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『大孤立時代のサバイバル法』トークイベントを聴いてみた

星見当番です。Twitter(X)で交流のある元井さん(@BeVi56174065)がトークイベントに出るというので、アーカイブ配信を聴いてみました。『大孤立時代のサバイバル法』、80分ちょいのトーク動画です。まだアーカイブは買えるはずです。元井さんツイートのリンクを貼っておきます。

元井さん、noteもなさってます。最新記事はこちら↓

当番がアーカイブ動画を視聴して感じたことを Twitter(X)に連投したので、そのまとめを当番 note にも残しておきます。以下、ネタバレを避けつつの感想。

元井さんのトークイベント、配信で視聴したぞー!

「『孤立』を防ぎ、人と繋がる」にはどうすればいいか? がテーマ。トーク内容の具体的なネタバレをせずに広くゆるーく要点を言えば「『他人に何を与えるか』によって『人と繋がれる』か『孤立するか』が分かれる」だと思う。

「ギバー(与える人)、テイカー(貰う人)、マッチャー(与えた分だけ貰う、または貰った分だけ与える人)」で言ったら「テイクすることを求める前に自分からギバーになろう」という話に近いな、と当番は受け取った。でも、「ギバーになろう」と言っても「価値あるものを差し出そう」という話ではなく。

「差し出せる価値ある何かを持っていなかったら『ギバー』になんかなりたくてもなれない」という話「ではなく」。「『自分自身に』それほど価値ある何かを持っていなくたって『相手が嬉しいこと』をしてあげる」という「与える」はできる。たとえば「応援」であったり「感想」や「理解」であったり。

SNSでは、たとえ「ヘイター(他人を憎み責める人)」であっても、見る人に「何か」を与えてしまっている。「マイナスの何か」であっても、「与える」は「与える」だ。与えているつもりが本人になくても、見る人は「受けとってしまう」。そこら辺について自覚的になった方がいいよね、と思った。

主観性と客観性のエピソードが面白かったな。元井さんの調子が悪かった頃、お医者様に「元井さんには客観性が足りない(主観ばかりになっている)よね」と指摘された話。具体的にはトーク動画自体を見てほしいんだけど、「孤立する・行き詰まる」って「主観ばかりになって客観が不足する」なのかも。

それから、ちょっと占いアカウントの端くれっぽい感想を言ってもいいかな。トーク内で元井さんが提案した「コネクター(人と人を繋ぐ役割のひと)」。この役割はまさに「火地風水の『風』」だなと当番は思ったの。「風(大気)」それ自体は希薄なものだけど、温度を混ぜ合わせ音を伝え雲や雨を運ぶ。

「風」自体には特筆するほどの実体はないのに、吹けば砂を運び木の葉を運ぶ。同じように「コネクター」となる人は本人に特筆するほどの何かはなくても(※特筆すべき何かがあったってもちろん構わない)、人と人を繋ぐことができる。風が気流を作るように人脈を作ることができる。

「コネクター」が「風」なら「ファン」や「サポーター」は「水」かな、なんてことを元井さんのトークを聴きながら思ったりした。当番は西洋占星術脳なので。きっと「火」や「地」の役割も探せばどこかにある。「人と繋がる・孤立を防ぐ」となれば「くっつく性質」の「湿」元素である風や水の出番だね!

あまり色々書くと本当にネタバレになってしまうので、具体的なことはアーカイブ動画を視聴してほしい。当番からは、こんな感じです。占いやる人は占いの観点から聴いても面白いトークだと思うよ!

(↑以上、トーク動画を視聴した当日、2023年9月3日夜の連続ツイート。↓以下、一夜明けて2023年9月4日の朝に思い出して追加した連続ツイート)

あ、思い出した。昨日見ていた元井さんのアーカイブで「『誰と友達になりたい』という具体的な相手はいないけれど友達はほしい、ではなくて『誰と友達になりたいか』『友達になりたい誰か』を見つけよう」という話。「『誰と友達になりたい』はないけど友達はほしい」って「恋人」でもよくある話だなと。

「『誰と付き合いたい(自分がよくしてあげたい)』はないけれど、『付き合ってくれる(自分によくしてくれる)誰か』はほしい」って状態にある人、対象が「友達」でも「カレカノ」でもいるんだよね。ついでに言えば「伴侶」や「こども」や「ペット」対象でコレだって人さえもいる。「個別性」がない。

相手や自分の「個別性」がわからないと「それぞれ異なる個別性を『繋げる』」ということができない。「個別性のない『自分と友達に/カレカノに/伴侶に』なってくれる誰か」というものはいなくて「『個別性のある誰か』と『個別性のある自分』が友達に/カレカノに/伴侶になったりならなかったりする」

