なんだか、似ているのだ 2
あちこちで、チラホラ見かけるのが、この引きこもり生活が、新生児育児のころに似ている、という件。
家族以外と会わない
日中、声を発して会話していない
何をどうしていいかわからない存在がそばにいる
外出する先が、ほぼスーパーだけ
たまには散歩しないと、とも思う
人に会わないから、ほとんど化粧をしない、おしゃれな服を着ることもない
食べることだけが楽しみ
違うのは、授乳中は食べても食べても体重が増えない(むしろ減る)のが、今は食べたら食べただけ身になるということか。
新生児育児中は、眠ることすら自由にならなかった。
うとうと…とすると横で泣いている。赤ちゃんは泣くのが仕事、元気な証拠。…とはわかっているけれど、泣いている赤ちゃんは放っておけない。泣く子には勝てない。
今は…、寝ようと思えば寝ていられる。
安心したいから。
そんな比較論で語られても何にも楽にならないことはわかっている。でも、やっぱり「似ている」ことは探したいのだ。少しでも、経験していることとの共通点がわかれば、安心していられるから。
ほかにも、
就職したてのころに似ている
駐妻時代に似ている(駐妻=海外駐在員の妻)
転校したばかりのころに似ている
戦争のころみたい(うちの母談)
そんな話も聞いた。
きっと、もっと言えば、過去に何度も疫病でたくさんの人がたおれてきたわけで、そのときに学んだことがたくさんあったはずなのだ。100年前と同じように、今回も疫病が元で産業革命がきっと起こる。
でも、今は、そんな経済改革の歴史的変化を見届けるために、生き延びなくてはならない。生きるって、つまり生活。生活が、経験しているどの部分に似ているのか、そのときに乗り越えた知恵はなんだったかを思い出さなくてはならないんだと思う。
ちなみに、新生児とは
新生児とは、ただの小さい赤ちゃんではなくて、生後1ヶ月(4週)までの赤ちゃんのこと。特に免疫力も定まらず、菌やらウイルスやらがいっぱいの外界と触れ合うことが心配な時期で、生後1ヶ月健診が終わるまでは、外出してはいけない、というルールがある。なので、新生児赤ちゃんは門外不出状態というわけ。
母親もね、母親は外出してはいけないということはないんだけども、バスタブに使ってはいけないというルールがある。
ああ、そのことはまた別の機会に書こう。