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原始的保温調理で豆を煮る
2022年12月4日ほかのまとめ。原始的保温調理は時間がかかるけれど、秋冬の雨が降る週末なんかにやるとなかなかよいものです。
【2022年12月4日】
きたーく。保温調理で茹でた金時豆がふっくらトロトロにゆだっている。ちょっと長く保温しすぎたな、割れてる(しかしおいしい)
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保温調理の茹で豆
鍋に水を張り、乾豆を一晩水に浸しておく
豆が吸水してふくれたら鍋を火にかける
鍋の中身が沸騰したらいちど茹で汁を捨てる(茹でこぼし)
豆の鍋に新しい水を入れて再び沸騰させる
沸騰させる間に「バスタオル・古新聞3枚」をテーブルに広げて重ね、中央に鍋敷きをのせる
豆の鍋が再沸騰したら鍋に蓋をし「バスタオル・古新聞3枚・鍋敷き」の上にのせる
鍋全体を古新聞とバスタオルで順にぴったり包み、3時間~半日※ほど開封せずに放置しておく
※固めの茹で豆が好きなら3時間、やわらかトロトロが好きなら6時間程度
茹であがった豆はサラダやスープに使う
鍋は厚手で蓋がしっかり閉まるもの推奨。片手鍋よりは両手鍋が包みやすい。土鍋でも可
中綿入りの鍋帽子や専用保温鍋があるならもちろんそれを使っても可
茹であがった豆は汁気を切ってジッパー袋に入れると冷凍保存も可能
当番は水煮にしただけの豆が好き。かためポリポリ食感の豆は粒マスタードドレッシングで和えてサラダに、やわらかめホクトロ食感の豆はスープやカレーの具に、ただ茹でてあるだけのものをスプーンで掬って食べるのも好き。甘煮にしないでお砂糖とかメープルシロップとかちょっと垂らして食べるのも好き。
みつまめとか豆かんとかに入ってる塩茹での赤エンドウも好きですね……豆大好きなの、月が乙女座のせいだろうか……
【2024年10月27日】
時間は丸一日かかるけれど手間はそれほどかからない茹で豆、やるね。夕方5時に作業開始して食べられるのは翌日夕食。
乾燥豆(大豆や金時豆、白インゲン豆)200g入りひと袋を蓋付きの両手鍋(水が2リットル入るもの)に入れ、水を2リットル入れて蓋をする。ここまでで作業時間5分程度。このまま翌朝まで浸水させる。
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翌朝必要になるので
鍋敷きひとつ
鍋を包める大きさの古新聞見開き3枚
鍋を包める大きさのバスタオル1枚
を用意しておく。ひざ掛け毛布的なものがあるならそれも用意するといい
翌朝9時半。豆が戻ったので茹でていく
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豆を加熱している間にバスタオル1枚・古新聞見開き3枚を1枚ごとに向きを変えながら重ねておく。中央に鍋敷きを置く。
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10分も加熱すれば沸いてくるので一旦ザルにあげて湯を切り、新しい水を張ってまた沸くまで加熱する。皮が剥けている豆があるけれど自家消費用だから当番は気にしない。
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再び鍋の中身が沸いたら火を止め、バスタオル古新聞鍋敷き複合体の上に鍋をのせ、古新聞とバスタオルでキャベツのように1枚ずつ順番に鍋を包んでいく。あれば上からハーフブランケット等かけておくと更に保温力が上がる。このまま安全な場所で6時間ほど放置する。大変原始的な保温調理である。
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小さいお子さんやペットの手が届かないところに置くことだけ注意。特に犬や猫、ほんのりじんわりぬくいので暖を取りに寄って来がち。
3時間も保温すれば食べられる硬さ。トロトロにしたければ6時間保温。
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タマネギ・セロリ・キュウリ、みんな粗みじんに切って塩揉み、マイユ種入りマスタードたっぷり・オリーブ油・酢で野菜を和えてちょっと水分出てきたタイミングで水気を切った茹で豆をどっさり。
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混ぜ合わせれば金時豆のマスタードサラダ。乾燥豆を茹でるのがめんどくさいならドライパックのサラダ豆ミックスで作れる。当番はちっちゃいサラダ豆ミックスじゃ足りないから自前で茹でるけれど。
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余った茹で豆は冷凍。後日トマトスープに使うんだ。
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原始的保温調理、二重構造の保温調理鍋や電気調理器による保温調理を普通の鍋とそこら辺に転がっている古新聞とバスタオルで実行するシンプルな調理法です。電力と燃料をそれほど必要としないやりかた。古新聞の断熱性もなかなかどうして捨てたもんじゃない。見た目がちょっと野営っぽい。
大きなお鍋とたっぷりの水を使うと冷めづらい。きっちり沸騰させてから熱いうちに断熱するのがコツ。豆を煮る以外に根菜類たっぷりの煮込みなんかもうまくできる。ふろふき大根・おでん・ポトフあたりが向いている。包むのにコツが要るけれどプリンや茶碗蒸しもスが立たずきれいに作れる。
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