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あの頃を思い出す

素敵なあの人から久しぶりの連絡が来た。
私にハーブのことを教えてくれた人。
私もいた植物の職場にまだその人はいて、そこの情報を伝えてくれた。

連絡とともに、植物たちの記憶がよみがえった。
温室での水やり。
むせかえるほどの植物の生命力。
ここ、まだもらってません!と聞こえて見に行くと、カラカラの土。
ごめんごめん。教えてくれてありがとう。と水を注ぐ。
さわーという音ともに土に水が吸い込む。
それと同時に葉や茎が、うわーとピキピキ動くように喜ぶのを感じる。

植物と関わり、強い生命力を持って生きる、そういう姿をたくさん見た。
それは、生き物として人間なんかよりずっと長くこの地球にいる大大先輩の姿で
私はいつも頭が下がる思いだった。

どうしたらそんなにも強く生きられるのか、、
樹木の大きな根と幹をみると、つくづく、
自分まだまだっす。
と答える。

木でも草でも花でも。
そばで生きる様を見ると、人間のやわさを感じざる得ない。
その世界に寝転んで少し先輩の胸を借りて身を置くと、
もう少し頑張れる気がする。

この世界を知れて良かった。

少し経ったら、あの職場に遊びに行こうと思った。

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