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メイクは魔法


人並みにメイクやコスメは好きな方だ。
メイクする前の顔も個人的には悪くないが、した後の顔はもっと好きだ。
私の中でメイクは自分を好きになれる数少ない機会なのだ。

バイトに行く日は大抵時間がないので、どれだけ早くメイクができるか自分との闘いである。実はこのタイムアタックを楽しんでいる自分がいる。
ポイントはアイメイクでこだわりすぎないこと。
ひとつ気になり始めるとキリがない。そうして出来上がった顔面はあまり満足のいく仕上がりではないがここは妥協する。

時間がある日は丁寧にメイクができる。
クリオの8色ラメパレットでどれを使おうか悩む時間が1番好きだ。とても贅沢な時間だと思う。
散々悩んで結局いつも使う大きいラメを取り、二重の線に被らないように黒目の上へチップでおいていく。
最近はラメにハマっていて、上瞼だけでは飽き足らず、涙袋のキワのキワにロムアンドのグリッターをのせる。
キラキラしてるだけなのに、とても幸せな気分になれるのだ。

そうして満足のいく仕上がりになったら街へ出かける。サークル活動だったり買い物だったり卒業制作のための登校だったりと様々だが、自分の顔面に満足していると自然と前向きな気持ちになれる。ちょっとクサいが、魔法みたいだなと思う。

小さい頃憧れていたプリキュアやおジャ魔女どれみ、セーラームーンのようにキラキラの女の子になれたんじゃないか なんて錯覚もしてしまう。

この前は白いブーツをおろした。ブーツに慣れなくてめちゃくちゃ靴擦れしたが可愛かったからなんでもいい。
コツコツとヒールの音を鳴らしながら歩くと背筋がしゃんと伸びてイイ女になったような気分になる。

髪もうまく巻けたら最高で、私が1番可愛い女だと思い込める。
事実そうではない(だって橋本環奈ちゃんや佐藤ノアちゃんの方が万倍かわいいし…)が、そう思い込ませてくれる化粧だったりヘアメイクだったりファッションは最強だ。

これからも自分を好きでいたいから、中身はもちろんだけど外見も好きでいられるような自分を目指していこうと日々思う。

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