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貯蓄はいくらあると良いですか?
こんにちは。仁科かおりです。
人にはなかなか相談できないけれど、誰もが一度は悩んだり深く考えたことのあるテーマとして、【お金/貯蓄】のことがあると思います。
この前、仲の良いお友達と会っていた時に、”貯蓄はいくらあれば良いと思うか?”という話題になり、それがちょっと面白かったので、今日はその時にお話ししたことに触れながら、noteを書きたいと思います𓅮𓂅
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金融広報中央委員会の世論調査をもとに出されていた統計データを見ると、40代で二人以上世帯の貯蓄額の中央値は300万円。単身世帯は92万円だそうです。
平均値で見ると、40代で二人以上世帯の貯蓄額は916万円。単身世帯は818万円とのことでした。
さっと調べれば世の中の目安が分かったのですが、こういった調査結果には、介護や老後に必要な資金のことがセットで書かれていて、少し暗い気持ちになりました。笑
おばあちゃんになっても楽しく働ける、健やかな心身を育てられるといいですよね。
尚、平均値は一部のデータの影響を受けて、数値が大幅に底上げされてしまったりするので、中央値の方が実態に近いのかな?と、私は理解しています。
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さて、友人との話に戻って、以前、私も同じような疑問をもったことがありました。
"いくらくらい貯蓄があれば、安心して暮らせるのだろう?"と。
その時、たまたま読んだ本、確か松浦弥太郎さんの本だったと思うのですが、そこに書かれていた考え方がすごくいいなと思って、今はそれを私のお金の基準にしています。
”現在の年収分くらいを目安に貯蓄しておく”
年収分と決められた理由は、何らかの事情で収入が得られなくなった時に、一年間は安心して暮らしながら、これからのことを考えられるからといったことだったと思います。
家族の状況やローンなどによって考え方は変わってくると思いますが、シンプルですよね!
今の自分を基準にすることで、少なくとも世の中と比較してどうこう…と気にすることがないので、安心して暮らせるような気がしました。
貯蓄って多ければ多い方が良いと思われがちですが、本当はそんなことなくて、お金もエネルギーですので使わずに留めておくと、自分が重~くなっちゃうんですよね。お金は腐らないけれど、エネルギーは溜めすぎるとどんより濁ってしまうので注意が必要です。
だからと言って、浪費することももちろん違って、自分にとってちょうどよい加減、つながりたいご縁を感じながら循環させてゆく意識が大切だと、私は学んでいます。
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松浦さんが、ある書籍の中で、こんなことを書かれていました。
ロンドンにいれば素晴らしいアイデアが生まれるとか、ニューヨークにいれば斬新なアイデアが生まれるとか、それは迷信のようなことで、どこで何をしていようとも、アイデアとは、過去の記憶から発掘するようなもの。生まれてから今日までの、感動、喜び、驚き、悲しみや苦しみといった、あらゆる実体験と経験の記憶こそがアイデアの原点である。
アイデアは思い出すもの。
みんなで語り合った時間が楽しかったなとか、あの時、ものすごく辛い想いをしたなとか、あそこで見た景色がとてもきれいだったとか、あの一言が心に沁みたとか、あのお店で頂いた、心のこもった食事がとてもおいしかったとか、丁寧につくられたお洋服をはじめて着たときのやさしい感覚とか、どれだけ多くの体感や経験を心身を超えた奥深くに刻み込めるか、それが大切だということです。
お金は、その経験をより豊かに増やしていくためのものとして使えたら、しあわせですよね。
私が社会人になりたての頃、「いざという時のために貯金しておきなさい」とアドバイスしてくれた方がいました。
その時仰っていた ”いざという時” というのは、結婚や出産、家を建てるといったライフイベントというよりも、多分、予期せぬ事態によってお金が必要になった時のことだったように思います。
"長い人生の中で、そういうこともあるかもしれないなぁ"と、ぼんやり思っていたのですが、色々と学びを深めてゆく中で「いざという時は、自分がつくりだすものなんだ」ということに気付き、更に言うと「いつだって、今がいざという時」だと思うようになり、そこから、お金に関する価値観もガラッと変わりました。
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人は常に、人生の分岐点に立っています。
どちらの道を選ぶか、いつだって、いざという時なのですよね。
そういう時に、"お金が高いから~"といった一点に固執した考えを取っ払って、素直な心で決心できる自分でいたいなと、常々思っています。
そして何より、私は松浦さんの言葉にすごく共感していて、自分の人生にアイデアの源泉となるような美しい景色をたくさんつくりたい。
誰かと語り合ったり、一緒に食事をしたり、美しい景色を見て感動したり。そんな時間を、どうしたら増やしていけるか?ということを考えて、色々な企画をしています。
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ご案内中の「秋のちいさなお話会」も、もちろんそうです。
両日とも遠方にお住まいの方からもお申込みいただき、とても嬉しく思っています。
おしゃれにご興味のある方であれば、年齢もお話が上手かどうかも関係なく、皆さまに楽しんで頂けますので、ぜひ、ご参加頂けたら嬉しく思います♡
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