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失敗する才能

僕には、できることが沢山ある。
だけど、成功したという記憶がない。

僕には失敗の才能があるからだ。

テストで学年2位になったことがある。
僕は、1位ではないなと思った。
悔しく感じたので、そんなことを素直に発言したものだから、周囲には嫌味と思われ、自他共に良いことが無い。

まぁ、向上心と言えなくはないけど、そんな僕が仮に1位をとっていたら成功と思えたのか?
おそらく、自分に何かしらの難癖をつけて、認めてはあげないのだろう。

一事が万事、僕はいつもそう。
目の前の成功には関心を示さず、成功を目指している。
つまり、成功を失敗に改ざんしているのだ。
しかも、その改ざんされた失敗は、また新たな仲間、失敗くん2号を連れてくる。

失敗の才能は、能力の低さじゃない。
まして、運命なんかじゃない。

世間が栗だと言おうが、僕がウニだと思い込めばそれは(僕の脳内において)間違いなくウニだ。

そんな、真実を生み出せる才能は、まるで神じゃないか。「思い込む」って、めちゃくちゃ凄い能力。
薫くん、それ逆に使いませんか?

これは、ウニじゃなくて栗なんだ!

…ん?なんか違う?
(僕はどっちも好きです🤤)


栗ご飯にするか、ウニ丼にするか…?

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