二郎さんのこと‥その⑨
2021年6月2日Instagramの投稿から。
私の記憶の記録
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〈二郎さんのこと‥その⑨〉
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2016年12月に手術をして退院。
二郎さんは、手術さえ成功すれば、元通りの生活ができると、そう信じていた。
だから、1月以降の仕事は、キャンセルしないでいた‥
しかし、まずは食事が取れず、体はどんどん痩せていき、歩くこともままならない状態だった。
検診のたびに私は、先生に栄養剤の点滴をしてほしいと懇願する。そんな私に先生は、わかったわかった、奥さんのために点滴しますよ。
でも、点滴なんて気休めですよ。などと言う。
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直近の仕事は全てキャンセルした。
でも、夏のコンサートツアーはキャンセルしないと言う。
そんな二郎さんに私は、立って歩くこともできないくせに、ギターを持ってステージに立てると思うの⁉️現実をちゃんと見て‼️
と、罵声にも思える言葉を浴びせた。
二郎さんの悲しそうな顔。
鬼嫁でした、私。
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そして辛いことは更に続く。
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抗がん剤治療の再開。
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二郎さんの病気に完治はない。
生きている限り、治療は続く。
まだまだ覚悟が足りなかった私たち。
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それでも、オレは大丈夫〜とケセラセラな二郎さん。
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2017年6月
「Daisy seiko matuda concert tour2017」のステージに二郎さんは立っていた。
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奇跡だね❗️って泣く私に二郎さんは、大袈裟なんだよーと笑っていた。
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コロナで中止、延期となっていたコンサートツアーも各所始まりましたね。
皆さまのご無事を心よりお祈り致します。
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