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小学3年生オルソケラトロジー始めました③

恐怖心が強い娘に、毎日コンタクトレンズを装着するのはとても大変でした。怖くて目をつぶってしまうのはもちろん、コンタクトレンズから逃げようと体も勝手に動いてしまうほどでした。
下の娘がまだ小さいので、レンズの装着に時間がかかるとグズってしまい、何とかすぐにレンズを入れられるようにならないか、と毎日試行錯誤を重ねました。

この記事では、私たちが試したやり方を何個か紹介します。良かった方法、効果のなかった方法など色々ありますが、何か参考になるものがあれば嬉しいです。

①とにかく励ます
褒めたり、励ましたりして自信をつけさせようと思い、レンズを付ける前に、

「〇〇(娘の名前)ならできるよ!大丈夫!」
「昨日もちゃんと入れられたし、今日もできるよ!」
「目を3秒開けててくれれば、すぐ入れられるよ!」

など、ポジティブな言葉をかけて、自信を持たせようと試みました。結果としては娘には全く効果がありませんでした。その一瞬は、3秒だけ!できる!と前向きになってくれますが、やっぱり怖い気持ちが勝ってしまい、目をギュッギュッとつぶってしまいました。


②諭す
 
最終的にオルソを続けると決めたのは、娘の意思なので、それをもう一度言い聞かせました。

「自分で続けるって決めたことなんだから、怖くても頑張ろう」
「トライアル期間ならやめることもできたけど、もう自分のレンズなんだから、少しずつでいいから慣れていこう」

など娘に話しましたが、こちらも全く効果ありませんでした。


③しかる

励ましてもダメ、諭してもダメ、オルソを初めて1ヶ月近く経っても相変わらずの毎日で、私も段々と疲れてきてしまいました。
上手くできないせいで、寝る時間も遅くなってしまい、娘に責め口調で叱ってしまう日もありました。そんな日は娘も泣いてしまったり、今振り返ってもかなりの悪循環でした。


④タブレットを見せる

今までは、眼科で教わった通り、机の上に鏡を置き、下を向かせてその鏡を見てもらいながら、レンズを装着していました。しかし、鏡で見えるから余計怖いのかなと思い、レンズの装着の間だけ、鏡ではなく、好きなyoutubeの動画を見せてあげることにしました。動画に集中して、瞬きしないようにできないかと思ったのです。

この方法は、最初の数日は上手く行きました。しかし、それ以降はやはり目をギュッギュッとつぶるようになってしまいました。
ただ、レンズの装着の時間が楽しいものになるように、動画を見せながらというのは今も続けています。


⑤夫と2人がかりでやってみる

私が指に力を入れてまぶたを開いていても、それ以上の力で目を閉じてしまうので、夫にまぶたを開いててもらい、私が隙をついてレンズを入れるという方法です。これで上手く行く日もありましたが、残念ながら毎回というほどの効果はありませんでした。


⑥コンタクトレンズを入れる体験をさせる

結果的には、これが1番効果があったと思う方法です。
目にレンズを入れるということが、どういうことか理解してもらうために、私のソフトコンタクトレンズを娘の指に乗せ、私の目に一緒に入れてみました。
目を開いてないとレンズは、上瞼やまつ毛に跳ね返されて落ちてしまうこと、目をしっかり開いていればすぐにレンズが入ることを体感してもらったのです。
この体験をしてから、今まで隙をついて押し込んでいたレンズが、少しずつ楽に入れられるようになりました。レンズを入れる時のイメージができるようになり、恐怖心が和らぎ、娘が目を開けられるようになってきたのです!

それから少しして、ようやくオルソも歯磨きのように、毎日の習慣となりました。装着の他にもレンズの洗浄などの作業や定期的な眼科の受診もあるので、全く負担がないとは言いません。1週間の中でも疲れている日は、今日はお休みしよう、という日ももちろんあります。

始めてから色々ありましたが、近視なのに、日中裸眼で過ごせるってすごいことだなと日々思うのです。

次の記事では、オルソに慣れてきた頃、私たちが緊急で眼科を受診しなくてはならなかったトラブルについて書いています。

続きます。

#オルソケラトロジー
#ナイトレンズ
#小学生
#近視


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