「次は自分が書くつもり」で読む、次は実際自分でも書く
2020年8月5日のツイートまとめ。『誕生日妖精うらない』はすごいぞという話。
玉紀先生の昨日見かけた記事が見つからない……ブックマークしたはずなのに……「占いへの理解を深めるには自分で本を書いてみるといい」っていう一文が入ってる記事はどれだったか……。「本を書いてみる」は効きます……「他の先生が書いた本を『自分が書くとしたら』という目で読み返す」も効きます。
この記事でしたー!
「お客様から「占いを長く勉強しているけど、なかなか上達しない」というご相談を伺うことは少なくありませんが、「なんとなく眺めてなんとなく知ってる」状態に止まっているケースが少なくないようです。」
↑ここからのパートが「それー!」なのです。
「基礎部分の語彙を増やす大切さ」っていうパートね。「脳内でわかっていると思っていること」をいちど脳の外に出してみて、自分以外の誰かに伝えてわかってもらえそうか検討してみる。「自分のための占い」なら脳内理解で済ませられるけれど「他人を占う」は脳内ではできませんからね。
「『自分の脳内にあるものをはじめて脳の外に出す機会』がお客様の前」って爆死の危険性大よ。「書いてみる」はお薦め。自分の歌を録音して聴き直すみたいにまず書いてみて読み返す(喋る鑑定をしたい人は自分の喋りを録音して聴く)。
プロの先生が書いた本を見て、章立てや各項目の文字数平均を確認してみる。同じ章立てや文字数で(たとえば「太陽サインと月サインの組み合わせ」)、「自分が書くなら」どう書くか考えて書いてみるといいよ。最初は字数が少ない、多い、出ると思う。たぶん多くなる。そこをどう削るか考えて書く。
「えっ、当番『自分が書くつもり』で占いの本を読んでるの?」読んでます。いや書くとは言ってない、書くとは(※)!そうじゃなくて「『自分が書くとしたらという仮定』で読んでいる」……完成した本を読みながら「どうやってこの本を書いていったのか」を考えている……のですよ……
(※2024年追記。そういえばアストロ同人誌なら書きました。書きましたねえ……)
本を出したことはないけれど、講座をしたことがないけれど、「もし自分がそれをすることになったら?」と想定して「誰かに伝えるための資料を作り、実際に発表をしてみよう」というのが昨秋(※2019年)に3ヶ月かけて取り組んだ #占いクラスタおとなの自由研究会 でした。コロナがなければ2020年も開く予定だった!
そうそう、それで畏れ多くも「『自分が本を書くとしたら』目線で読んでいて『この限られた文字数でここまで易しく、でも基本を押さえて書ききるの当番にはムリだよープロすごいよー!』と机に突っ伏してバンバンした本」が『西洋占星術基本の「き」正・続』と『誕生日妖精うらない』でしてね……
これが当番の手元にある『誕生日妖精うらない』現物。こんなかわいい小学生児童向けの占い本だけど、すごいんですよ。十干×十干の相性百通りを名刺の半分くらいの枠に百文字ちょっとで、文字数に不公平が出ないよう揃えて書いてあるんですよ。しかも小学生に伝わる語彙で。
これがどれだけすごいことかは、自分でやろうとしてみればわかります。次は自分がこれをやろうと思って読んでみるだけでも震えが来ます。しかもこの百通り相性の原稿を、みずまち先生一昼夜で書いたっておっしゃるんですよ。当番絶句、そして震撼。
2023年には電子書籍化もした『未来がわかる!?ドキドキ☆ハッピー誕生日妖精うらない』、おとなでも手に取りやすくなりましたよー。BOOK☆WALKER や Amazon Kindle で購入できます。読んでみて、すごいんだから(ノシ 'ω')ノシ バンバン
【2024年追記】
「先達のしていることを『次は自分がやるつもり』で観察して、分析して骨子を掴み、真似してみる」は「尻叩き妖精シリーズ」でも当番言ってます。第二夜と第三夜で。「『次は自分が書くつもり』で読む、次は実際自分でも書く」はお習字で言う「目習い手習い」みたいなものです。
あっ、そういえば誕生日妖精うらないと尻叩き妖精、妖精つながり。