僕のゴルフ好きは、デジタル社会が産み出した『未来』だ
デジタル社会だから、スポーツ好きになった。
運動が、ゲームになった。
僕は運動が好きではありませんでした。
興味はあって、楽しいとも思うけれど、
だんだん嫌いになっていく。
だって、理不尽なことが多すぎる!
野球、サッカー、バスケ、テニス、水泳…
小さい頃からいろいろやってみたのだけれど、
どれも全然続かない。
きっと、僕は運動が嫌いなのだろうな。
地道な努力が嫌いなのだろうな。
…と。
思っていたのですけれども。
最近急に、ゴルフにどハマり。
毎日練習して、夏は汗だく。
シャツを絞れるなんて、漫画じゃないか…
でも、本当はもっと練習したい!
へろへろだけど、まだやりたい!
こんな話をしたら、
家族の誰もが驚いていました。
いや、僕自身も驚きなんです。
僕は自他共に認めるサボリ魔なのですから。
ゴルフは知的な個人競技だから好きになった
という部分もあるでしょうが、
それでも多分、10年前ならハマらなかった。
どっぷりハマったのは、
今が『デジタル社会』だからに違いないのです。
僕がスポーツを嫌っていた最大の理由は、
とにかく『理不尽』が多過ぎたからだ。
先輩に教わるのではなく、見て盗め。
とにかく走れ。うさぎ跳びをしろ。
声を出せ。水を飲むな。気合いを入れろ。
素振り1000回。
素振りの仕方なんて教えてくれない。
スイングチェックなんてされない。
上手くいかないのは努力が足りないから。
…とゆーか、先生も先輩も、
ろくに理論なんて知りやしない。
(そして、パシリとか暴力とか…)
それでも、言うことを聞くしかなかった。
だって、他にすがるモノがない。
なけなしのお小遣いで野球の参考書のようなモノを買ってみたけれど、変化球の投げ方を文字で説明されたって分かる訳ない!体験談や経験則なんて、要するに「泣き言を言わずにひたすら頑張れ」みたいな内容しか書いてない!
とはいえ、常識とはつまり多数派のこと。
当時はそれが当たり前で、
文句を言う奴が根性ナシ。
だから、僕にとっての公式は
スポーツ = 理不尽 だ。
やってられるかぁー! ( ゚д゚)
という訳で、
とっても理論的な
『ゲーム』が趣味になっていく。
さて、時代は進化して2023年。
僕はふと、ゴルフを始めた。
スイングの方法なんて知るハズもないが、
ネットで検索すれば世界中に先生がいて、
YouTubeという動く参考書があって、
何の為に何をすれば良いのか、
明確な理論までも教えてくれる。
自分の飛距離が知りたいと思えば、
手軽に計測器が入手できるし、
無料アプリで統計もとれる。
自分のスイングが見たければ、
スマホで撮影できるし、
スイングを解析できるアプリもある。
…もはや、練習と言うよりもゲームだ。
1球1球が楽しすぎる。
努力、という言葉をネガティブに捉えれば、
やりたくないことを我慢してやることだ。
だから、僕にとって練習は、努力じゃない。
意味の分からぬ反復練習は大嫌いだけど
目的も方法もハッキリすればゲームに変わる。
攻略本を見ながら、あーでもないこーでもない
ボスを倒すまでの過程すべてがゲームだ。
練習場は、でっかい体験型ゲームの訓練場だ。
そして本番。
ラウンド(実際にゴルフ場でプレーすること)に行けばカートに乗って、GPSでコースのマップが見られて、カップまであと何ヤードなのかも分かる。
僕は戦略を練って、ボールをショット!
今まで、ただの山歩きだと思っていた場所は、広大なプレイフィールドになった。
自分のスコアをアプリに保存して、最近のプレイ傾向を分析できるし、写真や記事をSNSにアップして思い出として残せる。ハイスコアの自慢も出来る!
今も昔も、ゴルフのルールはさほど変わらない。
だけど、今のゴルフだから、僕はハマった。
僕にとってデジタル社会は、
顔も知らないがその諸々の開発者の方々は、
僕の人生に趣味を増やしてくれた恩人だ。
進化するデジタル社会は、
常識を変えてくれる。
その恩恵は、
難しい研究や企業へのみならず
僕にとってのゴルフとの出会いのように
小さくて大きな価値を無数に生み出して
僕にとってのゴルフとの出会いのように
諦めた人生の一部を成功へと改変させ
もっともっと楽しくなりそう!
そんな、
『未来を信じるチカラ』
をくれる世界だ!