カニを捨てて歩き始める④ 手術後の私を包んでくれたのは、モーハウスの授乳ブラだった
ちょっとした不調について、医師はあまり関与しない。 ちょっとしたしびれ、ほてり、むくみ…。 病気の仕組みや理屈からしたら「そのくらいは正常の範囲」なのかもしれないけれど、 何か対策が欲しい。 「今だけ」「よくある」「少しガマン」って言われるとつらいものだ。
そうしたもののひとつに、術後のブラの問題があるかもしれない。
私の場合は部分切除だったので、全摘出の人に比べたら、ますます「そのくらいは…」となる話しだと思う。そうなんだ、比較したって始まらないのだけれど。
術後は傷の痛みがあるから、これまで使っていたブラが使えなくなる。ワイヤーなしでも難しい。やわらかいブラを用意しなくてはと思っていた。
手術直後に使うものは、医師の診察や手当てがあるので、病院指定のものを購入することにしたが、さらにそのあとの傷がすっかり癒えていく過程で使うものをどうしようか。
と、そこまで考えたときに浮かんだのは、着け心地のいい授乳ブラだった。
専門店のモーハウスへ行くことにした。(モーハウスとのつながりは、別の記事にまとめている。)
以前から使っている「モーブラ しゃんと」は、肌触りがとてもよくて、すっぽり包み込まれる安心感が好き。
術後にもぴったり、と思っていた。でも、モーブラのシリーズは、フロント開きのものがない。どうして?と聞いてみたら、素材が柔らかすぎて開くタイプにすると形が崩れてしまうのだそうだ。
だからこそ、かぶる形でカシュクールのデザインになっている。
そんなわけで、2枚購入した。
1枚はこげ茶の授乳ブラ、もう1枚はブルーグレーの「しゃんと」。
見た目もおしゃれっぽくて、気分が上がる。
使い始めたら、気持ちよくて手放せない!
手術直後、「しゃんと」は文字通り「しゃんと」するフィット感で、微妙に脇の下の傷を刺激したので、しばらく使えず、授乳用のブラばかりを使っていた。
術後2週間くらいまで、かなり腫れたりもしたから、ふんわりやさしく包みこんでくれる授乳用のモーブラが、とても気持ちよかった。癒された。
そして、手術から1カ月がたって、「しゃんと」を使い始めた。
気持ちいい。見た目もスッキリ。年齢的に、乳房が左右に流れてしまう感じなところを支え上げてもくれる。
使い心地も気持ちいいのだけれど、着けたときの形の安心感もいいなぁ。
このブラを購入したのは、手術の3週間前だった。だから、買ってから2カ月ほど経ってようやく使い始めることができた。
傷がだいぶ癒えたことも嬉しかったし、気に入って買ったブラを着けられることも嬉しかった!
授乳用に開発されたブラだけど、手術後にもとても良い。
・・・と、そんなことを思っていたのは私だけではなかった!
私がショップを訪れたのと同じくらいのころに、こんなことがあったそうなのだ。
光畑社長、こんなに素敵な、ずっと使えるブラをつくってくれてありがとう!
☆ トップ画像は、モーハウスのショップディスプレイ。
くつろげるカフェにある書棚のイメージだった。