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訳者は天才シリーズ2・洋柄の和名

2012年7月辺りのツイートまとめ。

時々、日本語が出てこなくて困ることがある。銀座の伊東屋で木版千代紙の展覧会をやってた時、「縞」という言葉が出てこなくて反省した。

私「私あれが好き。左から二番目のあの粋なストライプ……ストライプ?!」
友「ストライプ……」
私「縞って言うべき?」
友「かも」
私「だね、縞だ縞」

その後しばらく、その友人と横文字ではない模様の呼び名を思い出す作業をしてた。

友「チェック」
私「格子柄」
友「市松模様もチェック…の一種だね」
私「碁盤縞もね」
友「昔の翻訳少女小説っぽい、それ」
私「『揃いの青い碁盤縞の上っ張りを着せられるんです』」
友「それそれw」

舶来の模様のうち、dotを「水玉模様」、hound's tooth checkを「千鳥格子」と呼び変えた江戸末期だか明治初期だかの日本人のセンスはパねぇ、ということで私と友人の意見は一致している。

ヘリンボーンがherring boneだったのは逆に英国人の言語感覚にびっくりだわ。日本語だと「杉綾」ね。千鳥格子と違って杉綾模様のツィードなんて言い方、それこそ古い翻訳小説でしかお目にかからないけど。


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