インド放浪記#1 旅の始まり
大学3年生の時に大きなことに挑戦したいと思い、インドへ1か月ほど1人旅をしました。今はコロナでなかなか難しいですが、異国の匂いや旅の魅力、さらに人と関わることで得た大切な人生観等を共有したいと思い、当時付けていた日記をそのまま掲載します。
2020/02/20 17:05 インド上空機内
機内では映画を2本見て後は寝た。
隣はやけにお菓子をぼりぼり食べる日本人のおじさん。
あまり意識していないけど人生初の1人海外で何故か浮足立っている。
不安なのか、期待なのか。
けれど今回の旅は、日本縦断の時とは違ってあまり力を入れすぎないでのんびり行こうと思う。
まずはインドの首都、デリーへ。
そこから先は行き先も何も決めていない。
今回の旅は「観光」をするのではない。
「人」を巡る。気の向くままに旅をしよう。
入国カードの書き方わからん。
そして長時間飛行機で移動するときは絶対に通路側がいい。
トイレに行くときめんどくさ、、、、
2020/2/21 20:57 サンタナゲストハウス2階
インドへ来る旅人は高学歴が多いのか?東大、京大、医大生。
そして皆何かしら強い志を持っている。
ここでは時間がゆっくり流れていく。
今日は明日のバラナシ行のチケットを買い、異国の価値観に戸惑いつつもメインバザールを練り歩いた。
旅仲間もできた。
情報収集もできた。
さあ、コルカタまで行こう。
この先にはどんな価値観や人が待っているのだろう。
「頭の中に描く地図の大きさで、その人の人生が決まる」
2020/2/22 11:54 サンタナゲストハウス屋上
朝起きて、街を歩いて、宿でゆっくり時間を過ごす。
自分は非日常を求めて旅をしている。
旅をしながら仕事をするというのは「旅」という事象を「日常」にするという事。
そのスタイルには自分の旅の目的があっていない気がする。
今日はSUBWAYを食べた。
今のところ腹は壊していない。
2020/2/22 16:10 サンタナゲストハウス4階
宿で仲良くなった京大の大学院生とGBロードへ。
1階は普通の電気屋、3階から女の人がこっちに向かって手招いていた。
よくブログで見かけるNo.64の入り口はピンク色でいかにもって感じだ。
GBロードにはそこで働くしかない女性がカーストの名残で連れ去られたりしてそこにいるらしいが、上の窓から見えた女性は笑顔で手を振っていた。
彼女らはその環境を受け入れているのだろうか。
不気味な雰囲気に気押されて帰路へ着いた。
宿へ帰ってチキンライスを食べた。
まだ腹は壊していない。
写真:旅人の集まるニューデリーメインバザール