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🌱なぜ学校に行って欲しいと思うのか…私が考える4つの理由

子どもが学校に行けなくなった。
朝も起きられなくなった。
外出もままならない。

多少ゲームはできるようになった。
でも表情も暗く、友達とのやりとりも途絶えた。

子どもはどうやったら回復するのだろう。
今はまず、生きる力を取り戻して欲しい。
なにより笑顔になって欲しい。

その気持ちは真実。
無理して辛い思いはして欲しくないと思っている。

なのに
「やっぱり行けない」と言われた朝に沸き起こる絶望感。

わかっているのに
子の回復を願っているのに
どうしようもない焦燥感に駆られてしまう…

◇◇◇


子どもが苦しんでいるのに
なぜ親は「学校に行って欲しい」と
思ってしまうのでしょうか。

それには大きく4つの理由があるのではないかと
私は考えています。

①「学校に行かない」ことが悪のように感じる

欠席連絡をする時、つい口をついて出てしまう
「すみません」

お手数お掛けしますという気持ちもあるけど
今思えば、特に最初の頃、私はどこか
「とがめられやしないだろうか」
という不安もあったなぁ…

親世代はほぼ「学校に行かない」選択肢なんてなく
行くのが当たり前でした。

学校という公教育の中で、
みんなと同じように教室で授業を受ける子
先生の言うことを聞く子が
「ちゃんとしている」子。
まだまだ体罰などもあるあるだった時代だもの。
(決して良いことではないよ、ほんとに)

熱があっても多少なら行ってように思うし、
なんならコロナ禍前は、我が子も行かせていた。
ワーママにとって子どもの熱は
「気のせい!」と思い込むべき最大の敵だからね。

そんな状態だったのが
それどころじゃなくなるんだもの。
仕方ないじゃん?なんて思えるのは
もっともっと先のこと…


②「学校に行かない」ことによる学力の低下

まぁズバリこれは、ある程度仕方ない。
でもそれって、
学校に行かないことが直接原因ではないと
私は考えています。


ここ、案外見落としがちじゃないかな。

「学校に行けない」のは1つの事象であって、
その本質は
学校に行けないほど生きる力が枯渇している
ということです。

心がカッサカサで弱っている子どもたちが
学校に行こうが行かなかろうが
勉強なんて進むわけないですし、
優先することでもないんですよね。

でも、子どもってやっぱりすごくて
生きる力が戻ってきたらどうとでもできます!

もちろん遅れはありますから大変な面はあります。
元々親が想定していたものとズレることもあるでしょう。
でも自分らしくちゃんと吸収していくんですよね。

また、純粋に学力という意味だけで見れば
学校だけが学びの場ではありません。

興味のあることからかもしれませんが
心が回復してくれば子ども達はまた
自主的に学びを始めますよ😊


③「学校に行かない」ことで社会性が乏しくなる


これもよく他人から言われるパターン。

確かに人前に出ることを克服する時、
『慣れ』という要素は大きいですよね。
でもいつからでもできますし、
慣れてなくてもできる人もいます。

逆にきちんと学校に通っているからといって
全員がコミュ力全開なんてこともありませんよね!

それだったら誰も苦労はしないです。

「我慢できない子になる」なんて言う人達は
今もなお後を絶ちませんが、
常々私も発信していますように
子供たちは
「我慢し過ぎたから」学校に行けなくなっているので
そんな心配は不要です。

ただ、やはり友達は一瞬減るかもしれません。
子ども自身が心を閉ざすこともあるからです。

その行為は子ども自身が
心を回復するためにしていることです。
なんにせよ心の回復が先!
回復すれば動き出せますから。

④「学校に行かない」のは親のしつけがなっていない


私達は洗脳を受けていたのかもしれません。
子どもが学校をサボるとなると
親のしつけがなっていないと言われました。

まぁもちろんゼロとは言いません。
でも厳しくしつけられても、サボる時はサボるし
疲れる時は疲れるんですよね。

だって子どもは親の所有物ではない。
ひとりのちゃんとした人間だから。
親の思う通りになんてならない。

親のしつけだけで品行方正な子どもが
必ず誕生することの方が
むしろレアケースだと思いませんか?


「学校に行って欲しい」と思ってしまう
大きな4つの理由を改めて考えてみると
これらはすべて
周りの人から植え付けられた価値観によるものだと
気付きます。

親である自分自身の経験もありますが
それも元々は周囲から得た価値観です。
自分の心から生まれてきた価値観ではないのです。

社会の中で生きるということは
他者との比較を強いられることが多いですよね。
しかし、自分というものは自分で形成すれば
よいのだと思います。

もちろん、ひどい迷惑を周囲にまき散らすのはNG
そんなことをしなくても
冷静に自分に問うてみてください。

今一番何が大切なのか
何を大切にしたいと思っているのか

学校に行って欲しいと思う気持ちを
持ってしまうのは仕方のないことです。
でもそれを子どもに押し付けるのは良くない。

親として子どもを守ることを第一義とするならば
4つの価値観に縛られるだけではなく
自分たち親子、我が子にとっての良い形を
模索していきたいなと思います。

必要な方に届きますように✨

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