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秋葉原カルチャーにしがみついて

物心ついたあたりからアニメゲームのオタクだった。

幼少期から秋葉原への憧れが強かった。
当時の秋葉原は、純粋に電気とサブカルチャーの街で私の目に映るものはキラキラして見えていた。目に映ると言っても地方に住んでいたから、テレビや動画の映像や写真だけなのだが。

電車男やシュタインズゲート、ラブライブ!、デンキ街の本屋さん……などなど
小中高時代は、まだ見ぬ秋葉原をアニメを通して見ることで憧れは強まるばかりだった(ラインナップが古めなのは許してください)

大学生になり、それなりに自由な時間ができてアルバイトで得たお金も増えた。
余談だが、アルバイトはもちろん秋葉原系の結構有名な所で働いていた。(前note参照)

そして秋葉原に行こう!と思い立ち、「行くこと」を目的に、秋葉原に大学1年生の秋行くことにした。

やっすい夜行バスに揺られて着いたのは新宿駅。
新宿が豪雨じゃなかったことに安心して、山手線に乗り目的地の秋葉原へ向かった。

秋葉原に着くや否やとにかく人、人、人。
大学進学を機に移り住んだ街も、人が多いなあと思っていたが比べ物にならないくらいの人。
新宿に着いた時は早朝だったからかあまり人がいなかったため圧倒された。
とりあえず目的の秋葉原についた。東京について早々目的は達成されたのだ。
目的を失ったため街を散策することにした。

駅を出てすぐにあるラジオ会館。
ここがシュタインズゲート始まりの場所…。人工衛星はなかった。まゆしぃいるかな〜?などキモオタ全開で足を踏み入れた。
様々なオタク系テナントが入っているごちゃごちゃとした居心地の良さ。これこれ、これだよ。
PCのパーツが売っているのを初めて見た。正直アルバイトを始めてからパソコンの基礎を学んだから何が何やらだったけどとにかく感動したのを覚えている。田舎っぺだからなんでも感動してた。笑。
あとは私の愛するゲームセンターCXのグッズコーナーを見つけて歓喜していた。

あとはドールのお店、ボークス。
以下ドールの画像になるので苦手な方は注意してほしい。

可愛い。シェリルとランカ。
他にもアイマスの子やらアニメの子やらいた。
店内ここのコーナーは撮影可なのでご安心を。
DD(ドルフィードリーム)ミュージアム。圧巻だった。また感動。
おうちのスペースやお金の関係で未だに手を出していない(というか沼にハマったらマジでやばそうなので)が生のドールは本当にマジヤバ可愛かった。
ミュージアムを見れただけでもう満足である。
ここらへんでラジオ会館を後にした。

外に出るとずらっと立ち並ぶビルたち。そのどれも広告はアニメやゲームなどなど。
普通にアダルトゲームの広告がデカデカと出てるのも秋葉原って感じがした。
ちらっと自分が当時働いていた会社の秋葉原店にお邪魔したが若干の居心地の悪さを感じてすぐに出た。せっかくの休みで旅行中なのだからあまりアルバイトのことは思い出したくない。

その後はもう何年も前のことなのでうろ覚えなのだが、チロルチョコショップの専門店や当時ハマっていたブラック・ジャック(なぜ)のグッズを買いに取扱店で買い物をするなど楽しんだ。
未だに後悔しているのが、「@ほぉ〜むカフェ」に行かなかったこと。(名前かわった?調べたら あっとほぉーむカフェになってた)
@ほぉ〜むカフェとは察しの良い人なら分かるかもしれないが、メイド喫茶である。老舗のメイドカフェで、今よくあるコンカフェのような一対一の接待などではなく純粋にメイドさんが働く姿を見ながら食事をする所である。
メイドさんの質も高く、研修もしっかりあり、そもそもメイドさんとして働くのもかなり難しいといわれるお店なのだ。
が、私は目的を決めず秋葉原に行ったため、下調べが全くできておらず行くことができなかった。
悔しい。
あとは池袋の乙女ロードには行かなかった。あまり女性向け方面に詳しくなかったためである。

とにかく、幼少期から夢見た秋葉原をこの目で見ることができた。地方民の1日。濃かった。
途中歯がないおじさんに話しかけられて(当時はコロナなど無かった世界だったから歯がないのが分かった)写真撮らせて!って言われたけど笑いながら逃げた。
田舎者臭とトロかったから目をつけられたのだろう。かなりインパクト強めのおっさんでなかなか面白かった。

秋葉原カルチャーに触れたくて始めたバイトを辞めたけど、また新しく始めるバイトも秋葉原カルチャー寄りだ。
やっぱり離れたくないのだと思う。
お客さんは個性強めでたまにイラっとすることもあるけど面白いから良い。飽きない。
あとはやっぱり好きなものに触れられる仕事が好きなんだと思う。
ということで秋葉原カルチャーにしがみついて、
完。

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