見出し画像

人生を変える出会い:Lunariaが教えてくれた幸せの本質

私は経済的に安定した家庭で育ち、自分の選択肢を模索し、自分の道を切り開く自由がありました。高校時代、渋谷でモデルのスカウトを受けたことをきっかけに、モデルの仕事を始めました。
モデルの仕事は私にとって生きがいで、とても楽しんでいましたが、、両親は芸能活動に専念するために大学進学を諦めるという選択にとても反対していました。
ですが、両親の反対を押し切り私は大学に進学せず芸能の仕事に専念するという選択を選びました。

振り返ると、両親が私の将来を心から心配していたことがわかります。
彼らにとっては、安定した道から外れる私の選択がとても不安だったのだと思います。それでも当時の私は、両親の不安を「干渉」と感じてしまい、自分の生き方が正しいと信じて疑いませんでした。
両親の愛情に隠された警告に気づくのは、まだずっと先のことでした。

人生の転機となったのは、20代前半に当時の彼氏と出会ったことです。彼は成功した独立投資家で、彼の投資への情熱が私の興味を刺激しました。

彼の影響を受けて、私も投資を始めることにしました。そして彼から投資を学び、私は株式取引で予想外の成功を収めました。
私は経済的自由を獲得し、ずっと夢見ていたライフスタイルを実現しました。芸能活動をしながら、株式投資で大金を手に入れ、裕福なボーイフレンドと世界を旅し、欲しいものをすべて購入し、自分が理想だと思っていた生活を送りました。その華やかなライフスタイルは私に大きな自信を与えました。

同時に、私は若さ、美しさ、贅沢なライフスタイル、そして他人からの称賛から大きの自信を得ました。私は自分の見た目と外部からの評価がすべてだと信じ、周囲の人々から受ける賞賛に自分の価値を見出しました。

しかし、振り返ってみると、当時の私が考えていた「成功」は、キャリアや達成感への深い理解に基づくものではありませんでした。

それは、若さや美しさ、モデルとしての華やかな仕事、そして彼氏の地位や資産によって成り立っていたのです。

確かにモデルとして一定のキャリアを築いていましたが、私は自分の外見の魅力に頼り、彼の知識やサポートに支えられることで、自分だけの力で成功を掴んでいるように錯覚していたのだと思います。

実際には、私の生活は多くの面で外部の要因に大きく支えられていたことに気づきました。

当時、私は自己成長やキャリア構築の重要性についてあまり考えていませんでした。目の前の成功が永遠に続くと信じ、継続的な成長や新しいスキルの習得に時間を費やす必要性を感じていませんでした。

芸能の仕事も引退して20代後半に差し掛かり、恋人と別れる時期が訪れました、人生のその章が終わりを迎え、その後に残った空虚さを埋めるために、何か新しい刺激を求めてヨーロッパを旅することにしました。

アムステルダムに到着すると、私はすぐにその穏やかさとポジティブなエネルギーに魅了されました。

東京での慌ただしい生活に疲れ果てていた私は、この街の穏やかな運河、花が咲き誇る通り、そして見事な建築物に魅了されました。

それらが一体となって、まるでおとぎ話の中に足を踏み入れたかのような絵のように美しい雰囲気を醸し出していました。たった 7 日間滞在した後、私はオランダに移住することを決意しました。

オランダに移住してから3か月後、クリスマスシーズンになると、アムステルダムの街は魅惑的なクリスマスのイルミネーションで輝き、まるで絵本の中に入り込んだかのような不思議な雰囲気が漂いました。

運河沿いの建物は暖かな光で照らされ、街路樹は星のようにきらめく光で飾られていました。どこを歩いても、優しい光と美しい景色が目を楽しませ、心を温めてくれました。
冬の夜の穏やかな光の中で、きらめくフェアリーライトで飾られた魅力的な小さな店が目立っていました。その外観からこぼれる暖かい金色の輝きは、私をそっと誘い込み、その光景を魅力的な感覚で包みました。

一歩店の中に入ると、現実を超越した夢のような世界に引き込まれました。きらびやかな照明と精巧な装飾が作り出す魅惑的な雰囲気に心を奪われました。その瞬間、この特別な場所が私の人生に大きな変化をもたらすだろうという、なんとも言えない予感がしました。

