夏休みの宿題
何となく落ち着かない毎日ですが、夏休みも残り少なくなりました。
朝、つけていたテレビで「夏休みの宿題で最後まで残っていたのは?」というのをやっていました。
(アレだよね・・・きっと)の予想どうり 読書感想文が1位でした。
昨年度は夏休みの課題はほとんどなかったのですが、今年は書店で本を前に悩んでいる親子さんを見かけます。
読書が好きでも、感想文になると話は別…というのはわかる・・・とてもよくわかります。
私も嫌いでした。
「本を読む」→「感じたことをメモする」→「まとめて作文用紙3枚に書く」
この一連の作業はどう頑張っても1日のやっつけ仕事では終わりません。
それでも毎年、宿題なので苦労して書いていました。
が・・・忘れもしない、小5年の時です。
感想文がトラウマになることがありました。
2学期が始まり、担任の先生から放課後呼ばれ、「感想文のコンクールに出そうと思うから、先生が添削したのを見て清書してきて」と言われました。
課題提出した私の感想文の原稿用紙は、先生の直しがたくさん入っていて、もはや私というより先生の感想文になっていました。
その感想文は賞をもらいましたが、私はちっとも嬉しくなかったし、どちらかというと好きだったその先生も嫌いになりました。
読書感想文というとこの事をいつも思い出すのですが、この頃、あの時先生がどんなふうにしてくれたら私は先生のことを嫌いにならなかったのかなぁと思うようになりました。
確かに先生は、忙しかったかもしれませんが、面倒くさくても感想文のなおしは、私と一緒にしてほしかったなと思います。
そんな思い出がある読書感想文ですが、
大人になって、だんだん自分の考えたことを文章にすることは大事だということは実感するようになりました。
書くことは、考えが自分のなかで消化していないとかけないし、その考えがもとになって、次の考えにつながっていくこともあるからです。
けれど、今は文章にして書くことが難しくなったように思います。
(そういえば、作文を書く時間も、少なくなったのかなぁ・・・)
苦労している人が多いからか、新聞でこんな記事を見つけました。
家で感想文を書くときは、作文にする前、一度読んだ本についておうちの人と話をして、その会話をヒントにするのもアリかなと思います。
で、夏休みの宿題で思い出した本。
お出かけできない今の状況に、ピッタリな絵本かとおもいます。
主人公トミーがえらいところは、自分でちゃんと考えて行動しているところ。気になったことは自分で調べてお世話をしています。
トミーが誰かに言われてから鉢植えのお世話にするのだったら、続けられていたのかわかりませんものね ♪
ということで、夏休みの課題で最後まで残るという読書感想文、気負わずに本の会話を楽しんでそれをヒントにしてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでくださってありがとうございます。文章にするのに時間がかかりすぎて、定型でなく、不定期になるかと思いますが、読んでいただけると励みになります ♪