インド放浪記#6 コルカタにて
大学3年生の時に大きなことに挑戦したいと思い、インドへ1か月ほど1人旅をしました。今はコロナでなかなか難しいですが、異国の匂いや旅の魅力、さらに人と関わることで得た大切な人生観等を共有したいと思い、当時付けていた日記をそのまま掲載します。
2020/3/1 8:24 サンタナコルカタ
昨日は着いて、ハウラー駅でインド人に起こしてもらい、三段目からジャンプして着地に失敗した。
プリペイドタクシー155₨でコルカタでの宿、サンタナコルカタへ着いた。
朝早すぎたのでチェックインできず、1人で街を歩いた。
今までバラナシ・ブッダガヤとスピリチュアルなところばかり行っていたから、急に都会でびっくりしている。
この街は特にイギリス植民地時代の名残が街並みに残っており、西洋の建築物がちらほら見られる。(建築学生なのでこれらがゴシック様式であることもわかるのである。笑)
ヴィクトリア大聖堂を見に行き、ドミノピザを食べ、宿に戻るとちょうど12時お昼時。
部屋に入り、シャワーを浴び、寝ようと思い横になるが寝れる気配がなく、クエストモールまで行ってみることにした。
クエストモールは台湾でも見たような、超高級ショッピングモール。
しかしその前には物乞いがたくさんいて、アンバランスな感じ。
後から聞いた話によると、ちょっとセクシーな店があるらしい。
行きそびれた、ちくしょう、、、
昨日の夜は雷が鳴って雨が降った。(と思う)(降ってなかった。)
???
今日はバラナシで仲良くなって、コルカタで再開したS君とカーリー寺院へ行ってみる。
まだキッチンには誰もいない。
朝食はいつ出てくるのだろう。
写真:コルカタクエストモール付近
2020/3/3 14:00 サンタナコルカタ
午前はS君とカーリー寺院へ行ってきた。
初UBER。
カーリー寺院では変な男に観覧料といって100₨とられた。
カーリー寺院では、カーリー(羊の神様)に捧げるために羊を生贄にする儀式を見た。
その場で首を切られる羊は足を持たれて自由を奪われた瞬間から泣き叫んでいた。
彼らも死を悟ったのだろうか。
そんな彼らと目を合わせないようにする2人。
首を切られた後の羊の体は、1~2分ずっと動き続けていた。
これはトラウマである。
食欲を無くし、サダルストリートへ。
ださいTシャツを買う。(なんで買った???)
1万円⇒6500₨とレートがいい。
写真:コルカタには有名ガイドがいるらしい
2020/3/3 15:35 クエストモール
見た目は普通のマッサージ屋、中も普通のマッサージ屋、しかし、、、
という噂を聞いて「Thai Spa」へやってきた。
、、、、、、、、、
店を出てあまりの可笑しさに笑いが止まらない。
モールの警備員に注意をされる。
どこの国でも都会には煩悩が溢れてるな。
煩悩に溢れてるのは俺か。
写真:今の話は無かったことにしてください。
2020/3/3 20:06 サンタナコルカタ
今日は沢山の人が宿を出ていく。
ドミに泊まっているのは3人だけだ。
コルカタではやけにコロナ、コロナ、と言われる。
別に相手にしなければいいのだが、まさか自分がそのような人種差別の対象となるとは思ってもいなかった。
S君はマザーハウスのボランティア中にも言われたらしい。
正直、マザーハウスでの経験は貴重なものだろうけれど、あまり行きたくない。
別に行きたくないなら行かなければ良いじゃないか。
これは自分の旅である。
自分のしたいように描いていこう。
例え「やらない」という事でも、それが自分の旅の色である。
「やらなきゃいけない」なんてことは自分の旅の中にはない。
写真:結局参加しなかったマザーハウス
2020/3/5 10:34 サンタナコルカタ
まずは昨日のことを書く。
昨日は当てもなく街を歩き、サンタナの情報ノートで見たプラネタリウムへ。
すぐに始まったのだが、ヒンディー語だったので理解不能。
しかし100₨のクオリティーとは思えないほどで、中も冷房が利いていてインドじゃないみたいだった。
そのちかくにあるナントカ大聖堂を見ようとするもスルーしてしまう。
戻る気にもなれず、木々の間から塔が見えたので
「よし、見た。」
という事にしてその場を去る。
これでいいのだ。
ニューマーケットをふらふら歩き、宿へ帰った。
後は夜食を買いに行くぐらいだ。
意外と疲れていて気が付いたら昼寝をしていた。
そして今日はコルカタ空港へ行き、国内線に乗ってデリーへ。
旅の出発地点である。
写真:コルカタにあるプラネタリウム
2020/3/5 11:27 サンタナコルカタ
さあ、空港へ向かおう。
ガンジス川沿いの王道ルート旅ももうそろそろ終わりが近づいている。
でもまだ日本には帰らない。
デリーでとあるイベント参加に向けて準備をしていく。
2020/3/5 13:45 コルカタ空港18ゲート前
無事UBERを使うことが出来、空港に着いた。
チェックイン、荷物チェック(かなり適当)を済ませた。
ただ一つの誤算は腹が減りすぎてKFCを食べてしまったこと。
さあ、デリーへ戻ってイベントに向けて仲間を集めよう。
写真:天井に無数の文字が書かれたコルカタ空港
ちなみにこの空港の正式名称は
「ネータージー・スバース・チャンドラ・ボース国際空港」
らしい。