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魚座26度「運命の分岐点」

2019年3月16日午前6時20分、トランジット太陽が魚座数え26度へ入りました。魚座数え26度のサビアンシンボルをぎゅぎゅっと五文字くらいに圧縮すると「運命の分岐点」

「♓26運命の分岐点」原文チェック。黒字が1925年ジョーンズ版「(自らの)影響を分ける(ある)新月」。its は「新月の」です。青字が1975年ルディア版「日暮れにとても細い新月を見ていて、様々な人々が各自の計画を抱えて前へ進むべき時が来たことを悟る」

「♓26運命の分岐点」番地チェック。魚座後半(復路)の、5度ずつに分けた第3グループ(おわり)の、第1度数。どの5度組でも第1度数はグループのテーマをバンと打ちだす。磯野家で言えば第1度数は波平。

ドデカテモリーで見る「♓26運命の分岐点」番地チェック。♓1で新月(太陽と月の合)が起きたとする。25日間で太陽は25度進んで26日目には太陽♓25。同じ25日間で月は325度進んで26日目には月♑26で太陽とセクスタイル。ドデカテモリーで♓26は「魚座の中のちいさな山羊座」

どのサインでも数え25度(サイン後半第2グループの最終度数)で「○○座ポイントカード」は満杯。数え26度から始まる最終5度組は貯まったポイントをパーッと使い果たします。ドデカテモリーで言えば11番目と12番目のサインが来る5度組、サインの余生みたいなものです。

「♓25綱紀粛正」までで魚座ポイントカードは満タン。「♓26運命の分岐点」からは貯まった魚座ポイントの引換期間。貯まった魚座ポイント、何に使おう?最終5度組の筆頭シンボルは新月。ここでの新月は太陽と月が完全な合になってから月が少し進み、細い眉月が見えた最初の宵。

1925年ジョーンズ版の詞文「自らの影響を分ける新月」はいささかわかりづらいですね。自ら(その新月自体)の影響を分ける新月ってどういうことだ?という疑問をルディアがわかりやすく単語数多めでリライトしてくれています。日暮れ時、西の低い空に細い眉月があらわれる。

月は満月(太陽とオポジション)🌕から少しずつ🌖欠けはじめ、下弦の月🌗、26日の月🌘と細くなり太陽と合になると完全に見えなくなる。それが晦(つごもり、みそか)🌑。そしてその1日か2日後、日没時の西の空低く細い眉月🌒(🌞←太陽は西地平線のすぐ下)が現れる。

太陽と合になり完全に見えなくなった月がふたたび現れる、この細い眉月🌒が新月、朔(さく、つひたち)。ふたたび満月へ向かい膨らんでいく新しい周期の始まり。その眉月を様々な人が見ているうちに、それぞれが自分の計画を抱えて前へ進むべき時が来たと悟る。

人々が見上げている新月は同じひとつの新月(a new moon)。新月はひとつ、新月の意味もひとつ。それは新しい周期のはじまり。しかし、「はじまり」の影響は人によってバラバラ。なぜなら、その胸に抱いている未来の計画はひとりひとり違うから。だから「影響を分ける新月」。

当番、「魚座数え26度『自らの影響を分ける新月』ってどういうシンボル?」と訊かれたら「キャンディーズの『微笑みがえし』です」と答えることにしております。123 あの三叉路で 123 軽く手を振り 私たち 別れていくんですね(歌詞つき動画↓)

1度ごとに木を生やしつつ説明するより「中島みゆきの『糸』です」「レ・ミゼラブルの『人民の歌』です」「『グレイテスト・ショーマン』です」「スカーレット・オハラです」「キャンディーズの『微笑みがえし』です」で済むようなぴったりした作品を見つけると嬉しい当番です。

本当は360シンボルすべてにぴったりくる楽曲(動画付き)を1本ずつ見つけてYouTube で360サビアンシンボル再生リストを作りたいです(おっ、次のサビアンシンボル目標見つかったか当番)

冬の3サインで数え26度同士がどうつながり合うのか見てみよう。地の活動サイン、初冬の地の山羊座がテーマを打ちだす。風の固定サイン、真冬の風の水瓶座が山羊座を裏打ちする。そして水の柔軟サイン、晩冬の水の魚座が山羊座と水瓶座をいいとこ取りする。

山羊座は地の活動サイン、初冬の地。その数え26度は「♑26滝と虹と妖精」、テーマを打ちだす。滝、虹、水の精と段階的に実質が薄くなる。水瓶座は風の固定サイン、真冬の風。その数え26度は「♒26計器チェック」、♑26を裏打ちする。直接確認できない液体の濃度を機械で計測。

