会社、辞めた！

正社員になってはや半年、会社を辞めた。
びっくりするくらい自分でも晴れ晴れとした気持ち。

少しずつ感じていた会社への不信感が、社長(ちっちゃい会社だから距離感が近い)に伝わって
この前の金曜に延々と公開説教の末
要約すると、最後一言の「やる気ないなら辞めて良いし、来週から来なくていい。」とのことだったので辞めることにした。あれがなければ多分まだ続けていたと思う。

やる気がないというのは、新人なのに朝の挨拶の元気がない、新しい企画の案など発案も動こうとしない(←そもそも私は営業だし入って数ヶ月の新人にそんなこと言われてもなあ…という感じではある)、声が低い　などである。
15分も延々と怒られてて途中から思ってもいない「はい」を言うだけの機械になっていた。

やる気がないなら帰れ！と言われて本当に帰る人みたいな　自分がそっち側になるとは思いもせず(学生時代は すみませんでした！！やらせてください！！と教師に懇願していた人間だった)、視野が広くなったというか、まあ自分でもガキだなとは思う。けど、自分の感情で従業員をコントロールしようとする社長も社長である。

というか毎日何時間も残業して遅刻もせずノルマこなして仕事してたんだから、やる気が見えないとかいう理由で怒られたのいまだに理解できない。

今までの私なら1ヶ月以上前に辞める旨を申し出て、色々身辺整理して辞めていたけど、こんなに円満ではない退職初めてでビックリ。やっぱり家族経営は辞めた方が吉◎！

社長以外はすごい良い人たちだったから、まともにお別れを言えなくて落ち込んでいた。
直属の上司が社長抜きで送別会をやってくれるらしいけど、忙しそうだし間に受けないほうがいいかなと思っている。

上司と会う機会がこの前あって話をしたけど
無意味な残業ばっかりだし、誰かが怒られてるのを同じ空間で毎日味わって血の気が引いていくあの瞬間が嫌だし、会社の人には申し訳ないけど社長についていけないから戻る気はないと告げた。
会社で撮った写真も消してもらえるかな　と言われたけど、公開説教の帰り道で全部消したので一枚たりとも残っていない。それを言うと上司は苦笑いしていた。
短い間だったけど、思い出とか面白かったこととか話しながら今後の話を聞かれた。多分これは社長に報告するんだろうなと思って嘘をついておいた。
だけど多分、今までの中で1番心を開いて話せた瞬間でもあった。

上司は良い人で、彼の仕事さえ忙しくなかったら私達の関係はもっとうまくいっていたと思う。また1から次に入る人を教育しなきゃいけないのもなんだか可哀想だ。(他人事)
全然教育の時間が取れてなかったから、対策なしじゃ、余程仕事ができる人でなければ次に入る人も私と同じ運命を辿るだろう。
長く職場にいる人は以前「永田さんの上司は部下が全然つかないから…」と言っていた。
彼自身の人間性というより課せられた業務量がおかしすぎるから、教育する時間が取れなくて仕事についていけなくて辞める人が多かったとも言っていた。

もう辞めた会社だしどうなろうが正直どうでもいいが、
皆毎日残業2時間以上して、誰か怒られている空間で黙って仕事して、社長のワンマンに振り回されることがなくなるように祈っている。