魚座12度「入会試験」
2019年3月2日午前6時27分、トランジット太陽が魚座数え12度へ入りました。魚座数え12度のサビアンシンボルをぎゅぎゅっと五文字くらいに圧縮すると「入会試験」
「♓12入会試験」の原文チェック。黒字がジョーンズ版「入会者たち(イニシエイツ)の(ある)試験」。青字がルディア版「あるオカルトの聖域内で、新たな入門者たちが検分され、人格を試されている」
「♓12入会試験」の番地チェック。魚座前半(往路)の、5度ずつに分けた第3グループ(おわり)の、第2度数。どの5度組でも第2度数は第1度数を裏打ちする。磯野家で言えば第2度数はフネ。
initiate イニシエイトは「新規参入者/入門者/新参者」。 initial イニシァルは「最初の/先頭の」。initiative イニシァティヴは「主導権」。initiation イニシエーション は何かに新規参入するときの最初の儀式。♓12の新参者たちはそれを受ける資格があるか検分されている。
「♓11求道者たち」が波平、テーマを打ちだす。無知蒙昧のくらやみを照らすひとすじの光明/啓示を求めて道なき道を行く。「♓12入会試験」はフネ、波平を裏打ちする。求道者たちはある教団にたどり着く。入団を乞う求道者たちにその資格があるかどうか、検分が行われる。
イニシエイト(入会希望者/新参者)たちが教団の聖域で検分され、人格を試される。ハリー・ポッターシリーズが出てから、このシンボルは格段に説明しやすくなりました。組分け帽子による新入生の学寮決定儀式です。勇敢か? 賢いか? 情に篤いか? 勤勉か?
あるいは普通の学校や企業の「適性試験」と考えてもいいです。自動車教習所にも適性試験がある。オカルト教団にだって適性試験がある。魔法魔術学校にだって適性試験がある。「ここに入って本当にやっていけるだけの適性があるのか?」と入口で調べるのは大事なこと。
冬の3サインで数え12度同士がどのように繋がるのかを見てみよう。地の活動サイン、初冬の地の山羊座がテーマを打ちだす。風の固定サイン、真冬の風の水瓶座が山羊座を裏打ちする。そして水の柔軟サイン、晩冬の水の魚座が山羊座と水瓶座をいいとこ取りする。
山羊座は地の活動サイン、初冬の地。その数え12度は「♑12自然の研究者」、テーマを打ちだす。研究者のための特区で自然の研究をする。水瓶座は風の固定サイン、真冬の風。その数え12度は「♒12立ち位置を知る」、♑12を裏打ちする。この世は階段。上には上が、下には下がいる。
魚座は水の柔軟サイン、晩冬の水。その数え12度は「♓12入会試験」、♑12と♒12をいいとこ取りする。オカルトの教団もある種の知識を極める特区(♑12)であり、教団の内側には階段状のランクがある(♒12)。♓12はそのランクのいちばん下に入れてもらえるかどうかの試験。
「♓12入会試験」の対向シンボルを見てみよう。「♍12あなただけ」はヴェールを剥ぎとられる花嫁。♍11では息子が母親の意のままに形づくられた。♍12では花嫁が花婿のお気に召すまま。純潔を示すヴェールに手をかけていいのも、それ以上のすべてを見ていいのも、あなただけ。
♍12では花婿によって花嫁のヴェールが剥がされる。ゆくゆくはヴェール以外のものも全部。♓12で最初の検分を受ける新参者たちもまた、花嫁のように丸裸にされる。象徴的な意味での場合もあるし、実際に素裸に近い状態になることもある。全部見られる。隠し事はできない。
「♓12入会試験」とスクエアになるのは「♊12口達者な子」と「♐12目覚めの刻」。♊12と♐12はオポジション(180度)であり、♍12と♓12がつくるオポジションと直角に交わる。柔軟サイン数え12度の火地風水が揃い、ホロスコープを四等分するグランドクロス。
「♊12口達者な子」は生意気に自己主張するトプシーのような子。黒人の女の子が都会で生き抜くには自己主張をしていく必要がある。「♐12目覚めの刻」は旗がワシになり、ワシが雄鶏のようにときをつくる。いちはやく目覚めた鳥が新しい朝の始まり、覚醒のときを告げる。
新天地に自分の居場所を得るために臆せず自己主張する♊12。旗から変じたワシが覚醒のときを告げる♐12。花婿ひとりだけにすべてを明かす♍12。入会試験ですべてを調べられる♓12。柔軟サイン数え12度は新しい環境へ入るとき必要になる変化。
「♓12入会試験」とトラインになるのは「♋12転生した賢者」と「♏12鹿鳴館」。水の活動サイン、はじめの水の蟹座がテーマを打ちだす。水の固定サイン、まんなかの水の蠍座が蟹座を裏打ちする。水の柔軟サイン、おわりの水の魚座が蟹座と蠍座をいいとこ取りする。
蟹座は水の活動サイン、はじめの水。その数え12度は「♋12転生した賢者」、テーマを打ちだす。前世が偉大な師でも、今は保護が必要な赤ん坊。蠍座は水の固定サイン、まんなかの水。その数え12度は「♏12鹿鳴館」、♋12を裏打ちする。国賓をもてなす。その成否が国益を左右する。
魚座は水の柔軟サイン、おわりの水。その数え12度は「♓12入会試験」、♋12と♏12をいいとこ取りする。前世が賢者でも、転生していま赤ん坊なら養育が必要(♋12)。接遇の成果が国益に結びつく(♏12)。♓12の入会試験は育成を必要とする者(♋12)への最初の接遇(♏12)
「♓12入会試験」は魚座前半(往路)第3グループ(おわり)第2度数(フネ)。同じ魚座前半の第1グループ(はじめ)、第2グループ(まんなか)のフネたちと比べてみよう。1がテーマを打ちだし2が1を裏打ちし、3が1と2をいいとこ取りする関係はグループ間でも成り立つ。
魚座前半第1グループのフネは「♓2隠れるリス」、テーマを打ちだす。ちいさなリスは身を守るため物陰に潜む。魚座前半第2グループのフネは「♓7無視されたもの」、♓2を裏打ちする。地上の栄華の陰で見過ごされている存在に、天からひとすじの光が差し込む。
魚座前半第3グループのフネは「♓12入会試験」、♓2と♓7をいいとこ取りする。教団は相対的に大きく強く、入団希望者は小さく弱い。猟師に対するリス(♓2)のように。教団は入団希望者を検分する。表には出ない精神的な部分に目を向ける(♓7)
うまれたときのホロスコープで「♓12入会試験」はどのハウスにある? 2019年3月2日の太陽はそこを照らした。穴埋め #アストロ短歌 で確認しよう
「○○○○で(五音・ハウス) 見えないものへ(魚座) 目を向ける(太陽) 入会試験個別面談(♓12)」
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