獅子座12度「夏の夕涼み」
2018年8月3日18時17分、トランジット太陽が獅子座数え12度へ入りました。獅子座数え12度のサビアンシンボルをぎゅぎゅっと五文字くらいに圧縮すると「夏の夕涼み」
「♌12夏の夕涼み」原文チェック。黒字が1925年ジョーンズ版「An evening lawn party (ある)宵の芝生パーティー」。青字が1975年ルディア版「An evening party of adults on a lawn illumined by fancy lanterns. おしゃれな提灯(ランタン)に照らされた芝生での、おとなたちの宵のパーティー」
「♌12夏の夕涼み」番地チェック。獅子座前半(往路)の、5度ずつに分けた第3グループ(おわり)の、第2度数。どの5度組でも第2度数は第1度数を裏打ちする。磯野家で言えば第2度数はフネ。
「♌11寄らば大樹」が波平、オークの巨木に吊られたぶらんこで遊ぶこどもたち。オークは森の王様で聖なる木、だがこどもたちを遊ばせてもくれるふところの深い木。「♌12夏の夕涼み」はフネ、日暮れから始まる芝生パーティー。♌11はこどもたちが遊ぶ。♌12はおとなたちが遊ぶ。
lawn party は広い芝生のお庭で開くパーティー。昼間にやるなら普通に園遊会、それを日没後の宵に、お庭をライトアップして行うのが evening lawn party ね。画像どうぞー。fancy lantern(オシャンティな提灯)も完備。
paper lantern(日本や中国の紙張り提灯)は日本ではそんなに fancy (オシャンティ)なものという印象はないですが、1920年代のアメリカ人にとって日本や中国は遠い東洋の国ですから……恐らくエキゾチックでリゾート風という意味で fancy だったのでしょう……
暖かい季節、日が落ちて涼しくなった芝生のお庭にテーブルを出し、お洒落な東洋の提灯でライトアップする。軽やかで涼しげな夏服で集まるお客様たち、お酒に軽食に音楽。今で言えばオシャンティだねえパリピだねえインスタ映え間違いなしだねえ、というシンボル。
季節としても、まさにトランジット太陽が♌12に差しかかる頃にぴったりと合ったシンボル。こういう一致はちょっと珍しい。双子座なのにシンボルは真冬の光景だったり、牡牛座なのにクリスマスだったりするのが当たり前のサビアンシンボルで、夏のサインに夏の光景のシンボル。
evening lawn party は初夏から真夏にかけて開くもの。それ以外の季節は寒すぎてとても夜に芝生の庭へは集まれない。春や秋なら昼間に開く。暑さが和らぐ日没後、芝生のお庭でカクテルグラスと軽食のお皿を手に談笑する。獅子座の明るさと華やかさそのままのシンボル。
「♌11寄らば大樹」ではオークの木に吊るされたぶらんこ(a swing)に乗ってこどもたちが揺れて(swing)いた。「♌12夏の夕涼み」ではランタンが揺れる。swing はぶら下がっているものが「ぶらんぶらん」と前後左右に揺れる/ぶら下がったものを前後左右に振ること。
一定のリズムに乗せてぶらんぶらん、ゆーらゆらと振り子のように揺らす/揺らされる。おとなが赤ちゃんを抱いてあやすときも一定のリズムでゆらゆらさせる。心身がくつろいで、愉快な気分になるのが swing という動き。音楽やダンスも「スイング」する。
今ちょっとだけ立ち上がって swing してみよう。立ち上がれないなら今のままの姿勢で、できる部位だけ スイング! 座っているひとは上体を揺らして、寝転がっているひとは腕か脚をあげて、ネコを飼っているなら抱っこして、タオルがあるなら振り回して。好きな音楽かけて!
