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愛、そして夢へ。

2011年春
テレビアニメ「けいおん!」と出逢う

当時の少女は、心を閉ざしていた

しかし、少女は「音楽」と出逢い
唯一、感情を解放できる存在なのだと
ゆっくり時間をかけて、知ることとなる

そして、この出逢いが
私にとって、一生ものだということを
約6年後、知ることとなる

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2013年4月〜2016年3月
私は、吹奏楽部と出逢い、憧れる

仮入部のみ体験
当時の私は、音楽を奏でたいという夢を持つ

しかし、その夢は叶えることはなかった
ただ見ていることしか、
聞くことしかできないことに
嫉妬という、闇に近い「影」の感情を
持ち合わせていたのかもしれない

2013年 合唱コンクール
指揮者を経験

とても、とても、苦い思い出

「あぁ、やっぱり私には…。」と思い悩んだ

どんなに音楽に対して情熱があっても
表面的に評価されていたとしても、
この世には、向き不向きがあることを知った

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早く大人になりたかった

きっと、この想いは
小学一年生から
幼いながらも
本気で、そう思っていた

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2016年4月
公立一本で高校受験

なんとか合格できた

…なのに、私が想像していた「青春」は
そこに存在しなかった

心の扉がどんどん大きく、重く、
固くなっていった

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人が嫌いだった
なのに、人が好きだった
この矛盾を独りでは抱えきれず
依存、執着という負の感情が
溢れていたのかもしれない

いや、その感情は
もっと前から、
私が思っているよりもずっと前から…

_

2017年 ドラマ「僕たちがやりました」
このドラマの主題歌を担当されていたのが
Mrs. GREEN APPLEである

衝撃だった。
まさに、稲妻が全身に、
心の中に走った感覚が確かにあった。

私が音楽を好きになる第一段階は
歌詞である

Mrs. GREEN APPLEの歌詞は
まるで、私の奥深い想いを
そのまま言語化して表現してくれているような
そんな温かい感情になれる

生まれて初めてだった

人に触れて、心が温かくなれるのだと
人として大切なものを
Mrs. GREEN APPLEが教えてくれたのである

この場を借りて感謝させていただきたい
私の人生に現れてくれて
本当にありがとうございます

彼らに初めて会えたのは、
2018年4月17日
東京・代々木公園野外ステージ フリーライブ

当時高校3年生だった私は
制服を身に纏い、慣れない都会の電車に乗り
彼らの音楽を少し大きめの音量で聴きながら、
一人で代々木公園へ向かった

心から会いたいと思える人に会えること
言葉にしなくても、愛を行動で示せることを
あの日に初めて、知れたのかもしれない

Mrs. GREEN APPLEのライブに行くと
勿論、感情がむき出しになる
まさに全開放だから
喜怒哀楽を全身(ほぼ表情)で
彼らにぶつけられる

そこに決して
恥はない。
全く無いのだ。

フリーライブの日は雨が降っていた
傘をさす人、
レインコートを着ている人
そんな人がほとんどいる中、
私は雨など気にせず、制服だけを身に纏い
キラキラと輝いて見える彼らに、
ただただ夢中だった

今思うと、制服姿で一人、
雨が降っているのにも関わらず
そのままの状態でいる私は、
相当目立っていたのかもしれない。
我ながらあっぱれである。

フリーライブのラストに披露された
「Speaking」
当時の私は、この曲が一番心に響いた

話したいのに、話すことができない
話したいけど、話したくない

そんな葛藤を抱えていた私は、
暗闇から一筋の光が見えたように感じた

私は、ある決心をした。

Mrs. GREEN APPLEが好きだ。
だから、何があろうと私は彼らに会いに行く。
そんな風に熱い思いを馳せていたのである。

それから、

2018年9月9日
ENSEMBLE TOUR〜ソワレ・ドゥ・ラ・ブリュ〜
2018年10月27日
インフィニティ・ハロウィーンナイト
2018年12月13日
ゼンジン未到とプロテスト〜回帰編〜
2019年12月8日
EDEN no SONO Live at YOKOHAMA ARENA 
2020年2月15日
EDEN no SONO 国立代々木競技場第一体育館

なんと、この期間で5公演も
遊びに行かせていただいた

こうやって、改めて振り返ってみると
本気で好きなものに対しては、
とても分かりやすい性格のようです🙃

特に私にとって幸せなのが、
円盤化された作品の日に
ライブを見に行けたこと

「ものすごい運を使ったのでは、?ま、まさか一生分なのでは…」と
少し気負いしてしまうほど、
嬉しく、幸せな思い出。

エデンの園は
とにかく楽しくて、嬉しくて、幸せで
とても寂しかったなぁ
儚かった

「あ、もしかしたら
当分彼らに会えないかもしれない」と
何故か察してしまったんだよな…

メンバーそれぞれの表情、
特に、大森元貴さんの憂いのような儚さが
とても印象に残っている

セミファイナルは
青い髪色も相まってか、
すごく寂しそうなオーラを纏っていた気がする

だけど、私は
ありがとうって
伝えることしかできなかった
それが、すごくもどかしかった

こんなにいつも大切なものをいただいている存在が
何処か遠くへ行ってしまう

「どうしたの?」って聞きたいのに
聞くことは出来ない
あの時既に、
聞くことが許されないようにも、思えた

私は、彼らからもらってばかりで、
救われてばかりで
やっと、人として
大切なものを取り戻しかけていた

なのに…

_

実は、Mrs. GREEN APPLEの休止期間である

2020年7月8日、
2020年12月30日のニュース、
2022年3月18日活動再開

この約1年8ヶ月

私が、暗闇の中で殻に閉じこもったのも
この期間でした。

自分自身に向き合って、もがいて
嫌になって、逃げたくなって、
また向き合って。

そんなことをひたすらしていた気がします。

長かった。

私の感覚は、約2年なんてものじゃなくて
10年くらいに感じていました。

こうやって数字で見ると、
すごく、大袈裟に感じるかもしれない。
だけど、私はそのくらい長く、感じていました。

唯一の存在を一時的に失ったような感覚。

やっぱり5人のミセスが好きで、
曲を聞きたくて、
会いたかった。

メンバー編成を受け容れようと
必死になっていたけれど、
やっぱりどこか無理をしていたのかもしれません。

それでも、私は
Mrs. GREEN APPLEに対して
「5人が良かった」
という言葉を、
絶対に伝えたくなかった。

絶対に。

必ず理由があって、
事情がある。

それは、今、言えないのかもしれないし、
これからも言えないのかもしれない。

私は、
フェーズ2のMrs. GREEN APPLEも
全力で愛そうと思いました。

実際に、活動再開後の一曲目
「ニュー・マイ・ノーマル」

私は、この曲に
彼らのすべてが
含まれているように感じています

その後リリースされている
すべての楽曲も
私にとって、全て宝物で
愛してやまない存在です

今も、
今までも、
そしてこれからも。

私は、Mrs. GREEN APPLEを愛しています。

そして、ようやく夢ができました。
今できることを精一杯やっていきます。

_

ここまで読んでくれたあなたへ
ありがとうございます🍏


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