「女系家族」簡単映画レビュー
プロフィール
「女系家族」
1963年 大映映画 1時間50分
監督 三隅研次
出演 若尾文子, 高田美和, 鳳八千代
ジャンル ドラマ
アマゾンのリンク
リンクはこちら
著作権回避 イメージ写真
こういう風にイメージしました。
映画のジャンル
関西の商人、遺産相続もの
最後まで見たか?
見ました。素晴らしい。
ビックリしたか? 驚いたか?
ネタバレになるからいいませんが、最後の方でビックリします。と言っちゃったらビックリしにくいか?
もう一度見たいか?
見たいです。
ところでこの映画はあの「白い巨塔」の山崎豊子原作で、ドラマにもなり、何度か映画化されているらしいです。またそちらも見てみます。
一緒に見て困る人はいるか?
一部に、妊婦を虐待するシーンがあり、割とリアルである。
特筆すべき男優、女優はいますか?
歌舞伎役者の中村鴈治郎。人間国宝。今回初めて調べましたが、大映映画では悉く重要な役どころを演じ、その淡々とした演技を味わうだけでも贅沢な映画。番頭を演じる濃い顔したおっさんです。
そして、京マチ子。映画の途中で、三越の?ライオンの像がちらっと映されているが、正に京マチ子は美しい鬣のライオンのようであり、戦艦であり、重戦車である。
ところが、その京マチ子がよろっとしてしまうのが田宮二郎。
いつものイケイケの演技が見れないと思っていると、流石大映映画の花形女優若尾文子が(おっとネタバレ)。これだけ揃えば、最初からワクワクし、また、実際に期待を裏切らない、いい映画です。
印象に残るシーンは?
上記、妊婦虐待シーンは確かにこの映画において少し嫌なシーンではありますが、その虐待される人の威力の素晴らしさが、この映画の命です。凛として、揺るぎがありません。
監督については?
三隅研次、これからレビューしようと考えている「大菩薩峠」「釈迦」「大魔神シリーズ」(大魔神は仏教の仏様です。)「座頭市シリーズ」「眠狂四郎シリーズ」などなど、大映の素晴らしい映画を数多く生み出し、その映画の根底に仏教を感じるところは、他の監督の比ではありません。
妾腹の子(だからどうしたなのですが、当時としては...)として生まれ、戦争では、シベリアでの抑留生活、これだけの作品を生み出しながら54歳で肝臓がんで急逝。勝新太郎と飲みすぎたのだろうか?私と同じ歳。
南無観世音菩薩!!!!!
仏教的にはどうか?
上の質問で全部書いちゃいました。ただ、突然の当主の死が、この女系家族の欲望に火を点け、そして最終的には、静かに収束して元の鞘に戻っていくところ。悟ったというか、特に、京マチ子の演技において、それは顕著でした。
これ以上言う事は?(ここは、思い入れがある場合に書く。長文注意)
ありません。
点数(10点満点)
8点
合掌
この映画レビューのポリシー
①ネタバレ無
②簡単に、見るべきか見ぬべきかが分かる。(人生を有意義に過ごす)
③悪口はかかない。(不満を臭わせるのは良しとする。)
④長文は書かない。
⑤好き嫌いせず色々なジャンルや国の映画を見る。
⑥映画のサイトから写真を持ってこず、自分でCANVAでイメージを作り、その映画の印象のままに、表示する。(折角、買ったので。)
「私は仏教徒ですキャンペーン」のバナーです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?