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奇跡が起きるとき
通常通り仕事をしているつもりだった。
ありえない凡ミス連発の月曜になってしまって、思ったよりダメージ受けてた自分に落ち込む。
正月明けてから禁酒していたのに帰り道たくさんお酒を買い込んで、帰ってきてからお酒を飲みながらYouTubeで美少年のパフォーマンス動画を見漁っていた。
奇跡が起きるときを再生して、Beautiful Loveを見始めたあたりで勝手に涙が流れてきてもうダメだった。
歌詞が泣かせにきている。
こんなの、デビューコンサートで聴いて違う涙を流したかったよ。
『たとえ今日が最後だとしても
諦めたくはないんだ 君だってそうでしょ
無理だと言われたとしても
がむしゃらに走り続ける
奇跡が起きるとき キラリと光る星に
願いを込めたあの日を思い出すよ』
ついぞ奇跡は起きなかった。
語弊があるかもしれない。
誰がなんと言おうと実力が確かにあった。
奇跡ってなんだよって考えると歌詞の文脈からしたらきっとデビューのことなんだろうと安直に繋げてしまうけど。
私の中での奇跡はもう起きていて、クサいことを言うけど美 少年というグループができたこと、そこから金指一世が加入してくれたこと これが奇跡だと思う。
私の大好きなSing itでも「奇跡」という歌詞が出てくるけど、奇跡が起こるよ って歌ってくれているあなた達がステージに立っていて私がそれを見て色んなことを感じている それが奇跡だと思うんだよ。コズメロでもそう言ってるし。
ただ美少年としてデビューすることはできなかった。
その残酷な事実とキラキラと画面越しに輝く彼等のコントラストに、一般人のいちオタクは涙を流すことしかできなかった。
奇跡が必然になったとき、もうあり得ない未来が起こりえたなら。
そんなことを考えながら、大量に買い込んだお酒を飲み干してしまった。
パフォーマンス動画が上がった当時のことを思い出しながら声を殺して泣いた。
どれだけ美 少年が私の中で大きな存在だったか、
赤の他人の彼等がこれだけ私の生きる糧となっていたのか思い知った。
今まで当たり前だった6人の美少年が今では奇跡になってしまったこと。
未来の彼等と彼等のオタクが幸せであることを願ってやまない。