グラスに好きな飲み物注いで! グラス持って! 好きな音楽をかけて! はいリズムに合わせてスイング! これが♌12の世界
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ふんふーん
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し―-J ♪
ふふんふーん
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し―-J
「♌11寄らば大樹」から始まった獅子座前半第3グループはみんな「揺れ動く」。swing(ぶらんぶらん、ゆーらゆら)する。rock(がっくんがっくん、こっくりこっくり、ぎっこんばったん)する。リズムに乗せて身体を揺り動かす。身体を揺り動かすと心はくつろぎ愉快な気分になる。
獅子座前半第1グループはボカーンドカーン頭パーン! とエネルギーの上昇から始まった。第2グループは新しい世代が古い世代を押しやり世界を変えていこうと台頭するところから始まった。第3グループはビートに乗って揺れる! 揺らす! 動いて身体をくつろげ心を解放する!
というわけで、もう一回。この記事を見たら音楽かけて、飲み物片手にその場でスイング! 飲み物、音楽、ダンスで心身解放、これが♌12だ! レッツパーリィ!
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「♌12夏の夕涼み」とトラインになるのは「♈12自由往来」。牡羊座は火の活動サイン、はじまりの火。その数え12度はV字の隊列を組んで季節ごとに渡りを行う雁たち。渡り鳥に人間の引いた国境は意味をなさない。渡り鳥は本能と季節の変化に従う。自由とは他ではなく自分自身に由る(よる。依拠する)こと。
獅子座は火の不動サイン、まんなかの火。その数え12度は太陽が沈み暑さの引く宵、芝生の庭に提灯を灯してパーティーを開く。お酒と音楽とダンス。リズミカルにスイングすることで心身を解放する。昼間のルールから外れたアフターファイブの楽しみ、暑気払い。
「♌12夏の夕涼み」とスクエアになるのは「♉12あとで買う」。牡牛座は地の不動サイン、盛春の地。その数え12度は何かを自分のものとして選びとる前にぶらぶらとウィンドウショッピングして回る。たとえ今は買えなくとも、欲しいものを「見に行く」ことで気持を物へ注いでいく。
獅子座は火の不動サイン、盛夏の火。その数え12度は提灯で照らした夕暮れの庭で身体をぶらぶら揺すって(スイングして)心をくつろげる。昼間に仕事や他の役目に捧げていた自分を音楽に身を委ね、軽く一杯やって、お喋りしながら取り戻す。
「♌12夏の夕涼み」は獅子座前半(往路)の第3グループ(おわり)の第2度数(フネ)。同じ前半の第1グループ(はじめ)・第2グループ(まんなか)のフネズと比べてみよう。1がテーマを打ちだし2が1の裏打ちをし、3が1と2のいいとこ取りをする関係はグループ間でも成り立つ。
獅子座前半第1グループのフネは「♌2子供の流行病」、おたふく風邪の流行。流行病は免疫のないこどもからこどもへ伝染り、顔がパンパンに腫れる。第2グループのフネは「♌7万古不易」、夜空の星座たち。人の世は移り変わるが夜空の星座は長いこと同じ姿であり続ける。
伝染する熱「♌2子供の流行病」と人の世から離れた「♌7万古不易」のいいとこ取りをして獅子座前半第3グループのフネ「♌12夏の夕涼み」がうまれる。お酒と音楽によるユラユラとしたくつろぎ(♌12)は人から人へ伝染る(♌6)が、それは昼間の喧騒から離れた夜の宴だ(♌7)
うまれたときのホロスコープで「♌12夏の夕涼み」はどのハウスにある? 今日の太陽はそこを照らした。穴埋め #アストロ短歌 で確認しよう
「○○○○で(五音・ハウス) 胸の鼓動を(獅子座) 意識する(太陽) 庭で一杯夏の夕涼み(♌12)」
【♌12夏の夕涼み をより深く理解するための比較対象シンボルリスト】
♍12あなただけ(となりのサイン)
♎12資源の採掘(60度)
♏12鹿鳴館(90度)
♐12目覚めの刻(120度)
♒12立位置を知る(90度)
♈12自由往来(120度)
♉12あとで買う(90度)
♊12口達者な子(60度)