【第2報】文学フリマ ビッグサイトへ行く【延期】
こんにちは、繁忙期の8月をなんとか乗り越えた橘です。めちゃくちゃ働いたなぁと思ったのですが、新卒の平均残業時間を調べたらちょうどそれぐらいだったので、案外ホワイト企業みたいです、弊社。
さて、文学フリマがビッグサイトで初開催されるにあたり、特別企画の実施を「文学フリマ ビッグサイトへ行く」(6月30日公開)で発表しました。
Googleフォームのアンケートを通じて、創作活動に携わる様々な人たちの質問や疑問、ノウハウやテクニックなどを収集し、来たるビッグサイト開催に備え、改めて文学創作の楽しみを感じてもらう企画でした。
公開当初はnoteでもTwitterでも(自分の主観では)そこそこ反応があり、順調に企画が進むかに思われました。しかし、1・2週間経ってもまるでアンケートの回収が進まず、仮にこのあと色々と手を尽くしたとしても期日までに目標の回答数には到底達しないと判断し、このたび企画の一時停止を決断しました(上記記事内のURLは現在休止中です)。
すでにご回答いただいていた方も少なからずいらっしゃいます。その方々には大変申し訳無い事態になってしまいました。本当にすみません……。
もちろんnote・Twitterにいいねすることと実際に協力することのハードルの高さが全く異なるのはわかりますが、それにしたってこんなに協力してくれないなんて薄情じゃありませんか。
と愚痴をこぼしたくなりますが、今回アンケートが集まらなかった原因にはいくつか心当たりがあるんですよね。なので、本記事はその反省点を整理して、次に繋げるために自身を鼓舞するのが目的です。ぜひ生暖かい目で見守っていただければ幸いです。
原因① 質問の量が多すぎた
自分の悪い癖なんですが、とにかく一つのことに対して今考えていること全てアウトプットしてしまいたくなるんですよね。言い方を変えればヲタクの早口みたいに一気に考えていることを話してしまう、そんな感じです(これが遅筆の原因でもある)。
その悪癖のせいか、今回のアンケートはなんと120問にも及んでしまいました。回答によって分岐する設問や全員に該当するわけではない設問も含まれていますが、120問もあると思うと回答に躊躇するのもむべなりな反応です。
多いという自覚は重々していたつもりだったのですが、【本企画に対する意見】の項目に一言「質問が多すぎです」と書かれていて、結構心に来るものがありました。回答者の気持ちに寄り添っていない設問構成は大いに反省すべき点の一つです。
原因② 締切までの期間が短い
そもそもこの企画の始発は、文学フリマ東京が初めてビッグサイトで開催されるというところからでした。ですので、開催前の11月ぐらいには発刊しないなぁと、なんとなくのスケジュール感で企画を立ち上げました。
ところが上記のように120問も設問を用意した関係で、Googleフォームの作成が遅れに遅れ結局当初の予定から2−3週間遅れての回答回収になりました。ただでさえ原因①や後述の原因③がある中で、11月の発刊に間に合わせることはかなり難しい状況になってしまいました。
自分がこの4月から新社会人になったばかりでまだ社会人生活に慣れきっていないのも要因の一つにあるかもしれません。仕事を始めるまではもっと創作活動にあてる時間があると思っていたのですが、実際に働き始めると時間こそあれ、心身を休める時間に使ってしまい、なかなかキーボードを叩く気持ちになれませんでした。
2年目3年目と歳を重ねれば仕事とプライベートのバランスの取り方も学んでいって、効率的に物事に当たれるのでしょうが、こんなペーペーにそんな高度なことはできようはずもありません。日々疲れたと言い訳をしながらTwitterやyoutubeを眺め、いたずらに時間を浪費していくばかりです。
色々と学ぶことが多く、無闇矢鱈に新しいことに手を出さないほうがいい時期に、この企画をスタートしてしまったことが間違いだったのかもしれません。
原因③ 拡散力が足りていない
これは根本的と言うか、一朝一夕ではどうすることもできない部分ではありますが、もし改善できたら一番効果が見込める要素だと思います。
現在noteは54フォロワー、Twitterは556フォロワーとそこまで多くない数です。しかも今回Twitterでの宣伝は橘名義のアカウントではなく、サークル名義のアカウント(131フォロワー)を中心にしていたので、拡散力がないのは自明です。
前回の文学フリマ東京38の前後でnoteは22→49、Twitterは63→120とそれなりにフォロワー数が増えたのですが、1000・2000と影響力のあるアカウントに比べれば雀の涙程度です。こんな弱小アカウントがどんなに協力を求めて何度もリツイートを繰り返しても程度が知れています(協力いただいた方々には感謝申し上げます。本当にありがとうございます)。
まあ根本的にnote・Twitterで協力を求めたところで、フォロワー外で協力してくれる人なんて微々たるもの、という大前提を理解していなかった自分が悪いわけなんですが……。
なので、まずはフォロワーを増やしていくという根本的な問題に取り組んでいかねばならないと考えています。そのためにもnote・Twitterの更新頻度や質を高めていく必要があります。普段全然動いていないアカウントがいきなりアンケートの協力を求めてもそれは無理があろうかと思われます。
最後に 続けるためには
さてこれまで今回の企画の失敗の原因を分析してきたわけですが、
・協力しやすいように質問の内容を精査すること
・社会人の忙しさに慣れて適切なスケジューリングができるようになること、
・拡散するのに十分なフォロワーを増やすこと
これらを改善し企画を成功に導くためには、多分数ヶ月の延期では済まない気がしています。
もちろん何度も何度も延期すると企画の始発点から遠ざかってしまい本末転倒の事態になってしまうので避けたいところですが、今のところ1年ぐらいは余裕を持ったほうがいいだろうと思っています。
アンケートを見直して回答の募集を再開するタイミングで、改めて第3報としてnote記事を作成するつもりです。それまでは特に原因③の改善に取り組んでいきます。
これは単にフォロワーを増やすためというより、今後末永く創作活動を続けていくためにはむしろ必須の取り組みなのではないかとも思っています。
先日Twitterでこんなつぶやきをしました。
あんな企画してみたいな、こういう文章を書きたいなぁと漠然と考えていることは様々あるわけですが、結局メモにちょろっとそれを書いたっきりでなんにも進んでいないわけです。そりゃいつも締め切りギリギリになったり、今回みたいにうまくいかない事態になったりするわけです。
学生の時と違って文章を書くための時間が何時間もどかっと確保できる生活ではない以上、毎日コツコツやる、これに尽きると思うのです。そしてそれを確実にこなしていくためにSNSで対外的に「やるぞ!」と公言することは案外効果的なんじゃないでしょうか。
まあ、過去にこれに近い宣言をぶち上げて結局長続きしなかった経歴がある自分なので、今回もどれだけ長続きするかわかりません。どうか「やっぱりうまくいきませんでした」と報告することがないように祈っていてください。私はその祈りの力によって必ず成し遂げてみせますから。
それでは、今日はこのあたりで。さようなら。