お化粧の入口が天然のものであってほしいわけ
お化粧への興味の始まりって、
お母さんと同じように
口紅やリップを塗ってみたい!
というところから
という子供さんも多いと思います。
興味のあることは
どんどんさせてあげたいし、
可愛くしたい、
おしゃれをしたい、という気持ちも
大切にしてあげたいですよね。
でも、
リップは粘膜に塗るものだからこそ、
実は最も気を使って選びたい
コスメの一つと言えます。
よく言われるのが、
「女の人は一生に、少なくとも5〜10本、
多ければ30本以上の口紅を食べている」
ということ。
「口紅が落ちた」というのは、
実は「口の中に溶けていった」
という部分が多いのですね。
また、粘膜はとても薄く、
口紅に使われている合成成分は
皮膚から血液に入りやすく
体に蓄積されやすくなります。
ではなぜそんな大事な口紅に
合成成分でできたものが多いのでしょう。
今日は
おやこコスメキッチン第1回でお話ししたひとつ、
口紅に欠かせない「色」について、
そして
口紅はどんな天然成分で作れるのか、
をお伝えします。
天然の色と合成の色
一つは色の問題です。
今はどんな色でも簡単に
手に入れることができますが
昔は鉱石や植物や貝などから色を作っていたので
作るのが大変で手に入らないなど貴重な色もありました。
例えば日本の「紫」は希少な色で
高貴な人しか使うことを許されていなかったり、
絵画に使う「青」は
金より高価とされる「ラピスラズリ」を使っていて、
その色を使いたいために破産する芸術家も
いるほどだったんですね。
なので、
科学の進歩により
どんな色でも作ることができるようになり
私たちが今、どんな色でも使えることは、
合成成分の問題はあっても、
とてもありがたく幸せなことでもあるのです。
自分の心地よさで選ぶということ
どんなことでも
見る方向が変われば、
素敵なことにもなるし
困ったことにもなります。
これが正しい、
これは間違っている、
ということではなく、
色んな方向から物事を見て
自分のその時に心地いいと感じることを
選ぶことができるようになるための
心の種を蒔いていけたらいいなと
考えています♡
自然のものからできているコスメは、
私たちにも、地球にも優しいんだよ、
ということを、
色んな原料から色水を作ってみたり
という実験もしながら
おはなししていった1回目の実習は
子供たち憧れの
色付きリップクリームです。
みんなキラキラした目で作ってくれました!
天然のものだけで作ったリップだったら
口に入っても安心なので、
「好きに使っていいよ!」と
言ってあげられるのがいいですね♡
天然のものだけでつくる口紅
材料
油分
・ホホバオイル
・ココナッツオイル
・ひましオイル
など肌質や質感の好みのもの
固めるためのロウ
・ミツロウ
・キャンデリラロウ
・カルナウバロウ
など季節(気温)や好みの硬さに合わせて
色材
鉱石の色を混ぜ合わせた
カラフルな色合いの色材
作り方
オイルでロウを溶かし、
色材を入れて固める
▲注意!▲
天然成分だけで作るコスメでも、アレルギーなどの症状が出る場合があります。必ずパッチテストをしてから使ってください。
このレシピを見て作られる場合でも、全て作られる方の自己責任となります。
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