その店はLunariaというインテリア雑貨を扱うホームデコレーションのお店でした。
店内は、光が輝き、神聖な雰囲気に包まれていました。
現実を超越したような暖かさと魔法の光に包まれ、言葉では言い表せないほどの安らぎと畏怖の念が心の隅々まで広がりました。

まるで時間が止まったかのような、つかの間のひとときの中で、自分よりもはるかに偉大なものとの深いつながりを体験しました。

目の前の美しさは息を呑むほどで、まるで別の世界に属しているかのようでした。私はそこに立ち、まるでその空間自体が変化と無限の可能性の約束をささやいているかのように、感謝と驚きの波に圧倒されました。

このような並外れた芸術性に惹かれ、私はその日のうちにデザイナーに自宅のインテリアをデザインしてもらうようお願いすることにしました。

Lunariaが私のために作った家は、単に見た目が美しいというだけではなく、心の奥底まで感動させてくれました。その空間に足を踏み入れるたびに、まるで一冊の物語の中に迷い込んだかのような感覚に包まれます。
部屋の隅々にまで行き届いた繊細なデザインは、花の咲き誇る美しさと、そこに宿る愛情を感じさせ、心に穏やかさと安らぎをもたらしてくれるのです。

しかし、Lunariaに出会い、美しいものに囲まれた生活を楽しむ日々も束の間、予期せぬ出来事によってその幸せはあっという間に崩れ去りました。

突然、世界的なパンデミックが私の人生を揺るがしました。

人間関係が断たれただけでなく、仕事で重大なミスを犯し、多額の金銭的損失を被りました。この失敗は私にとって大きなトラウマとなり、キャリアを立て直し、前進する方法がまったくわからず、途方に暮れてしまいました。

教育やキャリアを優先したことがなかった私は、途方もない無力感に圧倒されました。自分の無知と向き合わざるを得ず、後悔に苛まれました。

何をすべきか、どう進めばいいのかわからず、すべての道が完全に閉ざされ、身動きが取れなくなり、一歩も前に進めないような気がしました。

この期間中、影響を受けたのは仕事だけではなく、私自身の意識も大きく変化し始めました。

時間が経つにつれ、私は自分が少しずつ変化していることに気づきました。年を重ねるごとに、かつて私の外見の美しさ明るさと自信は薄れ始め、人々が私を扱う方法も変化し始めました。

それまで、私は自分の外見を完璧にすることに多大な時間と労力と資源を費やしてきました。外見は自信の源であり、自分の価値を感じられる瞬間でした。

しかし、年を重ねるにつれて、その自信は揺らぎ始めました。若い頃は、自分の美しさ、ライフスタイル、他人からの賞賛など、外部からの評価に大きく依存していました。

かつて意味があると信じていたものが徐々に失われていくのを受け入れることは、信じられないほど困難になりました。

自分が大切にしていたものが、少しずつ崩れていくような気がしました。
外見の変化だけではなく、自分の意識そのものが揺さぶられ、だんだんと消えていってしまうような気がしました。自分がもろい地に立っているような気がして、その瞬間、現実そのものが私にこう言っているような気がしました。

「もうあなたには価値がない。」

孤独は深まり、多くのものを失い、私の心は暗闇に包まれました。
私は自分が何者なのかを完全に見失っていました。

ネガティブな感情に引きずられ、世の中のポジティブな面から切り離され、笑顔も消えていきました。いつの間にかうつむいて歩き、人との関わりも断ち切り、かつて親しかった友人とも距離を置くようになっていました。

心は闇に包まれ、静寂の日々の中で、自分と向き合うしかありませんでした。
その中で、 「このままではいけない」 という思いが湧いてきました。

失った自信を取り戻すには、今までの自分とは違う、自分の中の本当の価値を見つける必要があると気づきました。それ以来、私は自己成長のために知識を追求し、新たな方向に視野を広げ始めました。

この間、私は大切にしていた多くのものを失いました。

しかし、花と愛する物に囲まれた生活がその空虚さを埋め、人生を前に進める力を与えてくれました。愛、豊かさ、美しさを体現した空間に囲まれて、私の自己イメージと心の状態は、それらの性質に合わせて徐々に変化していきました。