西洋占星術アカウントの端くれっぽい話をすると「その人の個別性」というものは「火地風水」の4エレメントで言えば「火」や「地」に象徴される。ざっくりと言えば「火」は「何に意欲的で、何にはそうでもないか」ね。あなたと私は「何に燃えるか」が違う。「地」は「身体性」ね、あなたと私の体は違う。

「自分は何に『燃える』か」「自分は何に『意欲的』か」という「火」の要素はね、「何を『面白い』と思うか」とか「何に『興奮する』か」と言い換えてもいい。これは本当にみんな違う。「自分も他人も、何に『燃える』かは同じだ」と思ってたら「自分は『個別性』がわからないんだな」と思った方がいい。

「私やあなたの体」や「私やあなたの感覚」は「地」の方。私とあなたの体は違う。あなたがごはんを食べても私は満腹にはならない。私が芋を食ってもあなたの尻から屁は出ない。同じ物を持ち上げても重いと感じる人、軽いと感じる人がいる。同じ力で掴まれて、この人は平気、でもあの人は痣になる。

「自分では『これくらいやっても相手は痛くないだろう、怖くないだろう』と思う力加減で触ったのに相手は痛い怖いと嫌がった。嫌われた。相手の反応がおかしい」と思ったことがあるのなら、「自分は『体と感覚の個別性』がわかっていないんだな」と思った方がいい。

元井さんのイベントでは「孤立しない」「人と繋がる」が大きなテーマだったから「繋がる」「繋げる人(コネクター)になる」という「風の要素」や「共感する・応援する」という「水の要素」が前面に出ていたけれど。

その「風(繋げる)」「水(好きになる)」の後ろに「個別性」の「火と地」がある。

これ「『人と繋がる』天秤座(風)」の180度反対側に「『オレの個別性』牡羊座(火)」があるのと同じ。「『惚れたあなたに尽くしたい』蠍座(水)」の180度反対側に「『私の満足はコレだ』牡牛座(地)」があるのと同じ。「異なる『個別性』がある者同士」だから「繋がる」も「尽くす」も起こる。

「自分の『個別性』がよくわからなくて、他人の『個別性』はもっとよくわからない。ただ『誰でもいいから自分によくしてくれる相手』がほしい、誰でもいいから繋がってほしい、誰でもいいから尽くされたい」これが暴走すると『千と千尋の神隠し』の「カオナシ」になる。「カオナシ」は「個別性」がない。

(↑以上、2023年9月4日朝の連投。↓以下、同日の夜にこの記事を編集しながら加筆したくなった note 書き下ろし)

『大孤立時代のサバイバル法』トークで元井さんが取り上げていた「SNS上でのキャラクター(役割)」の件。トーク内では以下の6種類が紹介されていた。

インフルエンサー(説明不要だね、自分の言動で他人に影響を与える人)

ヘイター(強い憎悪を持ち、怒りを振り撒く人。責める対象を探している人)

サイレントマジョリティ(いわゆるROM専。RTはするけれど自分の意見を自分では言わない人)

ファン(これも説明不要か。好きなものや「推し」を応援する人)

コネクター(人と人を繋げる人。自分の知っている人を別の人へ紹介する人)

イベンター(催し物を主催して人の集まる機会や場を作る人)

元井さんおすすめの「(人と繋がるために演じるといい)キャラクター」は「ファン」「コネクター」「イベンター」。「『好き』で繋がるファン」、「人と人を繋げるコネクター」、「催し物の企画と幹事をつとめるイベンター」。これを聞いて当番、ちょっと自分のSNS活動の棚卸しをしてみたくなった。星見当番、「ファン活」「コネ活」「イベ活」できているかな(※)!

(※「ファンになる」「コネクターになる」「イベンターになる」というのは「『ファン』『コネクター』『イベンター』という肩書きを得る」ということでは「なくて」、「『実際にファン活動をする』『実際に人を人に紹介する』『実際にイベントを企画し主催をする』という行動をする」だと当番思いますのね)

【星見当番のファン活動】
当番、ブラウザゲーム『刀剣乱舞』のキャラクター、「膝丸」のファンです。2022年12月25日に『刀剣乱舞』を原作とする2.5次元ミュージカル『源氏兄弟双騎出陣2020 SOGA』を視聴して以来、膝丸沼に落ちました。想定外……! 「ナイス皺の紳士にしか関心がない」と自他共に思われていた当番が、皺ひとつない美丈夫に沼落ちしました……この歳になってこんなに若い推しができてしまうとは当番さんぜんぜん思ってなかった……!

