水言葉 〜コトバの密度〜
えーと、あの、まぁ大したことない話かもしれないけれど、いちおう言ってみようと思うんだけど、実はこれは◯◯さんから聞いた情報で、ただのウワサの可能性もあるんだけど、あ、◯◯さんっていうのはね、、、
説明のため
誤解させないため
ハードルを下げるため
思いつくまま話しているため
理由はいろいろあるけれど、
だらだらと長い話は聞いてられない。
聞く側の身にもなれよと。
水に氷を入れると
水よりも密度が低いから
氷はぷかぷか浮かんでくる
話の体積が大きいと
相対的に中身が軽くなって
浮いてしまうんだね
言葉の重みって難しい。
言葉数を削りつつ、より豊かに伝えたい
要点を絞ったつもりで
「凄かった」みたいな
漠然とした表現になったり
ぎゅうぎゅうに詰め込むと
「余白」が無さすぎて
読む気力が失せたりする
いちばん気持ち良く伝わる
『言葉の密度』を探さなきゃいけない。
水に浮かぶでもなく 沈むでもなく
もっと頭を溶かして 同化できる様に
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水水水水水水水水水水
水水水水言葉水水水水
水水水水水水水水水水
こんな感じで!
(言葉で伝えろや)
…密度の薄いボケでした。
水に流してくださいませ…
よく、美味しいお酒を
「水のように飲めちゃう」
と言いますけれども
洗練された言葉は、きっと
「当然のように伝わっちゃう」
のだろうな、というお話でした。
流れるような 染み入るような
「水のような言葉」が
湧き出る作家になりたいな!