどんなに後退してみても膝までしか映らない。靴まで履いての全身チェックは外出先の姿見でしかできないし、下着姿での全身チェックは下着屋さんの姿見でしかしたことがありません。
でも。チョコザップの個室更衣室で着ていたワンピースをバサッと脱いで、下着姿でTシャツとジャージのパンツに着替えているときにピコーン! と天啓が来たわけですよ。「この更衣室で毎回着替えて、このでっかい壁一面の鏡で全身チェックすればひょっとして当番の『お洋服屋さんの試着室怖い病』が治るのでは?」「鍵がかかるわけだし、自撮りで体型変化の記録も取れるのでは?」「今は体型を変えていく途上にあるわけだし、この更衣室で自分の体を直視することに慣れていけば、いずれ半年後ぐらいにサイズが大幅に変わったとき、お洋服屋さんの試着室に入ることにも抵抗がなくなるのでは?」
チョコザップのね、更衣室で着替えている途中の当番、鏡に映った顔が全然緊張してなかったんですよ。ここなら外に店員さんはいない。一般的なジムの更衣室ではないから、同じ空間で着替えている同性の目はない。鍵もかかるから、誰の目も気にする必要がない(まあ天井が開いているので「壁をよじ登って上から覗く」とか、不特定多数が使うわけなので「前に利用した人が中に盗撮用のカメラを仕込む」とかの可能性はあります)。リラックスした状態で鏡の中の自分を直視できる。これ、いけるんじゃないかしら。
土足厳禁の更衣室なので「靴を履いた状態での全身バランスチェック」はできないのですが、更衣室から出るとマット敷きのストレッチスペースがあり、そこのスペースも壁面がすべて鏡になっています。マットの上も土足禁止ですが、マット外に立つなら靴を履いた状態で全身のバランスチェックが可能。ということは、です。当番はちょっとしたお出かけ用のお洋服を着て、ちょっとしたお出かけ用の靴と小物を持ってチョコザップへ行って、そこで全身バランスチェックをすればいいのでは? 何ならお出かけ用のお化粧もしていってバランスチェックをすればいいのでは? 自宅に全身映る大きな姿見がないのなら、気に入る姿見を手に入れるまでチョコザップの巨大な鏡を代わりに使えばいいのでは?
なにしろ2日にいっぺんの割合で運動をしに行っているわけなのだから、もはや別宅のようなものでは? しかも掃除はスタッフがやってくれていて、当番は運動したいときに行けばいいだけの便利な別宅。なんとコンビニエント。コンビニジムだけに。
2日にいっぺん、毎回あの「お洋服屋さんの試着室によく似たおひとり様用更衣室」で着替えて自分の体を直視する経験をあと4ヶ月くらい積み重ねていけば、さすがに慣れてくると思うんですよ。4ヶ月って120日でしょう。2日にいっぺんくらい行くとして60回も見れば、そしてその60回の間にどんどん体が締まっていく(締まるようにトレーニングする)のであれば、たぶん11月辺りにはお洋服屋さんでいっぱい試着する度胸だってつくと思うんですよ。
そして、その頃には「一般的なお洋服屋さんに当番の体が入る服が置かれている状態」になるはず、なんです。つまりは当番が、「取り寄せなくてもそこら辺のお店で、フツーに吊るしてある服を試着ができる体格になる」はず、なんです。うまくいけば。あと4ヶ月ではどんなに投薬と運動をがんばってもMサイズとは行かなくて、たぶん「お店に置いてあるいちばん大きいサイズが試着できる」レベルだとは思うんですけれど。店頭に置いてあるサイズがXSからXLまでの展開ならXLが入るレベル。でも今、当番が着ているのはお取り寄せ限定の2XLとか3XL、たまに男性用のXLか2XLですからね(男性向けトップス、XLだとバストが入らないことがあります。身頃のカッティングが平坦なので)。
なりたいなあ、フラッと入ったお店で取っかえ引っ変えじゃんじゃん試着できる体格、フラッと入ったお店でじゃんじゃん試着できる肝の据わった性格に。当番も今年の誕生日が巡ってくるまでには自問自答ガールズの仲間入りをするんだ。そしてJJGタグを付けてnoteを書くんだ。よし、言挙げしたぞ。当番の誕生日は12月5日です。