膝丸沼、楽しいです……ミュ(※ミュージカルの略称)で膝丸を演じた俳優「高野洸」のファンになり、更に「とうかぶ」こと『刀剣乱舞歌舞伎』で膝丸を演じた上村吉太朗丈のファンにもなり(生で見た歌舞伎丸、かっこよかった)。オリジナル概念香水オーダーサイトで「膝丸概念香水」をオーダーしてみたり、刀剣乱舞二次創作小話を書いたりしています。あとミュ膝丸(高野洸)が出演する別ドラマを観たりとか。タイアップ広告に出たので化粧品を買ったりだとか。

あ、ファン活動の一環で宣伝しておこう。当番が現在沼っている俳優さん(ミュの膝丸、高野洸)が宣伝している化粧品のやつ、これです。

それと、「歌舞伎の膝丸(上村吉太朗丈)」他が出演した『刀剣乱舞歌舞伎』が2024年春! 映画館で観られるようになるので! 観てほしい!

【星見当番のコネクト活動】
当番の知ってる人を別の誰かに紹介する活動。はて、当番、SNSで誰かを誰かに紹介したっけかな? この分野は自分でも手薄な気がするので、今後もっと力を入れていくべきかな? ……とちょっと考え込んだのですが。

ひとつだけ思い当たるフシがありましたね。そういえばTwitter で非モテについて語っている元井さんに行き当たったとき、その語りが西洋占星術アカウントである当番から見ても大変面白かったものだから当番側の同好の士(占いアカウントの皆さん)向けに「見て見て!」と拡散したかもしれない。

元井さんのお話、西洋占星術アカウントから見ると「ホロスコープの縦軸・横軸」や「火星と金星」「木星と土星」「月と太陽」「火地風水」あたりで翻訳できるんですよ。また、元井さんご自身がタロット使いでもあるので占いの語彙で会話ができるんですね。「非モテ」「孤独と友達作り」の話と「占い」話の接続、面白い! もっとそこ、接続しよう、広げよう……ということで、これが唯一心当たりのある、当番が「コネクター」として行動した実績。

【星見当番のイベント活動】
はい! はい!! 星見当番、たまにイベントの企画立案及び司会をやっております!!!

直近では #月と太陽読書会 こと「『月と太陽でわかる性格事典』読書会」を3回(オフライン2回、オンライン1回)。その他、実は2014年から断続的に初心者向け西洋占星術のワークショップ・講座を複数回開いております。#ポップアップ出生図カード 講座、 #アストロ短歌 講座、 #ホロスコープを描こう 講座、そして #アストロダイスでサブウェイチャレンジ 講座。

2023年夏には七嶋ナオ先生とのダブル講師講座「西洋占星術イメージマップ講座」第1回も開催。これも涼しくなったら第2回以降の企画を立ち上げる予定です。

真夏はお休みしておりましたが、涼しくなったら再開予定の Twitter Space 上のイベント #アストロお嬢様部 もございます。このアストロお嬢様部では、当番が出題者・解説者・司会を務める、通称「定例会」の他に「自分が出題・解説・司会に挑戦したい人」に練習と発表の機会を設ける「臨時会」もおこなっています。西洋占星術の基礎知識が必要、かつ、「お嬢様ことば縛りで喋っていただく」というハードルはありますが、将来的に西洋占星術系イベンターやアストロ同人誌制作などに挑戦したい人の見守り・手助け・締切までの尻叩き等を当番がいたします。我こそはというチャレンジャーはお気軽に当番までメッセージをください。

と、最後は当番活動の宣伝めいてしまっていますけれども。でも、大事だと思うんですよ「自分の活動実績の棚卸し」。「人と繋がるために『ファン』にならなきゃ、『コネクター』や『イベンター』にこれからなっていかなくちゃ」と気負うと「でも、どうすれば『ファン』や『コネクター』や『イベンター』になり始めることができる?」と立ちすくんでしまうかもしれない。

だけど、ひょっとして棚卸しをしてみたら、もう既に小さく「ファン活」「コネ活」「イベ活」やったことがある自分に気付くかもしれないよ?

最近、SNSで「自分は〇〇のファンだ」と語ったことがある、とか。自分が推しているアーティストの投稿をRTで拡散した、とか。小さな「ファン活」だよね。

最近、SNSで誰かに「自分のフォロイーで〇〇さんって人がいるんだけどね」「その〇〇さんがこんな文章/作品を公開していてね」と紹介したことがある、とか。「フォロイーさんの記事を読んで感想を書いてみた」とか。小さな「コネ活」だよね。

最近、SNSで「人を誘ってオフ会をした」とか。「お題を告知して、時間を決めて、Twitter Space の司会をした」とか。小さな「イベ活」だよね。

棚卸ししたら、あなたも結構やっているかもよ。もう「小さな一歩」を踏み出していた自分に気がつくかもよ。誰かのイベントに出て、誰かのツイートや note を読んで、そしてその感想を書きついでに「自分はこんなことを始めてるよ/こんなことをやってみたいよ」とネットへ公開してみるところから「人と繋がる」をやってみてもいいんじゃないかな。当番は、そう思います。


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