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8叉クラッチ超精巧芯ホルダー

ワンチャンこれ芯ホルダーの最高峰なんじゃないかって思う。書き心地に関しては。

スペック

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Renta製芯ホルダーZeichnerの大きな特徴は言うまでもなく8又クラッチだ。
しかも1.17~2mm芯専用というオーバースペック。
8又と言えばCARAND'ACHEのFixpenxil44、KOHINOOR 48とかも挙げられるが、前者は3.8mm、後者は5.6mm専用である。
4又ですら3.15mm専用が主であるというのに、2mmをホールドするのにここまでする必要があるかと言われれば、無論無いのである。
やはりこれはロマンなのだ。
だが、8又だからこそ得れる他には無い安定感は圧倒的だ。

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グリップは6角を丸く削られた形となっている。
実はここはマイナーチェンジがあって、後期のモデルは削られていない六角となっている。
エボナイト製であるため、しっとりとグリップ力もある感じだ。
ただそれ故か若干変な匂いがする。
ゴーヤと自転車のゴムみたいな匂いだ。
真鍮ほどには匂いはしないが。

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ノック部分もこだわりを感じる。
本当は窪みの所にゴムが付いていたのだが、取れてしまったようだ。
ノック感は2mmだと若干固さが気になる人もいるかもしれない。
私はあまり気にならないけども。

マイナーチェンジ

Zeichnerは私の知る限りでは3回のマイナーチェンジがあった。
1955年から画像のような初期型が販売され、1950年代後半から1960年代にかけてノック部が変わった中期型、そしてグリップが6角になった後期型。
いや、もしかしたらマイナーチェンジではなく中期と後期は別モデルとして売り出されていたのかもしれない。時期が被っているのだ。
エンジニア専用として売り出された芯ホルダーということで、エンジニアの卵の私には適しているかもしれない。
いや、手書きで製図なんてしないんだけどもね。

まとめ

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8又なんて44くらいしか知らなかったから、これを教えてもらった時はそれはもう驚いた。
しかも、まさかの2mm専用だとは思いにもよらなかったり。
私が手にした芯ホルダーで一番作りの良い芯ホルダーかもしれない。
つまるところ、今回が芯ホルダーピークなのかもしれない。
まあでもまたなんか見つけたら書くかも。いや、書かないかも。分からん。

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