簪が挿しやすい髪質
ハリとコシのある髪質だと、簪だけでアップスタイルにしやすい。
反対にかなりのサラサラヘアーだと、簪だけでまとめようとすると、すぐゆるんできてしまうのだ。
でも日本人の大半は、ハリとコシがある髪質だといわれている。
要するに日本人の髪質って、簪を使って留めるのに適しているのだった!
髪質は男女問わず、サラサラヘアーが良い思われる傾向が強いが、多少は癖毛であっても簪でヘアアレンジしてしまえば一気に素敵になるだろう。
私もコシが強い髪質をしているため、まとまり感や潤い感の強いサラサラヘアーにすることはちょっと難しいが、簪一本だけでしっかりとアップスタイルに出来る。
簪だけでアップにしたり、色々なアレンジをしたいと考えているのなら、程よくコシやハリのある髪をキープすることがおすすめ!
サラサラ感を出せるヘアオイルなどは使わずに、入浴後は普通に髪をタオルドライしたら、ドライヤーで乾かすだけで良い。
でもあまりにもボサボサだったり、クシャクシャとした状態の髪だと、簪でヘアセットしづらいだけではなく、アップスタイルの仕上がりも悪くなってしまう…。
そうならないためにも、髪をつげ櫛(ぐし)などの上質な木櫛で、ヘアセットする前によく梳(す)いておくべき。
すると髪質は変わらないけれど、綺麗に髪を整えたり、艶(つや)感を出すことが出来るもの。
実際に私も毎朝、上質なつげ櫛で梳いているため、寝起きのボサボサの髪もしっかり整えられるため、簪でアップスタイルにしたときも、充分にまとまり感が出る。
簪で留めやすい髪質を維持したいならば、ヘアケアには上質な木櫛を活用していこう!
ちなみに木櫛も定期的なお手入れが必要になってくるため、純正の椿油など自然由来のヘアオイルを用意しておくことも大切だ。
特に椿油を使い、木櫛に付けて優しく磨くなどしておくと、櫛の汚れも除去できるだけではなく、髪を梳いたときに椿油の成分でもっと艶感が出てくる。
あまりにもゴワゴワだったり、ボサボサになりがちなど、癖が強すぎる髪質でも、ヘアケア効果を得られやすい。
ヘアアイロンを使うと髪を傷めてしまうけれど、木櫛と自然由来のヘアオイルを活用すれば、見た目はもちろん、簪でまとめやすい髪質を保てるのだ。
私の場合は自然由来の香料が入った椿油を使用して、木櫛をお手入れしたり髪質を整えているけれど、体質や肌質によっては、椿油が合わない可能性もある。
そのため使うヘアオイルは慎重になって選ぼう!
純度の高い自然由来の他のヘアオイルを使うことも良いし、またヘアオイルとして売られているものでなくても、きちんとした純正なのであればオリーブオイルを使ってもOK!
自然由来のヘアオイルでケアした木櫛を使えば、艶々だけれどサラサラし過ぎていない、簪で留めやすい髪質になるだろう。
簪を使っていくには、髪質や艶をキープすることも大事なので、くれぐれも忘れないように!
楽しく簪も使いたいし、髪も美しくしたいもの!
簪が使いやすい髪質になっていけるからこそ、まだ試していないなら、上質な木櫛や椿油などに頼ってみてほしい。