
久しぶりの新しいチャレンジは新鮮で、優しく背中を押されるような体験に。Women in Agile 感想 note
こんにちは。わたしは3歳と4歳の息子を育てる働くお母ちゃん、かおりんです。家事育児と仕事の繰り返しが日常の光景であるわたしが、久しぶりに"カンファレンスに参加する"という、いつもと違う2日間を過ごしました。
普段の生活の中では出会えない人たちや、触れられない考え方に出会い、心が温かく揺さぶられる瞬間がたくさんありました。
このnoteでは、その時の感動や体験を綴ります。
「Women in Agile Tokyo 2025」と出会ったきっかけ
勤め先で共に働くねこやなぎさんから、イベント登壇のプロポーザルを出そうと思っていて、ふたりの仕事について書きたいというDMをもらったことがきっかけでした。
期限はまだ先だからすぐの返信じゃなくて大丈夫とも書いてくださっていましたが、二つ返事で「お願いします!」とリアクションした記憶があります。
だって、こんな機会なかなかない。
この2年間くらいそれぞれに向き合い続けた仕事のことを語れる場がある(かもしれない)なんて、それは是非チャレンジしてみたいと思いました。
「2月4日は空けておいてください(笑)」
そう声を掛けてもらい、「2月の平日にイベントに行くかもしれないから、もしもの時はよろしく!」と夫に報告し日程を仮押さえしたのでした。
プロポーザル提出~真夜中のミーティング
プロポーザルは本当に有難いことにねこやなぎさんが"すべて"のアウトラインを考え、会話から内容を肉付けしていってくれました。
プロポーザルが無事に通り迎えたカンファレンス3日前の夜、私たちは打ち合わせと最初で最後の通しリハーサルを行いました。私のパートは実はこの時話しながら作成させてもらったのでした。深夜0時を余裕でまわり、心底楽しさを噛みしめながらしゃべり倒したことが良い思い出です。
オープニングトークとキーノートを聞いてあたたかな場に気持ちがほぐれる
そして迎えたカンファレンス当日。オープニングトークは川口さん、続くキーノートは「運営 in Agile」よりこばせさんがお話されました。
話を聞いてこの場が安心な場であること、誰しもはじめは初心者で悩みながら気付きを吸収していくという話に安心し共感したのでした。
また、自分らしくありのままを感じていいこと、特別な場だけどそこまで気負わなくていいというメッセージも受け取りました。
「Women in Agileって何?」 という状態で自分の登壇のことにしか目が向けられていなかったのですが、このセッションに参加したことで2日間のマインドセットができました。
その後も幾つかのセッションを聞きながら、狭すぎた視野が徐々にほぐれていく感覚を覚え、アジャイルを学びたい、ジェンダーや認知バイアスについて知りたいという欲がふつふつと沸きあがりました。
2024年の同カンファレンスに参加して得た気づきを元にそこから1年学びを継続され、今回登壇という形で学びを発表されているおーのAさんの姿にとても感銘を受けました。
迎えた私たちの登壇
人前で話すなんて本当にいつぶりでしょうか。手汗が止まらないくらいに緊張していましたが、いざ話してみると意外とすらすらと言葉が出てきてくれました。隣にはねこやなぎさんが、前方には同僚のえーちゃんが、そして会場の温かい雰囲気があったことでリラックスしてその場に臨めました。
こちらの資料に沿って意識が変わったきっかけやチーム運営を受けてみてどうだったかなどをお話しさせていただきました。
OSTの衝撃
カンファレンス2日目の衝撃と言えばOST。「OST!OST!オープンスペーステクノロジー!」初体験も「OST NO UTA」によって緊張の気持ちがグッと和らぎました。ありがとうございます。詳しくはこちらからご視聴ください。
テロップ付きで公開しました。ご家庭のOSTでお使いください。 OST NO UTA https://t.co/KxJKyvg8cX via @YouTube #RSGT2025 #wiaj
— Yasunobu Kawaguchi (@kawaguti) February 5, 2025
所属や肩書、年齢、バックグラウンドに関係なく「そのテーマについて語り合いたい」と人が集い意見を出し合うというフラットな空気感が心地よく感じました。
これは後日談ですが、Slackのメモに「実はこういうイベントに夫と参加できるといいと思う」と残していました。そのメモを見たねこやなぎさんから、そういうのをOSTのテーマに挙げてみるといいと思ったと言ってもらえてなるほど!と感じたのでした。ぼんやり抱える解決したいこと、心でもやもやを感じていることこそ、こういうフラットな場に出すことで自分では気が付かないアイデアや気づきをいただけるのかもしれません。これは機会があればまた参加したいと思いました。
参加後に"もやもや"を感じたこと
カンファレンスに参加した今感じている"もやもや"が2つあるのでそれも残してみます。
カンファレンスではこれでもか!と参加者皆さんの熱量を感じ受け取りました。でも次の日からは通常運転です。日常の実務にあたる自分の姿とカンファレンスで得た熱量を知っている自分の中でギャップを感じてしまったのです。実務にあたる私に熱量が無いかというとそうでは無いと思うのですが、カンファレンスではいつもと一味も二味も種類の違う熱量を感じたのかもしれないです。
これは、もしかしたら、カンファレンスから得た学びなど何か持ち帰らないといけないと言う使命感から来ているのかもしれません。小さな"もやもや"ですが、これかな、と言語化できるまで温めておきます!
もう一つは、アジャイルを知りたいという気持ちです。
この二日間接してくださった皆さんが、アジャイルについて詳しくない人(≒私)と括らずにフラットに接してくださいました。それがとても嬉しかったのです。これはねこやなぎとも感想合戦の中で盛り上がりしました。
でもやっぱりこのまま甘えて変わらないのもちょっと居心地が悪いなと思ったので学びを始めてみます。
結びに〜これからの話〜
ここまで、"カンファレンスに参加する"という、いつもと違う2日間を過ごした私の感想noteでした。
で、ここからがきっと大事なんだと思うんです。手元に2冊の本があります。
私は私たちの登壇の中で自分の中の小さな"もやもや"と向き合う事の大切さと、それに蓋をしないで誰かに話すことの大事さについて話しました。
よって、Women in Agileに参加したことで得た"もやもや"群は未来の私への大切なメッセージになるはずです。
参加後に残った"もやもや"のひとつは未熟さから来る学び足りないと言う気持ちでした。私が実践を通じて受けてきたチーム作りとは何だったのか、その正体を理論で学びたいと思います。
この2日間への『ありがとう』の気持ちを忘れたくなくて、このnoteにまとめました。ここまでお読みくださりありがとうございました。それでは、また今度!