
【SUNO】セリフ(ナレーション)パートのためのプロンプト/恋愛音痴のオルフェウス
ボカロといえば『カタコト』
そんな時代はもう古い!
もはや人間かどうか区別がつかないときさえある(バリバリカタコトの場合も勿論ある)のがSUNO。
しかも、お好みのボーカルの特性を保存しておけるペルソナ機能まで実装され、こうなったらもはや…
『アレ』をやるしかあるまい!
アレとはつまり、記事タイトルにもある
『台詞(セリフ)、ナレーション、語り』
歌の途中で、喋りを入れてみよう!
そんな訳で、先日公開したこちらの詩↓
で実験してみました。
結論先に言えば ✨セリフは可能です✨
調べてみてもセリフにあたるプロンプトは見つからなかったのですが、だったら作ればいいじゃない。
↓このプロンプトで、80%くらいの確率でセリフパートと認識してもらえました。良かったら試してみてください!^^
[Voice(Narration)]
ただ、ここから少し工夫が必要で、思いついたままの言葉だと、先述の『ボカロらしいカタコト感』が目立ってくるのではないかと思います。
語りとなると、曲のときには誤魔化せていた、日本人ですら怪しい『イントネーション』が浮き彫りになるからです。
通常、同じ歌詞でもクリエイトする度に解釈を変えてくれるSUNO AIですが、日本語のイントネーションについては『誤ったアクセントなのに、それを正しいと思いこんでいる』単語が沢山あるイメージ。
僕はこれを『苦手な単語』と捉えていますが、上手く発音されるセリフと、何度やってもカタコトにしかならない単語があります。
なので、まずは何度か歌わせてみて、どうしても上手くいかない単語は諦めて、他の言葉に置き換えていく、という作業をしてやると、だんだん違和感のないセリフになって来ます。
この詩の実例、ビフォーアフターはこちら↓
伝えたい意味は同じですが、歌詞としてはかなり変更していることが分かると思います。
【当初のセリフパート】
ずっと飽きが来ないことを願っている。
(ずっと、飽き、願っている、に違和感)
私も好きだと伝えたら、
(好きだ、が微妙なので、認識しやすいようにカッコで区切って「私も大好き」としてみる)
きっとあなたは醒めてしまうわ。
(さめて、がどうしても変なので諦め)
素直になったらおしまいだなんて、
(すなお、が100%カタコト)
まるで神話のオルフェウス。
(しんわ、が全然言えない。むしろ読めない)
いつまでも隠し続けてみせるわ。
ワガママばかり、ごめんなさい。
(SUNOは英語の方が上手なので、英文の謝罪に変更。むしろカッコよくなった!)
失いたくないのは、本当は私なの!
(本当は、も、ホント、も苦手そう)
↓(修正)
【完成版】
[Voice(Narration)]
このままアキが来ないでほしい。
「私も大好き」とか伝えたら、
きっとあなたは、消えてしまう。
振り向くことができない
『オルフェウスのタテゴト』
I'm sorry for always leaning on you.
失いたくないのは、私なの!
めっちゃ変わってるやん。
そうなんですよね、
発音がうまくいかない単語はかなり多い
印象です。
・ガラッと言葉を変えてみるとか
・行数、文字数を減らしてみるとか
・いっそ英語にしてしまうとか
調整しなくてはなりません。
どの程度で妥協するかではありますが、
セリフもできるっちゃあできるが、
それなりの根気とクレジットが必要
という感想です。
ちなみに今回完成したセリフパートは、
↓の1:03あたりに入っています。
作って、歌詞を直して、50回くらいでしょうか。
(この辺は運の部分が強いですが)
歌わせるハズのペルソナで全然上手くいかなかったところを、気まぐれに別のペルソナで作ってみたら1発OKとなりました笑
ペルソナとの相性もあるんかなー…
今回のプロンプトは↓こちらに追記しておきます
長文お読み頂きありがとうございました😊