カヲリウタvol.3(2019−21年)
この記事は、Twitterで掲載していた短歌を再掲載するものです。Twitterの先行きが不安なことと、ツイートをまとめる「モーメント機能」が使えなくなったことを受けて、noteに転載する次第です(こんなことを言うべきでないかもしれないが、noteもまたいつ終焉を迎えるかわからない)。
「その日その時に詠んだのだ」という証を残したいという思いから、日付情報も付してあります。邪魔に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ご了承ください。また、ハッシュタグを使ってツイートしていた場合はそれも一緒に書いてあります。
この記事では、2019年から2021年かけて詠んだ歌をまとめています。
(https://twitter.com/i/events/1360521954860490752?s=20)
2019年1月17日
「すみません無償の愛ってどこですか?」
『そこになければないですね』
2019年1月20日
今晩は月が綺麗といち早くメールを君に送ることもない
2019年1月31日
缶コーヒー買いに出かけた午前2時たいてい夜はちょっと寂しい
2019年2月27日
唐突に
淋しくなる夜、
傍らに
あなたがいてと
願う。けれども。
2019年3月8日
会いたくて震えているのは真夜中に通知を受けたスマートフォン
2019年7月4日
やわらかく金平糖をひとつまみひとつまみする君の指先
2019年9月13日
うす雲に微かに見ゆる望月のまんまるとした団子を食べる
2020年1月6日
行きつけのカフェが閉店して本を読めなくなった文キャン民
2020年4月10日
好きな人の顔を見つめているだけのとてもかんたんなお仕事です
2020年4月17日
ごみ箱に残ったままの恋心ハードディスクを圧迫している
2021年2月13日
いいかげん仕事と私どっちなの選ばれたのは綾鷹でした
2021年4月19日
元カレの写真を燃やし足元がどうだ明るくなったろう