Body is my buddy⑨ 今後は足腰を鍛える所存です。術後8ヶ月、放射線治療後5ヶ月の記録。
4年ぶりの神田祭で、御神輿の渡御に参加した。
昨年1年の間に、新カニ(乳がんのこと)手術と1週間の入院、3週間の放射線治療は、やっぱり体力を大きく奪った。そういえば4月にコロナにかかってほぼ1カ月寝たり起きたりの時期もあった。なんだか1年の3分の1くらい、寝て過ごしていたような感じだったのだ。そりゃ体力も筋力もガタ落ちになる。
この2ヶ月ほど、毎朝のストレッチと腹筋は欠かさず、週に2日は1万歩を超える日々を過ごし、体力的にはずいぶん回復していた。
ただ、御神輿を担ぐとなると、不安はなかったわけではない。
傷のある右側では担がないにしても、それでも思わぬところで擦れたり当たったりはするかもしれない。ただシミュレーションをしようにもなかなか難しい。
御神輿の仲間はみんな、私の状況をよく知っているし、頼れる人ばかりで、「無理しないで」と言ってくれていた。
問題はそこではなく、楽しくなっちゃってつい!というのが我ながら心配だった。
結果。
渡御は心から楽しんだ。足腰と左腕には少し筋肉痛が残ったくらいで、右胸の新カニ傷の痛みは特になし。
朝起きた時に内側の傷に充血したようなしびれと痛みがあるのは、いつものことで変わらず。起き上がればなんともない。
よかった。
せっかく再び御神輿を担げる状況が訪れたのに、傷が痛むのでは残念過ぎる。
御神輿を担ぐのは、スポーツと似ていると前から思っている。
ずっと同じ人が同じポジションで担ぐのではなくて、疲れたら交代する。
身長が同じくらいの人が前後に並ばないと、腰を屈めなくてはならなかったり、逆に肩が棒に届かなくて担ぐことができない。さらに中途半端に肩に当たる(というよりぶつかる)と打撲になる。だから闇雲に担げばいいわけではなくて、入る位置とタイミングを見計らう。
一度担いだ場所から抜けるときも、交代してくれる人がいないまま、その場を離れてはバランスが悪くなるし、前後にいた人の肩にずっしり負担をかけることにもなる。
担ぎ手が多い時は、自分の体力と相談しながら、入るタイミングと場所、出るタイミングを読まなくてはならない。なんだか波乗りみたいだなぁと思ったりもしている。
波に乗りながら、仲間とうまく連携して、神様をお宮に納めるのが御神輿の渡御。みんなとうまく連携できたときの、一体感がとにかく楽しい。
というわけで、体力・筋力がとっても大事なのだ。どこかをケガをしていれば担げない。
少し前まで、走ったりすると振動が傷に響いていた。9月の手術後、よくなってきたかなと思っていたら、放射線治療を受けたあとにまた痛むようになった。それも、ようやく本格的に回復してきたみたいで、急いでいるときに小走りしても気にならなくなってきた。
重い荷物を運ぶことについても回復してきた。2月半ばに旅行したときにはまだ、重いキャスターつきバッグを運んだのが影響して、すごく痛くなったりしていた。最近は、ノートPCと資料とで10㎏近いリュックを背負って歩きまわっても大丈夫になってきた。
今回の渡御では、左肩だけで担いでいたおかげで、傷の痛みはなんともなし。
基礎体力は完全に回復した!
というわけで、今後はもうちょっと積極的に筋力を戻していく。
とあるところに登録したので、続けてトレーニングしてみよう。それと、コンディショニングについては以前からよく知っている鍼灸師に相談する。
去年すっかり新カニ治療で奪われてしまった体力が完全回復したのだから、今度は筋力を鍛える!
あとは、タモキシフェンを粛々と服用し続けるのみ。次の受診は来月。Buddyな私の体、がんばろうね!
(トップ画像のお弁当は、末廣町会で出していただいためちゃくちゃ美味しいお弁当。亀戸の桝本さんでした)
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