『神様の言うとおり』 神様の遊びは残酷

神様の言うとおり

アマプラで見た。前にも見たが内容を忘れたので再度鑑賞。

映画レビューの低さに納得がいかん、なんでこんなに低いんだ…。とても楽しめた。マトリョーシカからラストにかけて間延びしてしまった感は残念だったが、前半の意味不明な殺人の連続。ちょこちょこ出てる人気俳優達が最初の10分かそこらで大体全滅するという、なんたる贅沢な無駄遣いよ。

遊びと称し、ある条件下で理不尽に殺されていく高校生達。動けば殺され、デカい招き猫に殺され、正解を当てられなければ殺され、ウソを見抜けなければ殺され、逃げられなければ殺され、最後は運がなければ殺される。そして残った二人が最後に会うのは神。この後は映画内では描かれてないが、このゲームはマトリョーシカでは終わらず、神が最後という台詞があった。つまり神のもとでもう1ゲームあってどっちか、あるいは両方死ぬのかもしれない。そこは想像にお任せである。で、何となく分かるのは、この残酷なゲームは神が始めたって事である。それはこの映画のタイトルと、こんなことをする理由が一切説明されないで終わるところから推測できる。(原作は未読なので、あくまでも映画だけでの考え)

最後まで見て、その内容が今の現状というか、新型コロナのパンデミックに被って見えてしまった。「なんでこんな事になってしまったんだ。」という問いに解が与えられることはない。もしかして私たちは神に気まぐれに間引かれているのだろうか?人間は増えすぎたと調整されているんだろうか?神にとって、それは戯れでしかないんだろうか?そんなことが頭をよぎった。そう思うと、この映画がとても不気味に思えてきたのである。

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