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かおり杯名人戦の結果による棋聖戦の救済について

かおり杯棋聖戦において時間切れ又はやむを得ない棄権等で降格した方への救済として、名人戦で好成績を上げた場合、降格を免除する措置を取りたいと思います。詳細は下記をごらんください。(太字2024/9/21追記)

[趣旨]
かおり杯では、時間切れの増加を防ぐために、1局でも時間切れがあった場合は失格として、勝敗数に関わらず時間切れが無かった者より下位とする扱いをとっています(OGS上のルールと同様の扱い)。
他方、かおり杯棋聖戦では、一度時間切れで降格してしまうと、本来の自身の実力より下位のリーグからやり直さねばならず、参加モチベーションの低下が起きるという問題がございました。
時間切れによって、参加者が減ってしまうというのは望ましくなく、また、本来の実力どおりのリーグで楽しんでもらいたいという思いもあるため、今回の救済措置を設けました。

[要件]
降格免除の要件は下記の4つです。
- 棋聖戦で、仮に失格が無かったとした場合の順位が単独最下位でないこと
- 名人戦名人リーグ(6d~)又は高段リーグ(3d~5d)で、1勝以上を挙げること
- 名人戦で、棋聖戦における降格前のリーグ以上のリーグに所属の方1名以上より好成績(同順含む。詳細はQ&Aを参照ください。)となること
- 降格免除にチャレンジする旨の希望を運営に連絡すること(これは緩い要件で、次回棋聖戦の申し込み時までにお伝えいただければ大丈夫です。)
※ただし、要件すべてを満たさない場合でも、時間切れ等になった際の状況、実績を考慮し、下位のリーグからの開始が望ましくない場合、運営判断で降格免除を行うことがあります。ご了承いただけますと幸いです(太字2024/9/21追記)。

[Q&A]
Q:第3期以前の棋聖戦の降格にも適用されますか?
A:はい。時間切れによる降格であれば適用されます。

Q:前回以前の名人戦の結果によって、降格免除されますか?
A:いいえ。公平性を期すため今回からとさせてください。

Q:棋聖戦の「降格前のリーグ以上のリーグに所属の方」とは、いつ時点を基準としていますか?
A:名人戦時点での、棋聖戦所属リーグを基準とします。なお、直近の棋聖戦に参加していなくても、過去に参加していたことによって、所属リーグが決まっている方がいますので、ぱっと見要件を満たさなくても申請をしてみた方がよいかもしれません。

Q:棋聖戦で自分と同時に降格した方(自分がB→Cに降格した時に、同じくB→Cに降格した方)は、「降格前のリーグ以上のリーグに所属の方」に含みますか?
A:含みません。その方は、名人戦時点では、降格後のリーグに所属と扱われます。なお、入れ違いで昇格した方(自分がB→Cに降格した時に、C→Bに昇格した方)は、昇格後のリーグに所属となりますので、対象となります。

Q:棋聖戦で自分の降格前のリーグに所属していた方が、名人戦で自分より下位のリーグに参加していました(例えば、自分が名人リーグ、その方が高段リーグ)。「好成績」の対象になりますか?
A:参加しただけで免除対象となることを防ぐため、そのリーグで1勝できた場合は、「好成績」とし、全敗の場合は、「好成績」とはならないことにしたいと思います。

Q:棋聖戦で自分の降格前のリーグに所属していた方と、名人戦で同ランクの別リーグになりました(高段リーグ1と高段リーグ2で分かれる等)。どのような扱いになりますか?
A:順位で比較します。同順以上であれば「好成績」と扱います。

Q:棋聖戦で全対局が時間切れでした。降格免除の対象になりますか?
A:いいえ。その場合は単独最下位になるので、対象になりません。残留できる程度の勝ち数を挙げながら、時間切れによる失格になった方への救済措置とご理解ください。

Q:次回以降も降格免除はありますか?
A:その予定です。ただし、不測のトラブルがあった場合は、取りやめる可能性はございます。

Q:今回の名人戦で降格免除の要件を満たしませんでした。次回降格免除に再チャレンジできますか?
A:申請の有無に関わらず、降格直後に参加した名人戦を対象とします(第1~3回名人戦を除く。)ので、次回再チャレンジはできません。ただし、比較対象となる棋聖戦で自分の降格前のリーグに所属していた方の人数が極端に少なかった場合(暫定で、最新の棋聖戦の当該クラスのリーグ数×2人以下とします。例えば、Bリーグが2リーグあれば、4人以下です。)は、その限りではないこととします。

Q:棋聖戦で時間切れでの降格後、その次の棋聖戦に参加し昇格できませんでした。名人戦での昇格免除の対象になりますか?
A:いいえ。時間切れでの降格後、棋聖戦に参加している場合は対象になりません。

Q:今回の名人戦に参加しませんでした。次回名人戦で降格免除にチャレンジできますか?
A:はい。チャレンジできます。ただ、その場合は、棋聖戦に参加することで、昇格チャレンジした方が早いかもしれません。

Q:不測の事態についてはどうしますか?
A:運営判断に従っていただければと思います。