『ONE hour Sense』に須田景凪が出演した
須田景凪がテレビに出るよ出るよ~って聞いて飛んできた。
滅多にメディアに姿を現さないミステリアスなアーティスト(大嘘)なのでたまのテレビ出演超嬉しい。のだが、今回は趣が若干異なる様子。
なんとショート枠のロケ番組らしい。音楽関係無い番組への出演は何気に初である。
これはもうサウナしかないでっしゃろ……自分磨きの達人・須田が上質な時間過ごすとこっつったらサウナ一択っしょ……なるほど、ジム通いを強調してるのにファンから「お兄さんほっそ~い♡花粉でよわよわ♡無理せずちゃんと栄養あるもの食べてはやく寝ろ♡」と散々煽られてきたので遂に一念発起しオタガキをわからせるべく鍛錬の成果を披露するんやな……!
まぁ実際に訪れたのは綺麗な公園でしたよね。清楚過ぎてぐうの音も出ない。流石に『Tシャツはユニセックスですか?』という質問をわざわざ「男女兼用ですか?」と読み直すだけの事はあるね。
新曲「エイプリル」の風情漂うAメロが流れる中、スローモーション撮影で颯爽と現れた俺達の希望。MV解禁したのかと思って一瞬メッチャ焦った。絵面が「エイプリル」とマッチし過ぎなんよ。
本日の装いはアイボリーのフーディ(胸元のリボン結びがカワイイ)の上から白シャツを羽織り、黒のジャージパンツとクソデカスニーカーの合わせ技というライブさながらのストリートファッション。これいつも思うんだけど、須田氏はヤンキーっぽいオーバーサイズがデフォなのに片時も透明感を失わないのが凄いよね。しかも三十路過ぎだぜ。奇跡の三十代としてなんかの賞を授与されるべきだと主張したい。
「今日は、海の見える公園に行こうと思っております」
運転席にて、いつもより若干強めに頭を下げる須田氏。す……須田が首都高を練り運転してる! お待たせしました、全須田ヲタ括目必至・史上初解禁となる運転シーンで御座います。
おそらくこの瞬間、テレビの前の全てのおともだちがおっほ^~運転するすだすだ^~~と一気に知能指数だだ下がった事であろう。俺はだだ下がった。ただでさえスタイリッシュな須田があのメルセデス・ベンツ提供のなんかやばい車を運転してるんだから仕方ないよね。まぁ須田が駆ればベンツだろうとスワンボートだろうとアンパンマン号だろうとハイクラス確定演出キマるんだがな。
「楽曲制作をいつも家でしていて、度々煮詰まるんですよね。という時に、そういう自然が多いところに自分は結構行くのが好きで」
「ドライブは好きですね~とっても♨」
「なんか車って僕の中では"移動する部屋"みたいな。そういう感覚があるんで」
ハンドルを両手でしっかり握り締め、哀しそうな虚無顔で前を見つめながら運転する須田氏。長めの困り眉ほんとたすかる。ファンデとアイシャドウ濃いめのEラインに自信ニキな横顔アップやピンキーリングチラ見せの手元などもバッチリ映し出され、大変顧客満足度の高い運転シーンに仕上がっていると感じた。こんだけクールなのに絶対ふんわりアクセルだって分かるの凄いと思う。
ちなみに、須田氏が運転したお車はEQE 350 4MATIC SUV Launch Editionとのこと。ニューモデルのお値段、1369万円也。すだすだ、すました顔してるけどTFT並みに緊張したんじゃないか。我こそはという石油王は決断的に購入し、最強のオタクと化してみては如何でしょう。
で、須田氏が訪れた"海の見える公園"って何処ぞ、と言いますと葛西臨海公園とのこと。
葛西臨海公園って……確か、『Billow』リリース前のYouTubeラジオで観覧車乗ったとこじゃないっけ。「高いところあんまり怖くない」と言いつつ揺れる揺れる揺れる……と怯えてた記憶。
四年の歳月を経て伏線回収とは。須田景凪は考古学って本当だな。
「いわゆるSNSとか、なんかそういう情報を、何も触りたくないみたいな。何も触れたくないみたいな時間が結構自分にはあって」
「という時に自分の制作スタジオにいると、どうしても色んな情報が入ってきてしまうので、物理的に距離を置きたい時とかに海だったりとか、自然が多いところに自分は行くのが好きですね」
まだどこか寂しげな表情を残す春先の公園。淡いオレンジの陰影を帯びた木立と一般通過鳥の囀り、ささやかな春の花々と辺りを静かに見回しながら散策する須田景凪のコントラストが最高なんじゃ。須田氏と言えば花ですからね。そよ風に揺らぐ桜のカットが入ったりして、須田景凪のイメージに沿ったお洒落でちょっぴり儚げな絵面になっています。静謐なMV感あって良いっすね。
須田氏はスタイリッシュな都会も落ち着いた森の中も似合うから最強なんだよね。あとシチュに黄昏時を選んだ人の3月分の給与たんまり上げてほしい。
「久しぶりに海見ましたね……(小声)」
「自分だからこそ何を作れるかみたいなところって、結構、長年音楽をやっていても忘れちゃう事も多くて」
「自然に触れると……やっぱり改めて自分の原点に立ち帰るというか。何かそういう時間にはなると思っているので」
ゆるやかにさざめく水面に西日が揺蕩い、須田の姿が仄かに霞んで見える。海というよりもバカデッカい川に見えてならないんだが、須田が海って言ってるんだから多分海で合ってる。
それよりも、須田はまぁ絵になるね^~~。西日を受けた真正面カットとか映画のワンシーンでしょ。「そこのみにて光輝く」かと思った。ぷらぷらと歌う様に海辺を歩くとこも良いし、ラストの海を眺めるカットも憂いを感じるし、何かもう存在がエモーショナル過ぎ。
人気のない海辺、水面の向こうで朧げに霞むビル群、雲一つない淡い空に滲む桜色、全てが須田のためだけに設えられた舞台装置であるかの様に感じた。フジテレビ……例の件で一生涯憎む覚悟決めてたけどメチャクチャ良い仕事するじゃないか……まぁそれとこれとは話が別ですが……。
というわけで、短いながら須田景凪の魅力がふんだんに詰まった回でした。
浅学ゆえに音楽関係ない番組というと俗なバラエティを真っ先に想像しがちなのですが、予想に反して須田氏にマッチした上質な番組で良かった。これにはヲタクもニッコリ。たま~に例の件みたいな須田展開が生えてくる時あるからね。レーベルも移籍した事だし、今後メディア露出する際はこういった上質なものを狙ってくれるとヲタクの胃潰瘍が悪化しなくて良いなと思いました。マジで頼みます。死活問題だから。
↑4月7日の夜まで須田の雄姿が無料で観られるらしいっすよ(ダイマ)
以上です!
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