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小学3年生オルソケラトロジー始めました①
記事をお読みいただきありがとうございます。
私の娘は現在小学3年生ですが、今年の6月にオルソケラトロジーを始めました。
オルソケラトロジーとは、夜寝る時に専用のハードコンタクトレンズをつけ、朝レンズを外し、日中は裸眼で過ごす、という近視の矯正法です。眼鏡や日中のコンタクトレンズとは別の方法です。
ナイトレンズと呼ばれたりもしますが、名前が長いので、この記事の中ではオルソと呼ぶことにします。
この記事を読んでくださっている方の中には、
これからお子さんにオルソを始めさせようか迷っている、あるいは始めてみたけど、毎日の装着に苦労して諦めようか悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
当初、私の娘もコンタクトレンズを付けることを怖がっていましたし、オルソのトライアルを始めてからも毎日の装着にかなり時間がかかり、試行錯誤の日々でした。
もうやめよう、諦めて眼鏡屋さんに行こう、と思ったことも何度もありました。
でもオルソを始めてから3ヶ月以上が経ち、私も娘も
オルソに挑戦して、諦めずに続けて良かった!
と今は思っています。
オルソについては、この記事を含めて4つのシリーズになっています。この①の記事では、オルソを始めるまでに娘の近視がどのように進行したのか、どうしてオルソを始めることにしたのかを書いています。
元々、私も夫も近視で、夫は6歳の時から眼鏡をかけるほどの強度近視のため、娘の視力も小さい頃から気にかけていました。そのため、小学校に上がる前から眼科に通い、視力1.2がしっかり出ているかの確認もしていました。
小学1年生
小学校に入学し、1学期に学校で視力検査がありました。両目ともC判定の紙を持って帰ってきたので、ビックリしてすぐに眼科に連れて行きました。眼科で検査し直してもらうと、両目とも1.2見えてて問題ないとのことでほっとしました。
小学2年生
次に2年生の視力検査で、今度はB判定の紙を持って帰ってきました。この時は、検査の時また上手く伝えられなかったのかな、眼科の検査ではまた大丈夫でしょ、と軽い気持ちで眼科に行きました。しかし、検査にかなり時間がかかっていたので、もしや、、と不安になりました。結果は、
裸眼視力 右目0.2 左目0.9
と視力が下がってしまっていました。
すごくショックでした。。
でも、後から考えると視力が低下した原因に思い当たるものがありました。それは、コロナ禍で小学1年生の3学期に我が家は対面ではなくオンライン授業を選択し、外で過ごす時間が激減したためだと思います。
感染が怖くて外で過ごす時間が減ったことで、視力に影響が出るなんて、全くの想定外でした。その時はオンライン授業にしたことを後悔もしました。しかし、近視は遺伝的要因も関係あるので、遅かれ早かれ進んでいたと思います。
そこから点眼薬の治療が始まりました。
ただ、この時はまだ仮性近視の可能性を鑑みての処方だったと思います。
ミドリンM点眼を、毎日夜寝る前に点眼しました。
1ヶ月後にまた眼科に行き、視力検査をしたところ、
裸眼視力 右目0.8 左目1.2
と視力が回復していました!家族みんなで視力が回復したことに大喜びしましたが、今思えばこれはぬか喜びでした。。
そこで今度は目薬が変わって、低濃度アトロピン点眼を毎日寝る前に点眼しました。
段々と進む近視
近視がこれ以上進まないように、家の中でも、テレビやダブレットを見る時は、合間に休憩を入れ、その都度必ず窓から遠くを見る、など気をつけていました。しかし、3ヶ月後視力検査に行くと、残念なことに、右目の視力はまた大幅に低下していました。
裸眼視力 右目0.3 左目1.2
点眼薬はそのままで、さらに3ヶ月後の視力検査では、
裸眼視力 右目0.3 左目0.7
今度は左目の視力も低下してしまいました。
いよいよ眼鏡かな、と思いましたが、
この時、娘は自分の意思で、眼科の先生に
「眼鏡はしたくないです」
「学校でも困っていないです」
と伝え、その後もどうにか裸眼で過ごしていました。
小学3年生
視力が低下し始めてから1年が経ち、3年生になりました。学校の視力検査でまたB判定の紙をもらって帰ってきました。そして眼科で視力検査をすると、
裸眼視力 右目0.15 左目0.5
とかなり視力が低下しており、ついに先生から視力矯正についてのお話がありました。
先生から提案があった選択肢には、
①眼鏡
②ソフトコンタクトレンズ
③オルソケラトロジー
の3つがありました。
娘は、あれだけ眼鏡を嫌がっていたのに、コンタクトレンズは怖い怖いと言って、眼鏡を選択しようとしていました。そのため、その日はとりあえず眼鏡の処方箋をいただいて帰宅しました。
しかし、私は、日中裸眼で過ごせるならオルソに挑戦してみて、ダメだったら眼鏡という選択肢もあるのでは、と思っていました。でも本人の意思がないと何も始められないので、後日娘と話し合うことにしました。そこでは、
眼鏡だと、バレエの習い事や体育などの運動時にズレてしまう不便さがあること
パパとママが眼鏡や日中のコンタクトで目が疲れて不便していること、日中裸眼で過ごせることがどんなに快適で楽なのかということ
オルソだと近視進行の抑制効果も期待できること
オルソにはトライアル期間があるので、そこで試してみてやっぱりやめるということもできること
などを話し、娘は、オルソに挑戦してみる、と言いました。親子共にまずはやってみようという気持ちで、オルソを始めることになりました。
次に続きます。