毎週、私は自分の部屋を新鮮な花で飾りました。その美しさと生命力に触れるたびに、失っていた自信と自己意識がゆっくりと取り戻されるのを感じました。
花が咲き誇る部屋で、私は再び笑顔を取り戻し、人生は新たな色彩と喜びを帯び始めました。

しかし、自分自身と向き合うことは時には苦痛を伴うプロセスでした。

私が失ったもの、そして長い間無視してきた抑圧された感情、無意識の信念、固定観念、時代遅れの価値観と向き合うことは、決して簡単なことではありませんでした。

自分自身と向き合う中で、私が最も衝撃を受けたのは、両親の反対を押し切り大学進学を諦めたことや、キャリアの基盤を築くことを後回しにし、目先の成功にだけ目を向けて生きてきた結果、両親にどれほど心配と失望を与えてきたかを認識したことでした。

両親はよく「このままでいたら将来どうするつもりなの?」と聞いてきました。当時は、両親の言葉は非難のように聞こえましたが、すべてを失った後、ようやく両親の心配の深さと伝えようとしていた辛い真実がわかりました。

この気づきは、後悔だけでなく、両親がいつも私に示してくれていた愛情を無視していたことへの重い自責の念をもたらしました。

しかし、Lunariaがデザインしてくれた、花と愛するもので満たされた空間での生活は、私に変化と前向きに進む勇気を与え、私の心を満たしながら、深く根付いた古い価値観を手放すよう優しく導いてくれました。
少しずつ、私は自分の限界を打ち破っていくのを感じました。

この過程の中で私の中に新たな光が差し込み、閉ざされていた心が少しずつ開き始めるのを感じました。

その経験を経て、私の物の見方や価値観は根本から変わりました。花や美しい空間に触れることで、心が徐々に解放され、自然と内面の豊かさや感謝の気持ちが芽生え、新たな自信が湧き上がってくるのを実感しました。

以前の私は、美容への投資や海外旅行、ショッピング、高級レストランでの食事、そして他者からの賞賛が、成功と幸福の象徴だと信じていました。

しかし、花と愛する物に囲まれた生活を通じて、自分の内側を満たすことの大切さに気づくようになりました。それは、「果てしない富や外面的な成功を追い求めること」ではなく、「内面の成長や充実」に焦点を当てることの重要性に気づいた瞬間でもありました。

毎週部屋に花を飾る習慣は、私に小さな幸せと成長の実感を与えてくれました。最初は花を美しく生けるのに苦労しましたが、繰り返し練習することで徐々に美しいデザインを作れるようになり、今まで無視してきた、学びや成長の過程そのものに真の価値があると実感しました。

この認識は、私に小さな一歩を踏み出し、継続的な努力を続けるよう促しました。困難や挫折もありましたが、どんなに小さな成功でも、私が達成した成功は私に自信を取り戻させ、個人的な成長を認める助けとなりました。

この旅を通して、私は本当に大切なものを再発見し、心は深い満足感で満たされました。

花と愛するもので溢れた空間で時間を過ごすことで、自分の失われた部分を徐々に再発見することができました。
私が選んだ環境、培った考え、抱いた感情が、私の行動や人生観を変え始めました。この試練の中で、私は新たな視点を見つけ、自分の内面がいかに豊かになったかがわかりました。

Lunariaは、幸せとは贅沢や物質的な豊かさを追い求めることではなく、今あるものを大切にし、内側の成長を育みながら、日々の何気ない瞬間に宿る豊かさと愛を受け入れることなのだと教えてくれました。この気づきは、私の人生においてかけがえのない宝物となり、心の深い満足感を与えてくれました。

今の私は、この試練を通じて、本当に人生を豊かにする選択ができる自分と出会い、内面から満たされる充実感を感じることができるようになりました。

花と愛する物に囲まれた生活は、心の奥深くに幸せの種を植え、感謝の心を育み、成長のきっかけを与えてくれます。そして、真の幸福とは、終わりのない富の追求ではなく、すでに手にしているものを大切にし、自分の内側にある感謝と愛の気持ちを丁寧に育てることなのです。




いいなと思ったら応援しよう!