魚座は水の柔軟サイン、晩冬の水。その数え26度は「♓26運命の分岐点」、♑26と♒26をいいとこ取りする。♑26は段階的に具体性を離れ間接的存在になる。♒26は希硫酸の濃度を計器で間接的に知る。♓26は新月を見て複数名が始動のときを悟るが、具体的に何が始まるかは皆違う。

「♓26運命の分岐点」対向シンボルは「♍26儀式への参加」。吊り香炉を捧げ持つ少年が宗教儀式の間、祭壇の脇に控える。香炉から漂う香りは煙に乗って儀式会場を満たし、参加者をひとつに包む。一方で、♓26の新月はひとつだが、新月から始まりを悟る人々は各自の道へ別れゆく。

「♓26運命の分岐点」とスクエアになるのは「♊26風雪に耐える」と「♐26旗振り役」。♊26と♐26はオポジション(180度)であり、♍26と♓26がつくるオポジションと直角に交わる。柔軟サイン数え26度の火地風水が揃い、ホロスコープを四等分するグランドクロス。

「♊26風雪に耐える」は葉をすっかり落とし裸の枝に霜を纏った冬木立。ギリギリまで身を削り、厳しい寒さの中を生き抜く。「♐26旗振り役」は戦場の旗手。自軍の旗を高く掲げて振り、味方を鼓舞する役目。旗以外を持たず丸腰で戦場を駆けめぐり、味方の士気を高め続ける。

丸裸の状態に霜をまとい、葉はないが逞しく生きる♊26。丸腰で旗を振り続け、敵を倒すのではなく味方を励ます♐26。持ってそこに立つだけで香炉の煙が人々を包み込む♍26。新月を見るだけで人々が各自始まりを悟る♓26。柔軟サイン数え26度は皆「そこに在る」だけで価値がある。

「♓26運命の分岐点」とトラインになるのは「♋26有閑階級」と「♏26原住民の野営」。水の活動サイン、はじめの水の蟹座がテーマを打ちだす。水の固定サイン、まんなかの水の蠍座が蟹座を裏打ちする。そして水の柔軟サイン、おわりの水の魚座が蟹座と蠍座をいいとこ取りする。

蟹座は水の活動サイン、はじめの水。その数え26度は「♋26有閑階級」、テーマを打ちだす。裕福な教養人は教養人同士で集まる。蠍座は水の固定サイン、まんなかの水。その数え26度は「♏26原住民の野営」、♋26を裏打ちする。どこへ引越そうといつものように、環境に合わせる。

魚座は水の柔軟サイン、おわりの水。その数え26度は「♓26運命の分岐点」、♋26と♏26をいいとこ取りする。♋26は裕福な教養人同士で付き合う。♏26は先住民たちが引越先に応じて野営をする。♓26は同じ新月を見ている仲間同士だけど、これから行く先はみんなバラバラになる。

「♓26運命の分岐点」は魚座後半(復路)第3グループ(おわり)第1グループ(波平)。同じ魚座後半の第1グループ(はじめ)、第2グループ(まんなか)の波平ズと比べてみよう。1がテーマを打ちだし2が1を裏打ちし、3が1と2をいいとこ取りする関係はグループ間でも成り立つ。

魚座後半第1グループの波平は「♓16漲ってきた」、テーマを打ちだす。豊かに湧き、溢れだす霊感の流れ。魚座後半第2グループの波平は「♓21仔羊と子と子守」、♓16を裏打ちする。幼い女の子(魂)が仔羊(霊)と親しむ無垢な触れ合いを賢い異邦人の召使いが暖かく見守る。

魚座後半第3グループの波平は「♓26運命の分岐点」、♓16と♓21をいいとこ取りする。♓16ではインスピレーションが溢れだし、♓21では女の子と仔羊の無垢な触れ合いを召使いが見守る。♓26では無垢な新月が、まさにその新月にインスパイア(触発)されて歩みだす人々を見守る。

魚座後半第3グループ第1度数の「♓26運命の分岐点」と魚座前半で対になるのは同じ第3グループ第1度数の「♓11求道者たち」。♓11は無知のくらやみを照らす光を求めて人々が細い道を歩んだ。♓26は新月の細い光に照らされて、人々がそれぞれ自分の思う道を歩んでいく。

うまれたときのホロスコープで「♓26運命の分岐点」はどのハウスにある? 2019年3月16日の太陽はそこを照らした。穴埋め #アストロ短歌 で確認しよう

「○○○○で(五音・ハウス) 最終的に(魚座) 意識する(太陽) 運命の分岐点は今だ(♓26)」

#サビアンシンボル物語

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