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物知りだねえGrokくんは

普段の当番はスマホ用公式アプリでTwitter(自称X)を使っています。ブラウザ版を使って閲覧するのはアプリの調子が悪くて頻繁に接続が落ちるようなときです。昨日がちょうどそんな日でした。スマホからブラウザ版Twitterを表示させてみたら、プロフィールに見慣れぬボタンが出現。XとIの組み合わせ文字。

おお、これタイムラインで見たことある。押すとGrokくんが「このアカウントはどういうことを投稿しているか」を手短にまとめてくれるボタンだ。そうか、これブラウザ版の機能だったんだ。アプリ版にはまだ実装されていないんですよね。早速押してみましょう。

だいたい合っ……てるな。占いの話か刀剣乱舞の話をしているものね。直近の投稿から拾ってくるのね。投稿内容が変わるとここに表示される内容も変わるわけだ。ちなみに昨日表示させたときの内容が下の画像で

猫型配膳ロボットに夢中だったのは数ヶ月前の話だよGrokくん……今はそこまでお熱じゃないよ……!

この「投稿の傾向から頻出ワードを拾って『こんなアカウントですよ』とおまとめしてくれるサービス」、毎日毎日他人の悪口を言っていたり暴言を投稿していたりするとそこも拾って「これはこういうことばっかり言ってるアカウントですよ」と表示されてしまうのかしらん。くわばらくわばら。

自分のホームTLを見ていたら、個々の投稿にもXIボタンがついていることに気付きました。あまり短文すぎると付かないようですが、ある程度の長さがある投稿にはついています。ボタンを押すと「この投稿は何について言及しているもので、この投稿を理解するために必要な背景情報は何であるか」をGrokくんが解説してくれます。ただし、英語で。Grokくんメリケン育ちだもんねえ。

当番自身の投稿で、いくつか試してみました。たとえばこのツイート。

XIボタンを押して出る解説はこう。

思ったよりわかってるじゃないか、Grokくん。文も画像も見分けがつくんだね。試みに訳してみよう。このくらいの英文がパッと訳せなかったら当番の名折れというものだから人力だよ。

The post involves a unique DIY project where a person embroidered their birth horoscope onto a doll's skirt, showcasing a blend of astrology and craft.

This project reflects a trend where individuals personalize items with astrology, as seen in related web results from Etsy and Dolls Kill, which offer astrology-inspired clothing and crafts.

The concept ties into broader themes of astrology influencing personal creativity, as highlighted in articles like "Astrology and DIY Projects" from Times of India, which discusses how zodiac signs inspire tailored craft projects.

「この投稿はある人物が出生ホロスコープを人形のスカートに刺繍したユニークな自作の作品であり、占星術と工芸の混合を例示しています。」

「この作品は占星術にインスパイアされた服や工芸品を販売しているEtsyやDolls Killからの関連検索結果に見られるように、個人が占星術を用いて物品をパーソナライズする傾向を反映しています。」

「このコンセプトは個人の創造性に影響を与える占星術のより広範なテーマに紐付けられる。たとえばTimes of India紙(※)では『占星術とDIY作品』といった記事でこのことを取り上げており、記事内では注文誂えの工芸作品に黄道12宮がどのようなアイデアをもたらすかを論じている」

※Times of India紙はインドの日刊英字新聞。発行部数は2022年時点で約300万部。これは英語で書かれている新聞としては世界最多、全世界の新聞発行部数としては第4位。

ふむ。Grokくん思ったより探し物がうまい。もうひとつ解説させてみますか。このポストはどうだ?

Grokくん、割とまともに説明するじゃないの。

In the Harry Potter series, a Boggart is a shape-shifting creature that takes the form of one's worst fear, which can be countered with the spell "Riddikulus" that transforms the fear into something humorous, thereby defeating the Boggart through laughter.

"Matsuken Samba" refers to a song by Japanese actor Ken Matsudaira, known for its popularity among middle-aged women and its unique blend of Japanese and Latin music styles, which humorously suggests that its upbeat and lively nature might have a similar effect in dispelling fear or negative energy, akin to an exorcism.

The post draws a parallel between the magical effect of the "Riddikulus" spell in Harry Potter, which transforms fear into something laughable, and the cultural phenomenon of "Matsuken Samba" in Japan, where music and dance are suggested to have a similar transformative, uplifting effect on one's state of fear or negativity.

「ハリー・ポッターシリーズにおいて『ボガート』は人間の最も恐れるものの姿をとる変化妖怪であり、怖いものを面白いものへ変える呪文『リディクラス』によって対抗することができ、それにより笑いでボガートを退治することができるものである。」

「『マツケンサンバ』は日本人俳優松平健の歌う楽曲であり、(マツケンサンバは)中年女性の間での人気と日本語とラテン音楽様式のユニークな混淆で名高い。そしてこの曲の陽気で活発な性質が、たとえば除霊に近いかたちで恐れや負のエネルギーを解除する同様の効果を持つ可能性についてユーモラスに示している。」

「この投稿は怖いものを笑えるものへ変えるハリー・ポッターの『リディクラス』呪文の魔術的効果と、日本の文化現象である『マツケンサンバ』の間に相似形を描き、音楽とダンスが(リディクラスと)同様に人間の恐れや負の精神状態に対して変容的な上向きの効果があることを示している。」

マツケンサンバ知ってるんだねえGrokくん。物知りだねえ。

ちなみに上記おもちちゃんのポストをGrokくんに説明してもらったところ、おもちちゃんたちがぬいぐるみであること、刀剣乱舞のキャラクターを元にしていること、刀剣乱舞が日本刀をイケメンに擬人化しているゲームであること、髭切・膝丸・来週というキーワードから(ファンが)それらをテーマとした何らかのイベントに集まろうとしているという推測、立春寒波のことまできちんと出してきた。へえ! Grokくんえらいもんだねえ!

「いや思ったより賢いね!?」と色々なポストを解説させて遊んでいたら「この2時間で25件も解説させてるぞ、これ以上は課金するか、そうでなければ休憩させてくれ」と言われてしまいました、ごめんよ。

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